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千葉景子氏 法相在任中の記者会見まとめ vol. 2

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 千葉景子氏 法相在任中の記者会見まとめ vol. 1 からの続き 法務大臣閣議後記者会見の概要 平成22年8月31日(火)  
この度,「再犯防止施策の今後の展開 〜就労・福祉による社会復帰支援を中心として〜」と題する中間取りまとめを行いました。(略)
刑場の公開に関する質疑
Q:8月27日の刑場を一部のマスコミに公開した後の記者会見の質問で,マスコミへの公開は初ではないのではないかという指摘があったのですけれども,その際,必要でしたら調べますというふうに大臣はおっしゃったのですが,マスコミへの公開は初めてという認識は現在も変わりはないのでしょうか。
A:基本的には私はそのように認識をしています。
Q:元毎日新聞記者の勢藤修三さんという方の御著書に「死刑の考現学」という本があるのですけれども,その本の中に田中伊三次法相とともに刑場を訪れた際の記述がありまして,その際には実際に絞縄やハンドルを引いて踏み板を落とすところまで見せているという記述があるのですけれども,それでも初めての公開ということでよろしいでしょうか。
A:今,ちょっとお聞きをしたので確認をしてみたいと思いますが,基本的には皆さんに公開をしたのは初めてだと,ちょっとその経緯は私もよく承知をしておりませんので,そこは改めて必要があらば確認してみたいと思います。
Q:その事実が意図的に隠されていたものだというふうにはお考えになりませんか。
A:まだ事実を私も承知しておりませんし,まだそれはこの場でコメントできる状況ではありません。
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法務大臣閣議後記者会見の概要 平成22年9月3日(金) 
政治と金の問題及び検察審査会に関する質疑
Q:民主党代表選の昨日の討論会で,小沢前幹事長が代表となり総理となった場合に,自らの政治資金をめぐる問題で,検察審査会の起訴相当の議決があれば,憲法75条の規定はありますが,御本人としては訴追に関しては逃げずに同意するという御発言がありました。政治と金をめぐる説明責任が求められる中でこのような発言があったことについて,大臣はどのように受け止めていらっしゃいますか。また,市民の意見が起訴という強制力を持つ現在の検察審査会の制度の在り方について,改めて御見解を伺いたいと思います。(略)
刑場の公開に関する質疑
Q:先日,刑場公開という画期的なことがありました。刑場の公開に関してフリーランスの記者ですとか,ネットメディアもしくは雑誌メディアの記者は一切呼ばれておりません。そういったメディアが参加できなかった理由を大臣から説明いただければと思います。
A:この間も御質問あるいは御指摘をいただきました。私の考え方としてはメディアの皆様,それから様々なフリーランスの皆様も私はそれぞれの立場で取材をいただいたり,対等な形でということが基本だと思っています。ただ,今回は場所の物理的な条件,これが主たる理由ですけれども,それから様々な保安上の問題等をかんがみ,フリーランスの皆様に取材をいただくというところまで至りませんでした。あくまでもこういう物理的,あるいは保安上等の問題によるものでして,基本的な考え方は先ほど申し上げたように,いろいろな取材についてフリーランスの皆様を個別何か差別するとか区別をするというものではないと私は考えています。
Q:今後,もう一回,前回参加したかったけれども参加できなかったというフリーランスとかネットメディア,雑誌の記者に対して刑場を公開するというお考えはありますか。
A:今,死刑問題等に対する勉強会を立ち上げています。御承知のとおり,フリーランスの皆様,あるいはそれ以外の方にも,この問題について真剣に取り組んでいただいていますが,自らにも公開をして欲しいという声は本当に広くありますので,そういう意味では,こういう勉強会におきましても,今後の情報の提供の在り方,あるいは公開ということも含めてですけれども,できる限り情報をどのように,どの範囲で皆様にお伝えをするのがいいのかということも議論をさせていただきたいと思っています。そういう意味では今後の更なる公開ということは,今,私は考えているものではありません。
Q:1967年当時に,田中伊三次法務大臣が新聞記者に東京拘置所の刑場の公開をされたのではないかという質問が今週火曜日の会見でもあったと思うのですけれども,その点について書かれた書籍があるのですが,その件についての調査結果をお聞かせください。
