空軍オスプレイ沖縄配備を検討、嘉手納有力
(2013年1月12日 読売新聞)【ワシントン=白川義和】
マイケル・ドンリー米空軍長官は11日、国防総省での記者会見で、空軍仕様の新型輸送機CV22オスプレイの沖縄配備を検討していることを認めた。沖縄県の米空軍嘉手納基地への配備が有力とみられている。
長官は会見で「CV22を沖縄などの日本国内に配備する計画はあるか」との質問に対し、「ある」と答えた。ただ、国防総省は長官の会見後「アジア太平洋地域へのCV22の配備は数年先だ。基地使用について決定していないため、米国は日本政府にCV22に関する伝達をしていない」との声明を出し、長官の発言を訂正した。
訪米中の沖縄県の又吉進知事公室長は11日、国防総省のクリストファー・ジョンストン北東アジア部長との会談で「CV22の配備は絶対に認められない」との立場を伝えた。又吉氏によると、ジョンストン氏は「日本を含むアジアに配備する計画を進めているが、場所は特定していない」と述べたという。
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沖縄にオスプレイ追加配備を示唆 米空軍長官
産経新聞2013.1.12 12:56
【ワシントン=佐々木類】ドンリー米空軍長官は11日の記者会見で、空軍仕様の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイについて、沖縄を含む日本への配備を検討しているかとの質問に対し、「その通りだ」と答えて近い将来の配備検討を示唆した。
ただ、国防総省のリトル報道官はこの後の声明で、CV22のアジア太平洋地域への配備について「数年先になる」と強調し、配備先については安全保障環境を考慮して柔軟に検討する考えを示した。
米海兵隊は昨年から普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)でMV22オスプレイ12機の本格運用を始めており、今夏までに同型機12機を追加配備する方針。
一方、CV22は兵員の輸送を主にした海兵隊仕様のMV22とは異なり、対地攻撃機とともに夜間、敵地に低空で侵入するといった特殊作戦が主任務で、危険性が高いとされる。昨年6月には米フロリダ州で墜落事故が起きるなど沖縄県側が警戒を強めている。
ただ、行動半径の長さなどCV22の運用能力の高さは、MV22と同様、離島防衛に大きな抑止力を発揮するとみられる。将来、CV22が嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に配備されれば、公船による領海侵犯や航空機による防衛識別圏への侵入など沖縄県・尖閣諸島への挑発行為を続ける中国に対し、より大きな牽(けん)制(せい)効果が期待される。
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米空軍 オスプレイ追加配備を示唆 嘉手納有力
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