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[未来]小沢一郎氏 異例の地元街頭演説 / 14日夜は首相官邸前「反原発デモ」へ参加

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「未来」超大物、異例の地元街頭演説 “王国”は落日の危機
zakzak 2012.12.14
 小沢氏は乱れた髪も気にせず、寒風の中で支持者らに手を合わせた
 「日本未来の党(未来)」の小沢一郎前衆院議員(70)が築いた、岩手県の「小沢王国」が崩壊しつつある。前回衆院選では4選挙区で小沢系が全勝したが、報道各社の情勢調査では「小沢離れ」は顕著で、最悪の場合、1つも勝てない窮地なのだ。小沢氏自身、「小選挙区で負けたら政界引退する」と語っているという。政界中枢に20年以上君臨し続けた剛腕政治家に、最終楽章が流れ始めたのか。
 「小沢氏が自分の選挙区で街頭演説するなんて聞いたことがない。大変な状況ということだ」
 後援会幹部はこう語った。小沢氏は12日から岩手県入りしており、15日には自身の選挙区(岩手4区)にある北上市で街頭演説する予定。固い選挙基盤を誇ってきた小沢氏としては、異例だ。
 衝撃はこれだけではない。産経新聞と毎日新聞が11日報じた中盤情勢で、滋賀県の嘉田由紀子知事が立ち上げ、小沢氏の「国民の生活が第一」が合流した「未来」について、産経は「13議席」、毎日は「10議席以下」。公示前勢力(約60議席)の6分の1もあり得る大惨敗だった。
 要因の1つは、東日本大震災後の小沢氏の言動のようだ。昨年3月の震災後、小沢氏は盛岡市を一度訪れただけで、甚大な津波被害を受けた岩手県沿岸部の被災地に半年以上も入らなかった。
 このため、地元から「どうして被災地に来ない」「被災者より政局優先なのか」といった不満が噴出。今年6月、週刊文春が、和子夫人が書いたとされる「離縁状」をスッパ抜き、そこに、「(小沢氏は)放射能から逃げた」と書かれていていたため、期待は失望に変わった。
 地元のロータリークラブ会員は「お祝いごとで必ず届いていた、(小沢氏からの)電報が今年に入って届かなくなった。人手不足で地元への配慮が手薄になっているらしい。被災地に冷たかったことと、夫人の離縁状の件で、小沢人気はガタ落ちだ」と明かす。
 こうした情勢を見て、民主党は公示直前、小沢氏に「刺客」を立てた。4区の金ケ崎町出身で、新進党時代から、小沢氏と行動をともにしてきたベテラン党職員の及川敏章氏(56)だ。
 民主党や報道機関の情勢調査でも、小沢氏はこれまでのように突出しておらず、党執行部は「ウチが候補を立て、非自民党票を分散できれば、小沢氏の落選もあり得る」と計算したのだ。
 一方の小沢氏は、自分が民主党を離党した際に付いてこなかった元腹心たちに、激しい怒りを覚えているようだ。
 民主党の階猛氏(46)が地盤とする1区には、岩手県の達増(たっそ)拓也知事の妻で、元客室乗務員の陽子氏(47)を擁立した。前回衆院選の長崎2区で、福田衣里子氏(32)を勝利に導いたベテラン女性秘書が、徹底指導しているという。
 ただ、露骨な戦術に、階陣営は「激戦区には間違いないが、こちらには5年間の活動実績がある」(秘書)と語る。
 民主党の黄川田徹氏(59)の地盤3区には、一関市の旅館おかみで新人の佐藤奈保美氏(46)を担いだ。黄川田氏は大震災で、自宅と地元事務所が津波に流され、両親と妻、長男、秘書を失った。「野党になれば、被災地復興に直接関与するのも難しくなる」と判断して、小沢氏と決別した。
 昨年、家族4人の初盆を迎えたころ、黄川田氏のもとに香典を添えた便箋2枚の手紙が届いた。小沢氏の妻、和子夫人からで、お悔やみの言葉とともに、「大変な状態でも政局や権力闘争をする人はいるが、黄川田さんは頑張ってほしい」とつづられていたという。
 2区の畑浩治氏(49)は、小沢氏とともに未来から出馬したが、自民党元職の鈴木俊一氏(59)が優勢だ。
 小沢氏は、田中角栄元首相直伝の「川上から川下へ」という選挙戦術を守ってきた。選挙終盤は、側近らが戦う都市部などを回るのが常だったが、今回は、投票前日も自分の選挙区に入るほどのピンチなのか。
 県政関係者は「厳しい情勢調査は、逆に陣営を引き締める。小沢系の組織選挙の力は並大抵ではない」とも語るが…。
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官邸前「反原発デモ」 著名候補が参加へ
zakzak 2012.12.14
