オウム裁判 3死刑囚を証人尋問へ
NHK NEWS WEB 3月29日 15時34分
オウム真理教の平田信被告の裁判で、東京地方裁判所は、地下鉄サリン事件などで死刑が確定した教団元幹部の死刑囚3人の証人尋問を行うことを決めました。
裁判員裁判で死刑囚に対する尋問が実施されるのは初めてです。
オウム真理教の平田信被告(48)は、17年近い逃亡の末に去年逮捕され、東京・品川区で起きた公証役場事務長の拉致事件や杉並区のマンションに爆弾が仕掛けられた事件などで起訴されました。
東京地方裁判所で29日、事前に争点を絞り込む公判前整理手続きが行われ、いずれも教団元幹部の井上嘉浩死刑囚(43)と、中川智正死刑囚(50)、それに小池泰男、旧姓林泰男死刑囚(55)の3人の証人尋問を実施することを決めました。
死刑囚への尋問は裁判員裁判では初めてで、3人は事件の前後に被告と共に行動していたとされることなどから、話を聞くことが必要だと判断したものとみられます。
3人のうち井上死刑囚は教団の非合法活動を担った「諜報省」と呼ばれた組織のトップで、新たな事実が明らかになるかどうかも注目されます。
一方で、警備上の問題などもあるため、尋問を法廷で行うか、拘置所に出向いて行うかで、検察と弁護士の意見が対立していて、今後、裁判所が具体的な方法を検討するものとみられます。
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◆ オウム裁判:平田信被告の公判 東京地検、井上嘉浩・中川智正死刑囚の証人尋問を申請 2013-03-20 | 死刑/重刑/生命犯 問題
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オウム:平田信被告の公判 井上嘉浩・中川智正・小池(旧姓 林)泰男死刑囚の証人尋問決定 東京地裁
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