【約束〜名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯〜】東海テレビ6月30日(土)14:00〜
昭和36年「名張毒ぶどう酒事件」が起こった。逮捕された奥西は、今も再審を求め続けている。番組では、塀の中の奥西の姿や彼を取り巻く人々を豪華俳優陣によりドラマ化。
「死刑の執行は午前中。当日の朝に知らされるため、午前中は恐怖と苦悩の時間で大変きびしいのです。昼食の配給があるとホッとし、それ以外の時間帯は地獄の中で生きているようなものです」(奥西獄中記より)。独房から無実を訴え続けている死刑囚がいる。奥西勝、86歳。昭和36年、三重県名張市の小さな村の懇親会で、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した。逮捕された奥西は「警察に自白を強制された」と訴え、無実を主張。1審は無罪だったものの、2審は逆転死刑判決。そして昭和47年、最高裁で死刑が確定した。奥西は、死刑執行の恐怖と闘いながら、今も再審を求め続けている。奥西の無実を信じているのが、母、タツノ。事件で村を追われ、見知らぬ町で1人暮らしを始めた。内職をしては、電車賃を稼ぎ、月に1度、名古屋拘置所にいる息子に会いに行く。そしてタツノは奥西に969通の手紙を送った。再審を待ち続ける母。奥西はタツノと約束をする。『無実を晴らして、必ず帰る』。しかし、その約束を果たすこと無く、母は昭和63年、84歳で死亡した。番組では、タツノが奥西に送った969通の「手紙」、それに加え、特別面会人・川村富左吉が奥西との交流を記録した「面会ノート」をもとに、塀の中の奥西のと彼を支援する人たちの姿を豪華キャスト陣によりドラマ化。さらに東海テレビが取材を続けた当時の貴重な映像を交えながら、今もなお孤独な闘いを続ける奥西の姿を描く。 写真左から)川村富左吉(天野鎮雄)、奥西勝(仲代達矢)
東海テレビ新着情報(更新日:2012.06.27 14.00)
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◆名張毒ぶどう酒事件の人々
◆名張毒ぶどう酒事件 第7次再審請求差し戻し審 名古屋高裁刑事二部 決定要旨
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2012-06-30 10:45:43