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野田首相「12月訪露」は12月まで解散せずの“国際公約”? 「近いうち」はどこへ

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首相「12月訪露」は12月まで解散せずの“国際公約”? 「近いうち」はどこへ
産経ニュース2012.9.9 00:37
 野田佳彦首相が日露首脳会談で「12月訪露」を打診したことで、その時期まで衆院解散・総選挙を行わないと「国際公約」したとの受け止めが広がった。谷垣禎一自民党総裁との党首会談で「近いうち」解散を誓いながら先延ばしを図ってきた首相だけに、野党側が反発を強めるのは必至だ。
 「12月をメドに調整していきたい」
 首相がプーチン大統領に水を向けたのは約30分間の会談が終わりに近づいたときだった。満を持しての打診だけに、プーチン氏が年内は野田首相が首相の座にとどまると受け止めたとしても不思議ではない。
 訪露するのは「野田首相」なのか−。首相は同行記者団に「政局と結びつけていない。日本の首相が行くべきだと判断した」と説明。社会保障・税一体改革に関する民主、自民、公明3党合意に関しても、「民主党代表選や自民党総裁選がどういう結果になっても継続される」と述べ、再選後に3党合意確認のために党首会談を呼び掛ける考えも示した。
 ただ、首相が最近、衆院解散の時期に関する発言を後退させているのは間違いない。
 7日の記者会見では「政治的対応の空白」を避けるため当面の衆院解散を否定。「やるべきことをやった上で、しかるべきときに信を問う」と繰り返しているだけに、やるべきことに訪露も想定しているとの疑念は強まりそうだ。
 一方、プーチン氏は首相の訪露打診を歓迎し、世論を刺激しない形での北方領土交渉に前向きな姿勢を示した。とはいえ、6月の首脳会談で「静かな環境」での議論を確認した直後、メドベージェフ首相の国後島上陸という形で日本の世論を刺激したのはロシア側だ。首相が解散時期を引き延ばしても政権基盤の弱さを覆すのは至難の業だけに、再び日本の主権を踏みにじられかねない。(ウラジオストク 半沢尚久)
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12月訪ロ、解散と無関係=日ロ外相会談は11月―野田首相
時事通信 9月8日(土)22時28分配信
 【ウラジオストク時事】野田佳彦首相は8日夜、ウラジオストクで同行記者団に対し、12月にロシアを訪問する意向を表明したことについて「政局とか解散の時期を意識した話ではない。政局と結び付けて外交はやっていない」と述べ、年内の衆院解散を否定したとの見方を打ち消した。また、11月に日ロ外相会談を予定していることも明らかにした。
  首相は同日の日ロ首脳会談で、訪ロに関し「12月をめどに調整していく」と述べた。それまで続投し、年内解散を否定したものとも受け取られる発言だが、首相は「日本国首相としての外交の継続性を踏まえた判断だ」と説明。「日本の首相はロシアに12月中に行くべきだという判断をした。私個人うんぬんという話ではない」と述べ、自身の訪ロに限ったことではないと強調した。
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メドベージェフ首相、国後島へ到着 「ロシアの領土にとって重要な一部」
産経ニュース2012.7.3 16:26
 【モスクワ=佐々木正明】ロシア極東を訪問中のメドベージェフ露首相は3日、北方領土の国後島に入った。タス通信によると、ゴロデツ副首相、イシャエフ極東発展担当相ら5月に発足したプーチン政権の新閣僚が同行している。日本政府はこれまで露側の政府要人が四島に足を踏み入れる度に「日本国民の感情を傷つける」などと抗議してきたが、島への訪問中止の要請は完全に無視された形だ。
 首相は大統領時代の2010年11月、国家元首として旧ソ連時代を通じて初めて国後島を訪れている。前回はその後、両国関係が険悪化し「戦後最悪のレベル」(外交筋)まで陥った。
 首相は3日、今回の極東歴訪の最初の訪問地であるウラジオストクからサハリン州に移動。ユジノサハリンスクで開かれたクリール諸島(千島列島と北方領土)開発計画に関する協議で、首相は「島々はサハリン州の重要な一部であり、ロシアの領土の重要な一部だ」と強調。さらに280億ルーブル(約690億円)の予算をかけて進められている同開発計画の政府支出を増やす意向も示唆した。
 首相は1度、悪天候のため今回の訪問の見送りを示唆したが、「政府の一員として訪れることは極めて大事だ」とこだわりを見せ、予定されていた択捉島ではなく、国後島を強行訪問した。
 両国の領土交渉は、6月下旬の日露首脳会談で「静かな環境のもとでの実質的な議論」を目指すことを確認したばかりだが、首相の強硬姿勢を前に日本側の反発が強まるのは必至で、交渉そのものが停滞する恐れが出てきた。
 メドベージェフ首相らは空港、住宅、岸壁などのインフラ整備の状況を視察するもよう。


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