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野田・小沢会談 輿石氏と三者三様の思惑が一致したため実現 週刊ポスト2012年6月8日号

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野田・小沢会談 輿石氏と三者三様の思惑が一致したため実現
NEWSポストセブン2012.05.28 07:00
 野田佳彦首相は、「政治生命を懸けて、命を懸ける」と消費増税法案の今国会成立を断言し、片や小沢一郎・民主党元代表は、「国民に負担をいただく前にやるべきことがある」と法案反対の姿勢を変えようとはしない。 消費税政局の行方を決める2人の直接会談が決まると、小沢嫌いで増税礼賛の大メディアは、「小沢切りのセレモニー」だと囃し立てたが、それだけなら会談が成立するはずはない。
 実は、会談に至る水面下では、野田首相が小沢氏に直接、電話を入れてサシでの会談を求めていた。それに対して、「小沢さんは、“われわれに話し合う余地があるのか”と取り合わなかった」(小沢側近)という。
「法案に賛成してほしい」
「それはできない」
 ――そう持論を述べあうだけでは、官邸側に都合のいい内容がメディアにリークされ、それこそ「決裂セレモニー」にされることを小沢氏はよくわかっている。
 それでも、小沢氏は最終的には仲介者の輿石東・幹事長が立ち会うことを条件に3者会談を受け入れた。“落としどころ”は見えているのか。
「総理はここにきて採決より政権延命に舵を切った。官邸では、『チーム野田』と呼ばれる補佐官たちが“代表選選対”をつくり、中間派議員の陳情の面倒を見るなど票集めに走っている。岡田克也・副総理や前原誠司・政調会長ら有力な代表候補は一体改革の責任者だから代表選の準備をする暇がない。無罪判決を受けた小沢氏も控訴で出馬は難しくなった。
 このまま強引に消費増税法案の採決に臨んで失敗すれば政権は終わる。総理も側近たちも、法案を土壇場で継続審議にして、9月の代表選で再選された後、採決に持ち込めば衆院の任期満了まで最長2年政権を保てるという欲が出てきた」(内閣官房の中堅官僚)
 継続審議なら、増税解散を阻止して首相交代に持ち込みたい小沢氏も受け入れ可能で、党分裂を避けたい輿石氏の国会戦略とも一致する。三者三様、思惑は違うものの、増税先送りで妥協する芽が出たことで会談の舞台が整ったわけである。
 野田首相が皮算用の通り政権延命できるほど情勢は容易でないにせよ、口では「増税に命を懸ける」とか、「ここで決断しなければ野田内閣の存在意義はありません」といいながら、国民に見せる姿勢と、見えないところでやっている裏工作が全く違うことが、この政権の本質なのだ。
※週刊ポスト2012年6月8日号
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特集ワイド:“剛腕”小沢一郎元代表、どう動く 6月上旬が最初のヤマ
毎日新聞 2012年05月18日 東京夕刊
 またまた小沢一郎・民主党元代表(69)の動向に、政界が神経をとがらせている。政治資金規正法違反事件の「1審無罪」で党員資格を回復、親小沢派には国政の主導権奪回への期待が高まり、反小沢派には警戒心が広がる。四半世紀にわたって国政を揺り動かしてきた剛腕は、再びどこへ向かう?【戸田栄】
 ◇消費増税…首相と妥協成立も
 ◇倒閣なら…細野豪志氏擁立も
 ◇解散なら…政界再編の可能性
 まず最大の政治課題である消費増税については、敢然と反対する小沢元代表と「政治生命を懸ける」と言い切る野田佳彦首相との歩み寄りは、もはや不可能と見える。