 未来の小沢一郎氏が14日夜、首相官邸前で行われる「反原発デモ」への参加を予定していることが分かった。首都圏で苦戦する同党候補を支援するためで、地盤固めに奔走している地元・岩手県から同日夕、上京するという。東京8区から衆院選に無所属で出馬した俳優の山本太郎氏や、東京都知事選に出馬している前日弁連会長の宇都宮健児氏も、同日のデモへの参加を予定している。
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“小沢王国”で小沢一郎氏(岩手4区)が珍しい動き…最終日まで / 2005年衆院選以来 2012-12-14 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

         

小沢王国、異例のテコ入れ…最終日まで張り付き
読売新聞 2012年12月14日10時14分
仮設住宅で被災者と握手する小沢氏(岩手県釜石市で)=宮下洋介撮影
 日本未来の党の小沢一郎氏は13日、地元・岩手県での「つじ立ち」に一日を費やした。
 同党の新人が出馬した岩手3区で10分程度の街頭演説を頻繁に繰り返しながら、大船渡市、釜石市など東日本大震災で津波に襲われた沿岸部を北上した。
 午後、約350人が暮らす釜石市天神町の仮設住宅で、高齢の女性支持者から「しばらくです」と声がかかると、小沢氏は腰を落とし、女性の手を両手でしっかりと握りしめた。
 選挙戦での圧倒的な強さから「小沢王国」と呼ばれる岩手で、小沢氏自身がテコ入れするのは珍しい。これまで地方議員や秘書、家族任せにしてきたが、今回は12日から選挙戦最終日の15日まで基本的に岩手に張り付く。自らの岩手4区にも入る予定で、小選挙区制導入後、初めての光景だ。
 「我々が皆さんに言ったことをまっすぐ筋道を通してやらなくてはいけないと、新しい党を作った。民主主義はやっぱり、数だから、私一人でできるわけではない。大勢の同じ気持ちを持った人が国会に出てくれないといけない」
 街頭演説で小沢氏は、民主党を離れて「国民の生活が第一」を結成しながら、選挙直前で未来の党に合流した説明に追われた。しかし、第3極結集として「起死回生」だったはずの未来の党の党勢は、なかなか上向かない。
 1993年に自民党を離党して以降、常に政界再編を唱え、政局の中心に居続けることで「剛腕」と呼ばれる小沢氏だが、7党目となる未来の党で神通力の衰えも指摘されている。
 小沢氏は13日、長年の側近から、「首相官邸前の反原発デモに参加すべきだ。岩手にこもっても、首都圏などで戦う側近たちの選挙にプラスにならない」と進言され、14日夜だけ上京して、デモに参加することを決めた。
 もっとも、小沢氏が議員生活43年をかけて築いてきた「王国」の守りにこだわる姿勢に変わりはない。小沢氏側近は「永田町でも特異な政治パワーの源泉は、自分の選挙区だけに限らず、県全体に広げた選挙基盤があるからだ」と語る。
 小沢氏はこれまで、選挙を知り尽くす地域の人材と組織をまるごと引き連れて党を移ることで王国を維持してきた。しかし、今回は岩手県4小選挙区で前議員2人が反旗を翻した。王国の基盤に大きな亀裂が走り、陣営には危機感が広がっている。
 小沢後援会連合会の小笠原直敏会長は、こう訴える。
 「小沢先生は岩手を代表し、将来の日本を左右する政治家として戦ってもらわなければならない」
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小沢氏、異例の岩手入り きょうから4日間、地元4区も予定
河北新報 2012年12月12日水曜日
 日本未来の党前議員の小沢一郎氏(岩手4区)が12〜15日の4日間、衆院選(16日投開票)の公示後初めて地元岩手県入りすることが11日、分かった。党公認候補の応援を目的とし、最終日には自身の4区にも入る予定で、異例の動きとなる。
 関係者によると、小沢氏は12日午後、3区の未来新人の一関市事務所を訪ねて激励。13日は沿岸被災地の大船渡、釜石両市で街頭演説をする。大船渡市では計6カ所で予定している。
 14日は盛岡市に入り、1区の新人のてこ入れを図る。15日は2区の前議員を応援した後、夕方には自身の選挙区である4区の北上市で街頭に立つ予定だ。今回の選挙で最後の演説となるとみられる。
 自らの選挙区に入ることについて、後援会幹部は「ただ当選するだけでは駄目で、(追い風の)自民党新人に比例復活当選させたくない。それだけ危機感が強い」と話す。
 関係者によると、小沢氏が選挙公示後、県内入りするのは2005年の衆院選以来という。
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岩手4区 独自候補擁立断念 社民票、行き先不透明
河北新報 2012年12月13日木曜日
