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無罪 確定 小沢一郎氏「本当に忍耐の毎日だった。(検察の捜査については)国民の裁きが下る」

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小沢代表「忍耐の毎日だった」 無罪確定で
日本経済新聞2012/11/19 18:59
 資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で強制起訴され、一・二審で無罪となった元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)について、検察官役の指定弁護士は19日、最高裁に上告する権利(上訴権)を放棄した。上告期限の26日を待たずに小沢代表の無罪が確定した。
 2009年5月に改正検察審査会法が施行されて以降、検察審の起訴議決に基づき強制起訴された被告の無罪が確定したのは初めて。

       

 小沢代表は同日夕に記者会見を開き「やましいことはないと言い続けてきたが、主張が裏付けられた。(無罪確定まで)本当に忍耐の毎日だった」と述べた。検察の捜査については「何らかの特定の思惑を持った人たちには、国民の裁きが下る」と語気を強めた。
 今月12日の東京高裁判決は、石川知裕・前衆院議員(39)=同罪で一審有罪、控訴中=ら元秘書が作成した収支報告書の内容を虚偽と認めたうえで、記載内容について元秘書から代表が報告を受け了承していたことを認定した。
 一方で、元秘書らの犯意の一部を否定。元秘書から代表への報告内容が不正確だった疑いにも触れ「代表が記載を適法だったと認識していた可能性を否定できない」として無罪を言い渡した。
 判決を受け、指定弁護士の3人は14日と19日の2日間、上告の可否について協議。判決内容に刑事訴訟法が上告理由として定める憲法・判例違反や重大な事実誤認があるかを検討した。指定弁護士は判決後に「承服できない点もある」としていたが、協議の結果、上告理由を見いだせないと判断した。
 指定弁護士は「長く(代表を)被告の地位にとどめておくべきでない」との考えから、19日午前、上訴権放棄の申立書を東京高裁に提出。同高裁が受理し、代表の無罪が確定した。
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小沢系議員らに安堵感 捜査批判の声も「追い落とすために事件化」
産経ニュース2012.11.19 14:08
 政治資金規正法違反罪に問われた元民主党代表で、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表の無罪確定を受け19日、同氏に近い議員を中心に安堵感が広がった。
 生活の広野允士参院議員会長は共同通信の取材に「本当に良かった。首相になっていたであろう小沢氏は民主党代表辞任に追い込まれた。政治的意図さえ感じさせる、とんでもない捜査だった」と批判。衆院選に向け「完全にシロになったので態勢を立て直したい」と強調した。
 小沢氏側近だった民主党の奥村展三国対委員長代行は「公正に判断されたものと思う」と語った。消費税増税反対で小沢氏と行動を共にし、民主党へ19日に離党届を提出した山田正彦元農相は「もともと無罪だった。政権交代前に小沢氏を追い落とすために大げさに事件化した。許されない」と捜査当局を非難した。
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期限前に上告断念 小沢裁判無罪確定
日刊ゲンダイ2012年11月19日 掲載
上訴権放棄のウラに「カネ」が切れた!?
  やっと“座敷牢”から解放だ。
  資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で強制起訴された「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)の裁判。東京高裁の控訴棄却を受け、対応を検討してきた検察官役の指定弁護士は、19日午前の最終協議で、最高裁への上告を断念、上訴権を放棄し、無罪が確定した。
  もともと最高裁への上告は、憲法違反や判例違反などに限られるためハードルが高いが、上告期限(今月26日)まで1週間も残す中での上訴権放棄は異例といっていい。
  高裁判決後の記者会見で、指定弁護士は「関係書類が出てくるのが遅かった」「証拠収集できなかった」と未練タラタラで、リベンジの可能性もにおわせていた。それがなぜアッサリと上告断念を決めたのか。背景には、3人の指定弁護士の足並みに“乱れが生じた”ことがあるという。
 「3人の中で最も強硬派とみられていたのは、村本道夫弁護士。取材記者に対して小沢=クロのイメージを口にしていたし、控訴審判決後にも『承服しがたい』『不可思議な処理に控訴審は向き合っていない』と顔を真っ赤にして怒っていました。逆に消極姿勢だったのは山本健一弁護士です。1審、控訴審の判決後も冷静で、ほとんど突っ込んだ発言をしていません。指定弁護士の仕事を重荷に感じていたフシもあり、とても最高裁までは付き合えない――というのが本音でしょう。指定弁護士がまとまらなければ、さすがに上告はムリです」(司法ジャーナリスト)
  永田町では、衆院解散で、「民主党からの官房機密費が途絶えて裁判を続けられなくなった」とのウワサも飛んでいる。カネの切れ目が「上告断念」の決め手――なんてトンでもない話だが、こんな噂話が出るところに、この裁判が“小沢潰し”目的だったことが、浮き彫りになるのである。あらためて、この3年8カ月のゴタゴタは何だったのか。検察も大マスコミもきっちり落とし前をつけてもらいたい。
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◆ 小沢一郎氏 裁判 無罪が確定 /衆愚の中からは衆愚しか 2012-11-19 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 


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