 「生活保護受給者が200万人を超える不況下で税を重くしたら、一体どうなるのか。天下り根絶や格差是正、無駄削減などの行財政改革をやってからじゃないと、増税などしちゃいけないんです」。小沢元代表側近の元参院議員、平野貞夫さん(76)が、小沢元代表の主張を代弁する。17日には消費増税を巡る実質審議が国会で始まった。野田首相が、今さら後には引けないと考えるのが常識だろう。
 だが、小沢元代表の動向を20年以上も追ってきたノンフィクションライターの塩田潮さん(65)は「そこは政治です。かなり難しいでしょうが、小沢元代表と野田首相の妥協成立が絶対にないかというと、そうでもない」との見方を示す。「実際、野田首相はかなり前から、小沢元代表への個人攻撃を控えている。消費増税について絶対反対ではないと踏んでいるんでしょう。小沢元代表が言っている行財政改革という“前提条件”の整備で落としどころを探れば、歩み寄りの可能性はある」とみる。
 振り返れば、竹下登内閣時代の官房副長官として消費税創設に尽力し、細川護熙内閣時代は国民福祉税導入を図ったのが小沢元代表だ。「本来は消費増税積極派」との評も根強い。消費税を14年4月に8%、15年10月に10%に上げる、というのが民主党のタイムテーブル。「つまり、かなり時間があるのです。増税の前提はその間にクリアすればいい。実施に間に合えば同じことだと野田首相が考えを変えれば、法案の今国会成立にこだわる必要はなくなります」。その場合、小沢元代表排除を求める自民党の協力を得るのは難しくなり、かえって法案成立の芽を摘みかねないリスクはあるが、政治が時に予想もしない展開を見せることは事実だろう。
 政界では、妥協の道筋をつけるキーマンとして輿石東・民主党幹事長の名前が挙がる。さらに日本新党時代からの野田首相の師匠格で、小沢元代表とも良好な関係にあるという細川元首相による仲介もささやかれている。
   ■
 小沢元代表の声を黙殺したまま野田首相が法案成立にひた走れば、どうなるのだろう。
 「小沢元代表は倒閣に動く。9月の民主党代表選で野田内閣を打倒する」というのが周辺が描く第1のシナリオだ。その場合、衆参合わせて100人を超える小沢グループが誰を擁立するかが焦点となる。民主党代表はイコール首相候補。党員に戻った小沢元代表自身の出馬は可能だが、政治資金規正法違反事件で検察官役の指定弁護士が控訴したため、「刑事被告人という立場のままではトップは無理」との声が大きい。
 「そりゃあ小沢グループの中には『無理だ』とばかなことを言う者もいるが、様子を見なければわからんよ。あの裁判自体が間違っているし、まして控訴なんてね」。平野さんはそう反論する。民主党のある議員も「本人が出ると言えば、止める手段がないのは事実」と話す。
 自身が出ない場合の候補について、政治評論家の森田実さん(79)は「最近の小沢さんは、細野豪志・環境・原発事故担当相、谷亮子・参院議員を引き立てている。幹事長時代に重用した細野さんは有力候補でしょうね」と語る。
 一方で、10年の樽床伸二氏、11年の海江田万里氏と、小沢グループが推した候補は代表選で連敗中だ。「小沢元代表が擁立すると、どうしてもかいらいと見られるし、勝てる候補を探すのは今回も難しい」と塩田さんは見る。
   ■
 では「究極の選択」、小沢元代表がグループを率いて民主党を割る可能性はどうか。
 平野さんは「小沢さん側から党を割ることは、今のところない。ただし、野田さんが消費税を絡めた解散をするなら別だ」と語る。「解散」には、野田首相が自民党の協力を得て消費増税を成立させる「話し合い解散」と、審議が行き詰まり消費税そのものを争点として解散する場合の2通りがあるが、いずれにしても小沢元代表は独自で選挙を戦うことになりそうだ。
 そもそも小沢元代表は、また政界再編の嵐を巻き起こそうとしているのか。塩田さんによると「小沢元代表は政治の仕組みにこだわってきた政治家」であり、大目標の「政権交代が可能な議会政治」は実現済みだという。「小沢元代表も今年で70歳。さすがに、これから10年をかけて新しい大政党を育てようとは思わないのでは。ただし……」と塩田さんが続ける。「2大政党制の大枠はつくったものの、自民と民主はどこが違うのかという問題は残った。白紙に戻ってガラガラポンの政界再編を目指す可能性もなくはありません」