A:御質問いただきまして私も調査をさせました。書籍があるということは私も承知をしていますし,どういうものかということも分かりました。ただ,当時の記録というのでしょうか,そういうものが残されていませんので,どういう事情であったのか,あるいは実際にそういう取材をしていただいたものなのか,全く検証できるものが残っていませんので分かりません。今の段階,実情では,実際どういうことだったのかということを私も分からないというのがお答えです。
Q:それ以上の調査を今からまだ続けていかれるとか,そういうことはないのですか。書類などは残っていないということですか。
A:はい。何しろ四十数年前ですので,当然,当時の職員というのでしょうか,そういう方もほとんどおられませんし,実際になかなかこれ以上調査をするということは私は難しいのではないかと思っています。
Q:仮にここで刑場の公開が行われていたとしたら,今回の公開は初ではなかったということになりますか。
A:何しろどういう状況だったのか,それから公開がされたのか,どうだったのかということが分かりませんので,今と比較しようがありません。
Q:1947年の朝日グラフという雑誌がありまして,その中で4ページにわたって広島刑務所の刑場の写真が16枚掲載されておりますけれども,そういった事実があっても刑場の公開というのは今回が初めてという御認識でいらっしゃいますか。
A:そのお話も今,初めてお聞きしたので,なんとも申し上げようがありませんけれども,この間私が認識をしている,あるいは省内で承知をされている範囲ではこういう形で取材をしていただいた,公開をしたというのは初めてだというふうに認識はしています。ただ,前回も先ほどの書籍に記載されているようなことがあったのではないかというお話があったり,今もまた新しい御指摘をいただきました。そういうことがまだあるのかどうか分かりませんけれども,1947年ということであれば,なかなか実際の検証が困難なのかなというふうには思います。もしそういう事例を他にも何か御承知であればお伝えいただいて,政府全体として本当にどうだったのかと改めて調べてはみたいと思いますが,今から30年,40年前ということになりますと,その記録の保存期間としてもほとんど過ぎているということなどもあり,実際には検証が難しいのではないかなというふうに私は思っています。そういう意味では,私の下でこういう取材をいただいたということが,ある意味では何か一つのスタートということではありますので,初めてのことをやったとかそういうことを何か強調したいと,私自身は思っているわけではありません。そういうことが現実に行われていたのであるとすれば,それもきちっと私も改めて承知をしたいとは思いますが,ただちょっと実際にはどういう事実だったのかというのはなかなか検証できないという状況です。
Q:再度の刑場の公開ということは現時点でどのようにお考えですか。
A:先ほども申し上げましたように,この死刑に係わる様々な情報について,これから少し整理をしたり議論をさせていただいて,そして刑場等の情報の提供の仕方,公開の在り方も少しきちっと整理をしてから皆様に御提起をするものだというふうに思っています。
Q:先ほどの1967年の話なのですけれども,当時の記録を調べてみましたら,1967年の9月1日の産経新聞に,田中伊三次法相が刑場を視察という記述が出てきます。それと,書籍の情報を掛け合わせますと,おそらく1967年の8月後半あたりに刑場が視察されたことは間違いないかと思うので,出来ればそこを重点的にもう一度調べていただけないでしょうか。
A:そこは先ほど申し上げましたとおりで,大臣が視察をされたかどうかということも,なかなか何か記録されているかどうかというのも分かりませんし,そのときに何か取材があったかどうかというのも全く分かりませんので,調べてくださいという話ではありますけれども,難しいことではないかというふうに,私は今感じております。
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法務大臣閣議後記者会見の概要 平成22年9月7日(火)
死刑の在り方についての勉強会等に関する質疑
Q:9月9日に開かれる死刑の在り方についての勉強会で,今回外部の有識者の方からのヒアリングが行われるということですが,どのような方がどういう立場で御発言されるかという予定について,具体的なところを御紹介いただきたいのですが。
