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木曽川・長良川リンチ殺人事件 法務省が写真週刊誌「フライデー」編集部に抗議 死刑囚撮影「誠に遺憾」

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法務省がフライデーに抗議 死刑囚撮影「誠に遺憾」
 法務省は30日、写真週刊誌「フライデー」(講談社)が名古屋拘置所内で撮影した死刑囚の写真を掲載したことについて、「誠に遺憾」とする抗議文を同誌編集部宛てに送った。拘置所長も同日、面会者宛てに抗議文を送った。
 フライデー編集部は「抗議文が届いていないのでコメントできないが、意義があると思い掲載した」としている。
 同省によると、抗議文は、拘置所は撮影機器の持ち込みが禁止されており、写真掲載は遺憾などとする内容。
 江田五月法相は13日に「(拘置所側の態勢に)どういった不備があるか調査したい」と述べたが、法務省矯正局は現段階で「必要な調査はしたが、どのように撮影されたか不明」としている。
2011/05/30 19:59【共同通信】
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〈来栖の独白〉
 先週27日(Fri.)、K君と面会した。いつも落ち着いたK君であるので、一通りの「ご無沙汰でした」の挨拶。
 が、この日は珍しくK君のほうから、木曽川・長良川事件の死刑囚の写真が公開されたこと、それに伴う処遇の後退について、話しかけてきた。
「えっ、もう? ここ(岡山刑務所)もですか」(宥)
「いや、ここは、そうではないですが」(K)
「ああいうことがあると、処遇にひびくのでは、と直ぐに心配しました。傍迷惑なはなしです」(宥)
 そういえば、岡山刑務所の門の傍の待合所に、新しい掲示物が貼られていた。ケータイ等「電子機器」は持ち込まないように、という注意書きである。従来、受付で「ケータイは?」との質問はあり、続けて「ケータイはロッカーに置いてください」と言われてはいた。
 週刊誌への死刑囚の写真掲載は、読者の卑しい興味(覗き見趣味)に応え、売り上げアップを図る以外のなにものでもないだろう。何の意義も認められない。
 これにより被収容者への処遇が険しいものになることは、容易に推測できる。出版社とジャーナリストの皆さんは、最も弱い立場に居る彼らに配慮して戴きたい。外の人との、小さな小さな窓、これすらも閉ざさせようとする行為だ。行刑に、処遇後退の格好の口実を与える。写真等の露出は何の正義も意義も無いことを素直に認め、やめて戴きたい。
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木曽川・長良川リンチ殺人事件 週刊誌の写真掲載「驚いたが、記事に悪意を感じない」=死刑囚2011-05-13 | 死刑/重刑/生命犯 問題
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