 解散となったら、小沢元代表はどう戦略を描くのか。「北海道に鈴木宗男さん、大阪に橋下徹・大阪市長、愛知には大村秀章知事と河村たかし・名古屋市長がいる。彼らと連携すれば、小沢さん自身は残りの選挙区に全力を注げる。反増税派は自民党にもいるし、国民も支持してくれるだろうから勝てますよ」。平野さんは自信を見せる。
 今は自重しているようにも見える小沢元代表だが、いずれ行動を起こしそうだ。動き始めるのは、どのタイミングになるのだろう。
 野党は消費増税について100時間に及ぶ審議を求めており、法案を成立させるためには国会の会期延長が必要になりそう。野田首相が採決をにらんで延長を決めるのは6月上旬、そこで小沢元代表が何らかの手を打つ可能性がある−−というのが平野さん、塩田さんの一致した見方だ。
 与党の内紛が激化すれば当然、国政の混迷は深まる。それでも平野さんは「消費増税で国民の生活苦を招くより、ずっといい」。迷いなく語る姿は、いつも確信的に事を進める小沢元代表をほうふつとさせる。まだ「剛腕」は鳴りを潜めているものの、早くも政界を疑心暗鬼に陥れている。
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塩田潮の政治Live!
野田首相、小沢氏接近のカギを握る意外な人物
12/04/27 13:50 塩田潮
 小沢裁判で無罪判決が出た。
 小沢氏の目標は「復権・政権奪取・小沢政治実現」のはずだから、次は復権、政権奪取を目指すに違いないが、簡単ではない。復権の第一関門は民主党員資格停止の解除だが、もう一つ、国民の信頼と期待感の回復が不可欠だ。それには国会で説明責任を果たすのが最短・最適の道である。小沢氏が進んで踏み出す気があるかどうか。国民はそこから「政権奪取・小沢政治実現」の本気度を読み取ろうとしている。
 復権後の政治について、野田増税首相と「反増税」の小沢氏の対立は決定的と見て、民主党内の対立激化や「分裂・政界再編」を予想する向きが多い。
 その場合、小沢氏が離党して橋下大阪市長やみんなの党などと組み、次期総選挙後の政権獲得を目指すのに対して、野田民主党と自民党が「大連立・増税実現」に走るという図式と、小沢氏が党内にとどまり、9月の代表選で「野田打倒・政権獲得」を図るという2つのケースが想定される。
 だが、「野田首相と小沢氏の接近」という第3の道もあり得る。
 小沢氏にとって離党はエネルギーの消耗が大きすぎる。一発勝利が生き残りの条件となる代表選挑戦もリスクが大きい。第3の道は、増税路線の野田首相と「増税の前にやるべきことがある」と説く小沢氏が「前作業への取り組み優先・その後の増税」で折り合いを付け、野田体制下で小沢氏も前作業や選挙対策の要職を担って民主党政権の立て直しに挑むという選択肢だ。
 2人とも「前言訂正」という批判を甘受しなければならないが、ともにいま八方塞がりである。戦略思考に立って「急がば回れ」の道を選択するのが窮地脱出に有効かもしれない。
 レールを敷くのは輿石幹事長の役割だが、お膳立てに動きそうなキーパーソンは、野田、小沢両氏の信頼の厚い細川元首相、財務省と小沢氏にパイプがある日本郵政社長の斎藤元事務次官と見る。細川、斎藤、小沢の3氏は1994年の国民福祉税構想の主役トリオだ。
 連休明けの5月上旬までにキーパーソンたちが動き出すかどうか。追い詰められているのは小沢氏よりも野田首相のほうだ。八方塞がり打破に無策なら、連休明けに政権は一気に立ち枯れ状態となる可能性が高い。
 野田首相はここから10日間が勝負である。

塩田潮の政治Live!