A:第3回目の勉強会を本月9日午後1時30分から予定しています。今回は,これまでいろいろなところで,それぞれ御発言,あるいは,書いておられたり,そういう中で死刑の存置を基本にお考えの方,あるいは廃止を基本にお考えの方,それぞれの立場を明確にしている方を含めて,4名の方からヒアリングをさせていただくという予定です。明治大学名誉教授の菊田幸一先生,全国犯罪被害者の会代表幹事の岡村勲先生,日弁連の副会長の道上明先生,それから元検察官で現在公証人をされておられる本江威憙先生,今回はこの4名の方々からお話を伺うという予定になっています。
Q:死刑の在り方についての勉強会のヒアリングというのは,とりあえず今回1回だけを予定されているのでしょうか。今後も継続する予定ですか。
A:基本的には,私は今後も継続をして,更にいろいろな皆様からの御意見を伺うという予定です。
Q:大臣として今後ヒアリングを行った結果をどういうふうに省内で揉んだ上で情報公開していくか,それを今後どうやって結論に持って行きたいかということについてお願いします。
A:最初から,例えばどういう結論を得るためにヒアリングをしたり,議論をしたりという形ではありません。そういう意味ではいろいろなヒアリングをさせていただいたり,御指摘をいただいているように,例えば,更なる情報の提供の在り方とか,そういうことも含めて少し継続的に議論をさせていただき,この議論,あるいは,その際の資料等についてはできる限り皆様に開示をさせていただいて,そして,その議論の上に立って,更なる国民的な議論ができる場につなげていきたいと思っています。
Q:既に過去の質問に出ているかもしれませんが,死刑に関する議論について,積み重ねのために勉強を始める,またその議論に資するために刑場公開に踏み切るということがございました。しかし,そのための議論の前提となる情報公開としては,もしかしたら不十分ではないかと思われます。記者クラブに対しては刑場が公開され,記者クラブ外のメディアは法務省の説明会にとどまった。私も法務省内での説明会の方に参加させていただき,大変きちっと説明はしていただけました。けれども,記者クラブと記者クラブ外の記者の取扱いを峻別するような,差別的な取扱いがないというのであれば,どちらも同じように扱うべきではなかったのでしょうか。刑場の公開に参加できなかった理由として,場所の制約,狭いということをおっしゃられたのですけれど,これは2度とか3度に分けて公開すればいいことで,その優先はあると思いますけれども,仮に後になってでも刑場の公開を他メディアも含めて行うということを御検討いただけないでしょうか。大臣の記者会見をオープンにしているという,そういう精神に則って,きちっと平等な公正な取扱いをしていただくことは御検討いただけないでしょうか。
A:今回の刑場の取材をいただいたということ,これが情報提供のすべてだとは全く思いませんし,議論のための情報の一つということだと私は考えていますので,今後更なる情報の提供がどのようにあるべきかということは検討はしていきたいというふうに思っています。それから刑場については,どのような形で,更なる取材や公開ということが必要なのか,あるいは出来るのか,こういうこともこれからの議論の中で検討の一つの課題だというふうに思っています。
Q:死刑の論議のために情報公開をしていく,そのうちの一つとして刑場の公開がありました。まだまだ公開されるべきいろいろなテーマがあると思います。中でも,死刑確定囚自身の肉声を取材することが出来るということが非常に重要なテーマではないかなと思いますが,これは例えば諸外国,アメリカなどでは,死刑確定囚に対するインタビューということが可能だと聞いています。死刑の瞬間の取材というものも行われているとも聞きますが,死刑の瞬間はともかく,死刑確定囚自身に話を聞くということを検討課題に挙げられることはあり得るでしょうか。
A:これも,死刑確定者の様々な心情,あるいは立場の尊重,こういういろいろな難しい問題が私はあるというふうに思います。ただ,これから死刑確定者の処遇の状況,あるいは,それを含めてどのような情報をきちっと皆様にお伝えをしていくか,そして議論をいただいたり,あるいはまた裁判の場で裁判員としての判断なども下していただくという,こういうこともありますので,情報提供の具体的な内容,あるいは在り方,それから御指摘をいただいたことも含めてもっと幅広く検討をしていかなければいけないと思います。
Q:昨日,アムネスティインターナショナルの方々が大臣に死刑制度について要請されたと思うのですけれども,その中で情報公開を更に進めるべきだということもあったと思いますが,それについて大臣はどのように受け止めて,今後具体的に何か行動をとられるのでしょうか。
