民主・岩手4区総支部 党員ら7700人登録解除 確認なく
河北新報 2012年09月09日日曜日
新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表が総支部長だった民主党岩手4区総支部で、計約7700人の党員・サポーター登録が小沢氏の民主党除名後、本人の意思確認もせずに一斉に解除されていたことが8日、分かった。民主党県連の現執行部が事務を引き継いだ7月末には、保存してあったデータもなくなっていたという。県連内部では10日告示、21日投開票の党代表選の混乱を懸念する声も上がっている。
「小沢一郎の離党・新党移行に伴い、これまでの『民主党岩手県第4区総支部』は解散され、このたびの党員・サポーター登録は『削除』となります」。岩手4区の党員・サポーターに8月初旬、こんな封書が届いた。「事前の意思確認はなかった」(奥州市の男性)という。
民主党県連によると、5月末の定時登録時点で、岩手4区は党員709人、サポーター6964人だったが、前執行部から事務を引き継いだ7月末には、党員・サポーターともゼロになっていた。新党・生活に加わった国会議員が総支部長を務めていた他の衆参4総支部も同様で、計2039人のほぼ全員のデータが消えていたという。
解除の手続きをした県連の当時の担当者は「民主党本部の指示に従った。党を離れた国会議員の総支部は解散とし、党員・サポーターは除籍にした」と説明する。
だが、現執行部によると、民主党本部で一斉解除の手続きは取られていない。岩手県選管も岩手4区をはじめ民主党総支部の解散届はこれまで提出されていないという。
党員・サポーターには党代表選で、郵便投票の権利がある。県連は8月、登録解除とされた党員・サポーターの意思確認を進めたが、時間不足で対象者すべての意向は把握しきれず、岩手県内の有権者数は党員・サポーター計7312人で確定した。
県連の担当者は「投票のはがきが来た、来なかったで混乱するケースが出るかもしれない」と心配している。 ある県連幹部は「4区の党員・サポーターは小沢氏が集めた人が多いのは確かだ」と認めた上で「民主党に残留した県議を支持している人もいる。勝手に全員を抹消するのは乱暴で、おごりに近い」と批判している。
=========================================
◆ <影響力を保持>小沢のいない民生党なんて…党員・サポーターの解約願いが殺到 2012-08-16 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
<影響力を保持>小沢のいない民生党なんて…党員・サポーターの解約願いが殺到
「日刊ゲンダイ」2012/8/14
民主党本部がアタマを抱えている。
「小沢元代表のグループが集団離党して以来、党員・サポーターの解約願が殺到しているのです」(民主党関係者)
その多くが、「小沢を応援するために党員になったのだから辞める。登録料も返して欲しい」という問い合わせだという。
民主党が7月末に発表した今年度の党員・サポーター登録者数は34万4837人(5月末現在)で、前年度比14%も増加。このうち、かなりの数が「小沢サポーター」なのである。
小沢の地元・岩手県連の登録者数は1万3574人二削年度は2753人だったのに、一気に1万人以上も増やした。小沢は今年9月の代表選での「野田降ろし」を見据え、年頭からグループ議員に党員・サポーターの獲得を指示していた。
「党員・サポーターの資格は申し込み手続きが完了した日から1年間。党費は党員が6000円、サポーターが2000円ですが、いずれも民主党本部に入るのは1000円だけで、残りは申し込み手続きをした総支部に入ります。総支部の代表者が離党などで党籍を失った場合も、原則として登録料は返却されません。せっかく代表選の投票権があるのだから、そこで意思表示をしていただければと思います」(前出の民主党関係者)
グループ議員が集めた全国の党員・サポーターを通じて、小沢は今なお民主党に対する影響力を持っていることになる。
ちなみに、野田首相のお膝元である千葉県連の党員・サポーター登録者数は前年度比524人減。全国の都道府県連で最大の減少幅だった。情けない話だ。この体たらくで再選狙いとは、厚かましいにも程がある。
=========================================
◆小沢一郎氏と森ゆうこ氏の対談『検察の罠』変わらずに残るために/民自み10人超国会議員 大阪維新と連携 2012-08-15| 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
↧
小沢一郎「生活」代表が総支部長だった民主党岩手4区総支部で、党員・サポーター7700人登録解除
↧