死に物狂いで闘う姿を示さなければ野田首相は沈没
12/05/17 17:35  塩田潮
 野田首相が登場してまもなく9カ月になる。だが、ここへきて、愚図で無策で消極的な弱体首相のイメージが強い。
 首相自身が「政治生命を懸ける」と叫び続ける消費税増税法案は成立のメドがまったく立っていない。「掛け声だけ」で先に進まず、八方塞がりの状態は法案の国会提出前の3月以前と少しも変わっていない。
 大型連休の後半、首相は「静かに想を練る」と言って動かなかったが、最近になって、連休前から自民党の谷垣総裁との再会談を策していたという話が伝わった。おそらく連休後半は会談のために体を空けて待っていたのだろう。
 増税法案の中身の修正に柔軟に対応する構えを示しているのを見てもわかるように、野田首相は2010年の参院選で「消費税率10%」を掲げた自民党が最後は同調してくれるのでは、と大きな期待を抱いているようだ。というよりも、増税法案の成立は「自民党の同調」の一点を突破するしか道がないという状況で、首相はそこに賭けているように見える。
 谷垣総裁との協議は必要だが、ドジョウ首相は最後に自民党が賛成してくれるはずという甘い見込み、誠実に訴えればわかってもらえるという勝手な思い込みだけが目立ち、八方塞がりを進んで打破するという強い意志は伝わってこない。
 戦略的思考に欠け、慎重すぎるという印象だ。政権運営のノウハウも乏しく、政治を動かすのに必要な人的ネットワークも欠如していて、有効な「次の一手」を繰り出せないのかもしれない。だが、懐が深く、腹が据わっていてブレないというのが持ち味の野田首相が、もし「ここで下手に自分から動けば墓穴を掘る、今は我慢のしどころ」と思っているとしたら、それは見当違いだろう。国民に強く訴え、増税と併せて取り組むべきテーマに果敢に挑む。解散・総選挙も視野に入れるなら、戦って負けない党へ、再生の道筋を示して指導力を発揮する。これらの困難な多くの課題に死に物狂いで挑戦する「闘う首相」という姿を示さなければ、八方ふさがりのまま沈没という最悪の結果を招くだろう。

塩田潮(しおた・うしお)
ノンフィクション作家・評論家。
1946(昭和21)年、高知県生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科を卒業。処女作『霞が関が震えた日』で第5回講談社ノンフィクション賞を受賞。著書は他に『大いなる影法師―代議士秘書の野望と挫折』『「昭和の教祖」安岡正篤の真実』『日本国憲法をつくった男―宰相幣原喜重郎』『「昭和の怪物」岸信介の真実』『金融崩壊―昭和経済恐慌からのメッセージ』『郵政最終戦争』『田中角栄失脚』『出処進退の研究―政治家の本質は退き際に表れる』『安倍晋三の力量』『昭和30年代―「奇跡」と呼ばれた時代の開拓者たち』『危機の政権』など多数
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特集ワイド:「小沢元代表は推定有罪」の罪
毎日新聞 2012年04月27日 東京夕刊
 資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で検察審査会の議決により強制起訴された民主党の小沢一郎元代表(69)に下された判決は無罪。剛腕、壊し屋などダーティーなイメージがある政界実力者なだけに、検察も、民主党も、そしてメディアも、「推定有罪」で小沢元代表を遇してはこなかったか。【瀬尾忠義】
 ■検察は
 ◇制度悪用の疑念ぬぐえず−−木谷明さん(元裁判官)
 裁判の過程で、小沢元代表の元秘書の衆院議員、石川知裕被告への再聴取で、田代政弘検事が虚偽の捜査報告書を作成し、検察審査会に提出したことが明らかになっている。つまり検察は自らの手を汚さないで、検察審に元代表を強制起訴させたと見られても仕方がない事案だ。検察審は、検察が提出した捜査報告書をウソだとは思わない。もし、検察審が起訴議決すると検察側が見越していたとするならば悪質で、制度を悪用したと言える。無罪判決は当然のことだろう。