A:昨日,御提起をいただきました。それは真しに受け止めさせていただき,今申し上げておりますように,今後,御要請をいただいたということに限らず,情報の提供の在り方は検討の課題だというふうに思っていますので,併せて議論したいと思っています。
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法務大臣閣議後記者会見の概要 平成22年9月10日(金) 
死刑制度等に関する質疑
Q:昨日死刑の在り方についての勉強会の第3回目が開かれました。そこで改めて死刑についてお伺いしたいのですが,7月28日に死刑を執行されましたが,もともと死刑に反対の立場であった大臣がなぜ死刑執行の書面にサインされたのかということと,もう一つが昨日の勉強会では遺族の方のお話があったと思いますが,死刑執行に立ち会われたときの感想をできるだけ具体的におっしゃっていただけないでしょうか。
A:一点目ですが,これは私も大臣の任務を受けたときから申し上げていますように,死刑というのは非常に重い刑罰であり,それから廃止の意見,存続の意見,そういうことがあることも当然承知をしていますし,将来に向かって廃止という,そういう方向も日本の社会の中であり得ることだろうということは私も理解をしています。ただ,法務大臣を受けるにあたりましては,大変重い任務があるということも念頭に職務を遂行してまいりました。そういう中での私の職務の執行ということだというふうに受け止めていただければと思います。それから二点目ですが,これは,個別の執行に関わることですので,今私が申し上げるべき状況ではないと思っています。
Q:昨日,有識者を招いて開催された死刑の在り方についての勉強会で,外部の方の意見を伺った上での大臣の所感と,今後の勉強会の方向性といいましょうか,これまでの議論を含めてその成果をどのように還元していくのかその辺のお考えをお願いします。
A:昨日は,それぞれの有識者の皆様に意見の表明をいただきまして,私も大変重く受け止めさせていただきました。それぞれの皆様が死刑という問題を本当に正面から考えていただいているということを感じさせていただきました。勉強会は,これで終わるということではありません。さらにいろいろな皆様からも御意見を聞くという機会を設けなければいけないだろうと思いますし,皆様からも御指摘がありますように,情報の提供の在り方等々も検討しなければならない課題だと思っています。こういうことを勉強しながら,そしてできるだけの資料等を国民の皆様にお知らせをして,幅広い,本当に多くの皆様が参加するというか,議論ができる,そういう場がいろいろなところにあるだろうと思いますし,そういう場をできる限り,私たちも作っていくような努力をして,そういうところに繋げていかなければいけないのではないかというふうに思っています。
Q:死刑の在り方についての勉強会なのですけれども,第1回,第2回の議事録というかやりとりが公開されていないかと思うのですが,第3回でのやりとりも含めて公開される意思はありますでしょうか。
A:申し上げましたように,今回の勉強会は,まず省内で私どもがもう一度改めて勉強しようということですので,それ自体の議事録というのは公開をするという形はとっておりません。
Q:昨日死刑の在り方についての勉強会終了後に今回第3回の議事録は公開されるのですかということで報道係の方に伺ったところ,公開しますということだったのですけれども,それはいかがでしょうか。
A:議事録というか,有識者の方々から御発言をいただいたそういうものをお知らせをするということです。
Q:それは公開されるということでよろしいでしょうか。
A:はい。
Q:8月27日に報道機関に対して刑場を公開したことで,その目的としては国民的な議論に資するようにしたいということでした。それから2週間ほど経っていろいろな反響というのが直接大臣のところにも入ったりしているのではないかと思うのですが,その後の反響というか,議論の起き方とか,それについてどんなことがあったとかどのように感じておられるでしょうか。
A:刑場の公開取材をしていただく形をとったというのは,いろいろな議論の一つの参考といいましょうか,議論の一つとして私は認識しています。やはり多くの御意見としては,決してマイナスではないけれどもそれだけで十分ではないという御指摘をいただいています。それから昨日の勉強会の御意見の中では,被害者の御遺族の皆様からの話では,その犯罪の情報というのでしょうか,それも提供すべきではないか,こういう御意見もあります。様々な御意見を私もいただいたり,届けていただいたりしております。大変私も考えさせられています。