 衆院選岩手4区で、2万票前後あるといわれる社民党票の行方が注目されている。1996年の小選挙区制導入後、党県連は初めて候補者擁立を断念し、自主投票を決定した。しかし、党支持者にとって、長年対決した人物への抵抗感、政策的な違いなど、いずれの候補者にも相いれない事情がある。東北の比例議席死守のためにも投票は欠かせず、苦悩は深い。
 岩手4区には届け出順に民主党新人の及川敏章氏(56)、自民党新人の藤原崇氏(29)、共産党新人の高橋綱記氏(65)、日本未来の党前議員の小沢一郎氏(70)の4人が立候補した。
 社民県連は今回、「反自民」「非共産」で、党の政策に反しない候補者との方針を示した上で、自主投票としている。
 候補者のうち、社民が掲げる脱原発、反消費税、環太平洋連携協定(TPP)反対と政策的に近いのが未来の小沢氏。両党は、中央政界で協力関係を結んでいる。しかし、小沢氏とは中選挙区時代から激突してきた経緯があり、ある県議は「党名が変わっても本質は変わらない」と、「小沢アレルギー」を口にする。
 それでは、民主はどうか。連合岩手が及川氏を推薦したことで票が流れるとの見方がある一方、社民の有力支援労組傘下の幹部は「消費税、原発などの政策面から、支持や支援する立場になれない」と語る。
 党存続のためにも、比例東北の一議席維持は最重要課題。小選挙区の候補者不在による減票は避けたいところで、最終的には何を優先するか個人の判断に委ねられそうだ。
 ある党県連関係者は「やはり、何が何でも(候補者を立てて)選択肢を示すべきだった。白票が増えるだろう」とつぶやいた。
 ◇岩手4区立候補者
及川 敏章56 民新 
藤原  崇29 自新 
高橋 綱記65 共新 
小沢 一郎70 未前(14)
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選挙戦で「小沢神話」終焉? 「田中王国」も衰退か
dot. 更新 2012/12/13 12:00
 さまざまな党が乱立する今回の衆院選。その行方を、政治評論家の森田実氏と時事通信社解説委員の田崎史郎氏は次のように読む。
*  *  *
森田:青森は自民が総取りしそうです。岩手1区の達増陽子(47・未来)は達増拓也知事(48)の妻で、後援会の評判が良く、なかなか強い。4区の小沢一郎さん(70)はもちろん強いけれど、以前ほど絶対的ではなくなってきたように思います。
田崎:よもや落選することはないでしょうが、「予断を許さない」と見る向きもある。「小沢神話」の終焉がついに近づいてきました。
森田:千葉4区の野田佳彦首相(55)は、現職総理でありながら比例区での重複立候補となっています。民主から未来に移った刺客・三宅雪子(47)に票を食われることを懸念したのかもしれません。
田崎:野田首相以外で勝つ見込みがある民主の候補は、1区の田嶋要(51)と9区の奥野総一郎(48)くらいでしょう。
森田:東京は石原慎太郎さん(80)の影響もあって維新が健闘していますが、選挙区では1議席取れるかどうかでしょう。15区の東祥三(61)は、いまはなき「国民の生活が第一」の幹事長としてメディアによく出ましたが、ここはみんなの柿沢未途(41)が強い。
田崎:18区の菅直人前首相(66)は自民の土屋正忠(70)とデッドヒートですが、負けても比例復活はほぼ間違いない。新潟では、5区の田中真紀子(68・民主)がやや劣勢です。
森田:もしも田中が負ければ、岩手の小沢王国に続き、田中角栄元首相から続く田中王国も終わることになる。いよいよ日本の政治から「レジェンド」が消えるのかもしれません。
※週刊朝日 2012年12月21日号
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小沢一郎氏 募る危機感「小選挙区で敗れたら即引退」…衆院選岩手4区 2012-12-12 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

        
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小沢の恐ろしさ 「国民の生活が第一」衆院選岩手3区に佐藤奈保美氏 〜民主残留 黄川田徹氏に刺客 2012-10-12 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
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「小沢王国」に挑む 反旗翻した飼い犬たち=階猛/黄川田徹のもとに届いた小沢氏の妻和子夫人からの手紙 2012-08-21 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
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