体罰反対派 日体大、体罰賛成派 ノムさんをナゼ呼んだ
日刊ゲンダイ2013年4月9日 掲載
“初授業”は学生3分の1が熟睡
学生も災難だが、学校も学校だ。
8日、日体大の客員教授として“初仕事”を行った元楽天監督の野村克也氏(77)。新入生オリエンテーションのプログラムの一環として、約1500人の学生を前に特別記念講演を行った。講演のタイトルは「スポーツにおける指導法について〜体罰に頼らない指導の探求〜」である。
が、ノムさんの話の内容は毎度おなじみの「野村半生記」。貧しかった幼少期から始まり、がんをわずらった母、金儲けを考えていた学生時代、そして南海にテスト入団……と、ここで予定されていた1時間が経過。それでも話し続けるノムさんに大学側も困惑し、時間終了を告げるカンペを出す始末だった。
本来のテーマとはまったく関係ない話が延々と続いては、学生が船をこぐのも仕方がない。3分の1が熟睡していた。
いや、そもそもタイトルからしてムリがあった。
ノムさんは3月に出演したスポーツ情報番組で、
「体罰があってこそ強くなる。アマチュアでは特にそう。口で言ってもわからなければ仕方ない」
と、持論を展開。バリバリの体罰賛成派だ。その直後、出演していた「6億円BIG」のCMが打ち切りになった。週刊誌などによれば、「BIGは日本スポーツ振興センターの発行するサッカーくじ。同センターは東京五輪招致にも協力しているだけに、野村氏の言動は容認できなかった」という。
「ノムさんに体罰を否定できるはずがありませんからね。夫人の沙知代さん(81)も、かつてオーナーを務めていた少年野球チームでは、試合中にミスをした子を叩いたり、平手打ちは日常茶飯事。子供だけでなく、サッチーは親にも容赦がなかった。子供たちが悪さをすると、親も呼び出されて延々と説教。『アンタの教育が悪いからダメなのよ!』と、頭をはたかれた保護者もいます」(球界関係者)
スポーツで鳴らす日体大だけに体罰不要論を語らせたかったのだろうが、明らかなミスチョイスだったのだ。宣伝目的でノムさんを客員教授に迎えたとはいえ、これでは役に立ちそうもない。
ノムさんは、
「皆さんの興味ある話ができませんでしたが、私が悪いのではなく私を講師にした学校が悪いんです」
とジョークを飛ばしたが、学生の反応は最後までイマイチだった。
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◆ 落合博満氏、手首切り自殺未遂告白 立正大学 講演会 2013-04-06 | 野球・・・など
落合博満、手首切り自殺未遂激震告白「右手でスッとジェスチャー」
アサ芸プラス 2013年04月04日09時59分
今、球界で最も講演会人気の高い大御所、落合博満氏が、居並ぶ聴衆を前に驚愕の過去を明かした。かつてのベンチ裏事情でも球界秘話でもない、私生活にまつわる超ド級のサプライズを告白。これも「オレ流」なのか!?
