小沢氏への個人献金、前年の3倍 昨年、影響力低下で企業団体からシフト?
産経ニュース2012.12.1 01:15
小沢一郎前衆院議員の資金管理団体「陸山会」が平成23年に受けた個人献金は計約1億6190万円で、22年比で約3倍に増加したことが30日、23年分政治資金収支報告書で分かった。
同会の総収入約2億1340万円の約7割を占めており、政治資金に詳しい日本大の岩井奉信教授(政治学)は「(当時所属していた)民主党内の影響力が低下したことで企業団体献金を受けづらくなり、個人献金の強化にシフトしたのでは」と指摘している。
23年分の報告書によると、個人献金以外の収入は小沢氏の関連団体などから受けた5150万円の寄付。個人献金は703人からあり、100万円以上も109人いた。
14〜22年分の報告書によると、個人献金は約4800万円だった22年が最多。小沢氏の事務所に個人献金が増加した背景について尋ねたが、30日までに回答はなかった。
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【平成23年 政治資金収支報告書】
企業・団体の大口献金 自工会6030万円
産経新聞2012.12.1 09:09
平成23年分の政治資金収支報告書によると、年間2千万円を超える献金をした企業・団体数は前年より1減の6だった。日本自動車工業会が6030万円で10年連続のトップとなった。2千万円は、総務省が大口献金の水準としている。
6の企業・団体すべてが自民党の政治資金団体に献金した。民主党が21年衆院選マニフェスト(政権公約)で企業・団体献金の禁止を掲げ、受け取りを自粛したことも影響したとみられる。2位はトヨタ自動車の5140万円。これに日本電機工業会(5千万円)、日本鉄鋼連盟(4千万円)、キヤノン(2500万円)が続いた。日産自動車は前年より50万円減らして2050万円だった。
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