Q:先般,現在の死刑確定者が全国で107人というふうに伺いました。その死刑確定者の死刑執行に至るまでの順番についてなのですけれども,これはどうやって決まるものなのでしょうか。死刑の判決が出た後の順序を越えて先に執行されるというケースもあるかと思うのですけれども,それはどのように決まっているかということについて,法務省の方から説明をするお考えはありますでしょうか。
A:個々の刑の執行について具体的に申し上げるということはなかなか難しいところがあると思いますが,いずれにしてもどのような更なる情報の開示,あるいは提供が必要なのかということ,これは今勉強会などで多くの方から御意見を頂戴をしながら,そして省内でも検討する課題だというふうに私は考えていまして,そういう方向で勉強も進んでいくということになろうかと思います。
Q:死刑制度について,刑罰の本質論として,応報刑論,あるいは目的刑論というものがあるかと思うのですが,死刑についてその目的,なぜ死刑というのが必要なのかということについて大臣はどのようにお考えでしょうか。
A:これは,目的刑論,それから応報刑論とありますけれども,やはり死刑の在り方としてどちらだけということではないと思います。今の制度はある程度やはり応報的なそういうものに応えるということもありましょうし,しかしやはり刑罰というものは,教育刑ということに重きを置いて様々な処遇の中で教育を施していくと,そして更生を図っていくと,そういうことが主流だろうとは思いますが,そういう中で死刑という制度はどちらを考えてもなかなか非常に重いというか究極の刑罰だろうというふうに思います。
Q:目的刑ということですと,いわゆる死刑を廃止している国が必ずしも凶悪犯罪が増えていないということから,死刑には犯罪の抑止効果がないという意見があるのですが,死刑には犯罪の抑止効果というものがやはりあるというふうにお考えでしょうか。
A:それを今いろいろ勉強会等を通じながら,いろいろな皆様から考え方や御意見をいただいているところです。
Q:単純にお伺いしますけれども,今死刑執行の順番というのはだれが決めておられるのでしょうか。サインをしなければ死刑は執行されませんけれども,死刑執行命令書を持ってくる順番というのはどなたが決めておられるのでしょうか。
A:それは最終的には執行を判断する者が判断したことが順番です。
Q:その前段階として。
A:それはいろいろな形だろうというふうに思います。いろいろな形というのは全てそれぞれを総合的に判断をしなければいけない,チェックするそういうことがありますので,最終的な決定をした,そういうことが順番ということになります。
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法務大臣閣議後記者会見の概要平成22年9月14日(火) 
被疑者取調べの可視化に関する質疑
Q:9月10日に厚生労働省の元局長に対して,大阪地方裁判所が無罪判決を言渡しました。裁判所は,(略)
刑場の公開に関する質疑
Q:先月27日の刑場公開について,これまで申し上げてまいりましたとおり過去の刑場公開についての新しい情報がございます。元毎日新聞記者の勢藤修三さんと同時期に法曹記者クラブに詰めていた元産経新聞記者の俵孝太郎さんの著書で,「政治家の風景」という94年のものなのですけれども,同様の刑場見学について書かれた箇所がございます。以下は質問です。今回の刑場公開では結果的に絞縄がはずされたり,刑場の中では記者が質問できなかったりという各種の制限がなされたようですけれども,当初大臣が思い描いてきた公開の仕方と比較して,どういったことが実現できどういったことが実現できなかったとお考えでしょうか。具体的にお考えをお聞かせください。
A:前段にお話されたことについては私もちょっと承知をしていませんので,前提は別として,私は先般の刑場の公開,そして取材をいただいた,これが私なりの公開の一つだという認識です。ですから,皆さんに取材をいただくということによって,一つ情報の公開ということが出来たというふうに思っています。
死刑の執行停止に関する質疑
Q:刑事訴訟法の479条の個別の死刑の執行停止について先日からいろいろと要請があったと思うのですが,そのことについて改めて大臣はどうお考えかということをお聞かせください。
A:個別の死刑執行に対する停止ということについては,これは不断に死刑確定者の状況等,報告あるいはその心神状況等を受けながら決定をしているということですので,そういうことに基づいて適切に判断をするということになると思います。

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