 元代表に対する検察の対応は重大な人権侵害だ。検察は自らのストーリーに沿った事実とは違う調書を作成することに抵抗感がなくなっているように感じられる。地検の取り調べや強制起訴で、元代表は首相になるチャンスを失ったのかもしれず、政治生命を傷つけられたと言える。
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<来栖の独白 2012/5/22 Tue.>
 細野豪志氏は、代表選に出さないほうがいい。これまで舐めた負けパターンを踏む。もう、たくさんだ。
 国民に、あの裁判(公訴)は断じて不正義であり、無効であると表明するためにも、ここは小沢一郎氏ご本人が代表選に出られては如何か。堂々としていればいい。冤罪じゃないか。いわれなく刑事被告人の濡れ衣を着せられた。ここ(代表選)で退いては、民主党レベルでは正真正銘の刑事被告人と認めたに等しい。代表選に出てほしい。それにつけても、小沢シンパの議員が民主党を離脱なさったのが(票)、残念だ・・・。
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「ミスター面従腹背」細野豪志原発事故担当相の政界遊泳術 2011-07-20 | 政治
 菅総理をたぶらかした「ミスター面従腹背」細野原発担当大臣
現代ビジネス2011年07月19日(火)週刊現代
「私はすべてをかける」
「力の限りを尽くす」
 6月27日に行われた菅首相の時期外れ内閣改造で、首相補佐官から一躍レベルアップした細野豪志原発事故担当相(39歳)は、初の大臣会見でそう力んだ。
 細野氏と言えば、元タレントの山本モナとの親密交際・・・・・・ではなく、最近は菅政権の原発問題スポークスマンとしておなじみだ。
「事故対応はオレがやる、という意気込みが相当に強く、後から入った馬淵澄夫前首相補佐官と水面下で縄張り争いをしていましたが、今回、追い出しに成功した格好です」(官邸関係者)
 大臣に昇格し、思わず高揚し過ぎたのか、「海江田万里経産相との住み分けは」と聞かれたのに、「玄葉(光一郎・国家戦略)大臣が」「玄葉大臣が」と何度も言い違えたのは、ご愛嬌だ。
 ただこの細野氏、確かにやる気は十分だが、自らを大抜擢した菅首相への忠誠心が厚いのかと言えば、実はまったくそうではない。
「震災直前の今年2月ごろは、細野氏もすっかり『菅は終わり』ムードで、『菅さんも、昔の輝きをすっかり失っちゃったね』と、見放していた。その後、原発事故が発生して、彼のもとには菅首相から頻繁に電話が入るようになりましたが、たいてい冷めた顔で『あうあう言ってるだけで、何を言ってるのか分からない』と吐き捨てていましたよ」(全国紙政治部記者)
 しかし、?面従腹背?こそが細野氏の政界遊泳術。同氏は本来、小沢一郎元民主党代表のシンパで、オフレコでは「小沢氏に首相をやらせてみたい」などと言っていた。ところが菅政権ができると瞬時に態度を翻し、小沢グループからは、「コウモリ野郎」などと、コキ下ろされた経緯がある。
「飲み会で、モナや他の女性との?詳細?を自慢げに開陳したり、お調子者で、信用できないところもある。今は菅首相をたぶらかしていますが、政権が潰れたら、すぐに仙谷由人官房副長官あたりに寝返るのでは」(民主党中堅代議士)
 原発事故への対応には日本の命運がかかっている。細野氏の覚悟は?ホンモノ?なのか、ともあれお手並みを拝見したい。 「週間現代」 2011年7月16・23日号より
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細野豪志は、小沢一郎伝授の「中国パイプ」を活かし「フジタ」社員3人を救出、「政治家の交渉術」を磨いた2010-10-01 | 政治/検察/メディア/小沢一郎
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