経産相「原発一瞬ゼロに」 泊検査の5月6日以降
中日新聞 2012年4月15日 20時32分
枝野経済産業相は15日、徳島市で講演し、国内で唯一稼働している北海道電力泊原発3号機が5月5日に定期検査入りするのを受け、稼働中の原発が「5月6日から一瞬ゼロになる」と述べた。稼働する原発がゼロになるとの見通しを経産相が示したのは初めて。
関西電力大飯原発3、4号機の再稼働は、泊3号機の定期検査入りまでに間に合わないと判断したもようだ。
経産相は14日に大飯原発の地元の福井県を訪れ、西川県知事らに再稼働への同意を要請。しかし知事は関西圏の理解を得る必要性を主張。経産相は泊3号機の停止までの約3週間で、再稼働への調整を終えるのは困難と判断したとみられる。
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関連:大飯原発再稼働を「チーム仙谷」は決めた/北朝鮮のミサイル発射に国民の注意を向けさせ、その隙に 2012-04-13 | 地震/原発/政治
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自民・茂木氏 “経産相の原発発言にぶれ”
NHK NEWS WEB 4月15日 21時46分
自民党の茂木政務調査会長は広島県尾道市で講演し、福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開問題に関連して、今後の原発政策を巡る枝野経済産業大臣の発言がぶれているとして、地元や国民の納得が得られるか甚だ疑問だと批判しました。
この中で自民党の茂木政務調査会長は、「菅前総理大臣は『原発がゼロでもこの夏は乗り切れる。政府の議論は短期的で部分的で不十分だ』として、再稼働に疑念を挟んでいる。一方、野田総理大臣をはじめ、関係閣僚は再稼働は妥当だとしており、全く方向が逆で、民主党内はバラバラだ」と述べました。
そのうえで茂木氏は、「枝野経済産業大臣は、おととい国会で『原発依存ゼロを目標にする』と言っていたが、きのう福井県では『原発は今後も重要な電源だ』と言っている。担当大臣の発言がぶれて、本当に地元や国民の納得が得られるか、甚だ疑問だ」と述べました。また、茂木氏は消費税率引き上げ法案に関連して、自民党として財政再建や社会保障改革に対する基本的な考え方をまとめ、法案として今の国会に提出する方針を明らかにしました。
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菅直人 ブログ
2012-04-14
本末転倒
野田政権は大飯原発の再稼働を「妥当と判断した。その大きな理由として今年夏の電力不足への配慮が挙げられている。しかし、あらゆる努力をしても本当に電力が不足するのか。
昨年の夏も似たような論理で再稼働を求められたが、国民の理解を得て乗り切った。この1年で停止した原発も増えたが、同時に企業が自家発電などの自己防衛の努力も増えている。
地震に備えて、病院などの自家発電機を備えたり、スマートメーターを入れて、夜間電力を値下げしたり、家庭用蓄電池にエコポイントをつけて普及を促したりして、ピークカットは相当に可能。
電力会社とそこに融資している銀行などの経営上の観点から再稼働を促す動きがあるがこれは本末転倒だ。
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経産相「原発一瞬ゼロに」 泊検査の5月6日以降
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