3月24日、立正大学(東京・品川区)。600人を収容するキャンパス内のホールは満席となり、通路に座る人たちもいる。「マネジメントを語る」と題し、経営学部の公開講座として開催された前中日監督・落合博満氏(59)の特別講演会は、学生以外にも老若男女の一般聴衆が聞き入り、時折展開される絶妙なユーモアには笑いも沸き起こった。
「集客能力は球界随一で、講演に引っ張りだこ。ギャラのランクも最高の150万円以上で、億単位の収入があるそうです。監督をやっている時はナゴヤドームがいっぱいにならなかったのに、講演が常に満席というのは皮肉な話ですが」
と、スポーツ紙デスクが称賛するだけのことはあるのだ。
会場がひときわ静まり返り異様な空気に包まれたのは、午後1時開始の講演が終盤にさしかかる頃だった。予想外のひと言が、落合氏の口から飛び出したのだ。
「死ぬのは簡単と言うけど、死ぬのは勇気がいります。死んだ人って勇気がないってよく言いますよね。これは、オレは違う(と思う)。オレだってこうやって、したことありますよ」
そう話すと同時に、右手で左手首をスッと切るジェスチャーをしたのである。聴衆がアッケにとられると間髪入れずに畳みかける。
「あるけども、オレにはザクッとやるだけのふんぎり、勇気がなかったから、今ここにいるんだ。あれってすごい勇気だったんだ。その勇気をちょっと別のところに向けていけば、何も死に急ぐなよ、おもしろい楽しいことがいっぱいあるよ、ということを皆さんが伝えてくれれば、自殺を防いでいけるんじゃないか」
あまりにアッサリとしたもの言いに思わず耳を疑ったが、どう聞いても「手首カットの自殺未遂」である。
ここに至るきっかけは、昨今、頻繁にニュースになるイジメ、体罰、暴力問題に触れたことだった。
「このイジメ、体罰というのは昔からずっとあった。だってオレの高校時代、毎日ブン殴られてたもん。野球やるよりブン殴られてるほうが多いのかと、不登校になった」
さらに、東洋大学に進学したものの中退することになった原因にも触れ、
「集団生活の免疫がオレにはなかった。まして秋田の田舎から出て行ってるでしょ。当時は方言、これがものすごいネックになった。お前、何しゃべってるかわからん、と。とてもじゃないけど団体生活は耐えられないと思って、田舎に帰ったんです。そこから東芝府中に入るのに2年かかったんですけどね」
「時期」には触れなかったが、はたして自殺未遂は学生時代の失望から決断したものだったのか。落合氏を知る球界関係者は言う。
「確かに『東洋大(野球部)はひどいんだぞ』とボヤいていた。大学後輩の達川光男は『広島商時代、グラウンドに固定された日本刀の上を裸足で歩かされた。神経を集中してそーっと歩けば足裏は切れないから、と』と振り返るけど、その達川が『当時の東洋大は高校野球よりひどかった』と言うんだから、よほどだったんだろう。落合さんがいた当時は、体罰やイジメに近い理不尽なシゴキがあったのでは」
だが、前出・スポーツ紙デスクは、
「プロ入り前、ボウリング時代のことだと思う」
落合氏が言う「大学中退後に田舎に帰って、東芝府中に入るまでの2年間」のことである。デスクが続けて説明する。
「野球の夢破れて地元・秋田のボウリング場で、プロボウラーを目指しアルバイトをしていた時期です。『(野球の)目標がなくなった。こんなことしてよかったのかと思っていた』と、先が見えないつらい時代だったと漏らしたことがありました。講演でそんなことを話すのは初めてでしょう」
プライベートな話はまずしないという落合氏には、異例すぎる衝撃告白だったのだ。
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◆ 落合博満元監督 講演会 (愛媛県) 2013-01-30 | 野球・・・など
落合元監督 講演会 (愛媛県)
元プロ野球監督の落合博満さんの講演会が29日、今治市で開かれ、「監督時代は選手に一度も暴力を振るわなかった」など指導方法について話した。元プロ野球監督の落合博満さんは「オレ流野球の真実、人の育て方・生き方とは!」と題して講演。スポーツの指導において”体罰”が問題となる中、落合さんは「俺らやられて嫌だったよな、だったら次の世代の連中に味合わせなけりゃいいんだろ、だからやられてきたことに関してオレはそれをやったことはありません、監督8年間、選手一度もぶん殴ったことはない、コーチ連中もぶん殴ったことはありません」などと自らの経験をもとに指導者としての心構えを語った。また、落合さんはバッティングフォームを見せながら、「最近は野球も物事も難しく教える風潮がある、基本は単純なこと」などと話し、オレ流の人生哲学を披露していた。
[1/30 13:53 南海放送]
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