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民主両院総会の主な発言「離党した50人の議員の背後には数百万人の有権者。首相は責任を感じているのか」

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民主両院総会の主な発言
 民主党が12日開いた両院議員総会での主な発言は次の通り。
 野田佳彦首相 税と社会保障の一体改革関連法案の採決で党が混乱し、多くの離党者を出す深刻な事態となった。衆参の同志、党員党友、国民に大変心配を掛けた。代表として深くおわびする。責任の重さを感じている。知恵を出し合いながら政権党としての重たい責任を果たしたい。
 (消費増税賛成を衆院選公認の条件とした自身の発言は)マニフェスト(政権公約)の理念に沿って発言したが、誤解を生むような状況になった。すぐに選挙をするわけではないが、全ての議員が参加しながら公約を作り、党の公認候補については幹事長や県連の意向を踏まえながら適正に判断する。政権党の自覚と覚悟を持ってこれからも皆さんと心を合わせて仕事をしていきたい。
 輿石東幹事長 同志が多く党を離れた事実を厳粛に受け止め、首相以上に大きな責任を痛感している。今、民主党は崖っぷちにある。政府も党もなく同じ危機感を共有してほしい。政策決定手続きに関する検討委を近日中に立ち上げたい。(小沢一郎氏の)新党の党名が「国民の生活が第一」だ。この言葉は私たちのマニフェストにも生き続けているが、名称をめぐる混乱を招きかねない。作業チームを作り、新たなキャッチフレーズを作っていきたい。
 宮崎岳志氏=衆院群馬1区 50人を超える同志が離党したり除名処分を受けたりした。50人の議員の背後には数百万人の有権者がいる。首相はどのように責任を感じているのか。今回の政局は、首相が政策を利用して権力闘争を仕掛けたのではないか。
 福田昭夫氏=衆院栃木2区 党を危機的な状況に陥れたのは首相本人だ。今国会の重要法案を通したら後進に道を譲り、9月の代表選には立候補しないでほしい。
 皆吉稲生氏=衆院比例九州 今回の政策決定には大変な不備がある。前原誠司政調会長は党内の混乱の責任を取るべきだ。
 首藤信彦氏=衆院神奈川7区 政策決定のメカニズムを作る担当者は新しい人を選んでほしい。この党の悪いところは同じ人間が回転ドアのよう(主要な役職に)に出たり入ったりして、機能しないことだ。
 斉藤進氏=衆院静岡8区 数万人が反原発を訴えて毎週金曜日の夜に首相官邸を取り囲んでいる。政権与党として原発のビジョンを示さなければ、誰もこの国の電力行政に安心できない。
 首相 (離党者の中には)汗をかいてサポートしてくれた方もいっぱいいる。非常に重たい責任を感じており、痛恨の極みだ。一体改革の議論を権力闘争的にとらえるのは違う。この議論は一昨年の暮れから始まった。真面目に時間をかけて熟議を重ねた政策論議だ。(時事通信2012/07/12-21:00)


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