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「赤ちゃん工場」摘発 ナイジェリア、少女ら保護

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「赤ちゃん工場」摘発 ナイジェリア、少女ら保護 
産経新聞2013.5.11 17:41
 ナイジェリア警察は11日までに、南東部イモ州ウムアカの家屋から妊娠中の少女17人と子ども11人を保護したと明らかにした。少女らに出産させ、第三者に売却しようとした疑いがあり、家屋を所有する女の行方を追っているという。地元メディアは「赤ちゃん工場」の摘発と伝えている。
 保護された少女は14歳から17歳。警察は、全員を妊娠させたことを認めた男(23)と、家屋警備員の男(55)の身柄を拘束した。地元では、家屋は孤児院や妊婦の保護施設とみられていた。所有者の女は中年。保護された子ども11人は売却される前だったとみられる。少女たちは満足に食事を与えられていなかったという。
 ナイジェリアでは人身売買が一部で広く行われ、売られた子どもが売春などに従事させられるといわれる。(共同)
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「赤ちゃん工場」ナイジェリア 人身売買目的 2011-06-03 | 国際 
 「赤ちゃん工場」摘発 ナイジェリア警察、32人保護
中日新聞2011年6月3日 朝刊
 【ロンドン=松井学】ナイジェリア警察は一日、同国南部アバで病院施設を装って新生児を売買していた「赤ちゃん工場」を摘発したと発表した。人身売買用の子供を産ませるため監禁されていた十五〜十七歳の妊娠中の少女ら三十二人が保護された。英BBC放送が同日伝えた。
 警察によると、少女らは出産後に新生児一人につき現金百七十ドル(約一万三千七百円)を施設経営者から受け取ったと話している。その後、新生児は取引業者らに売られた。一方、経営者は施設の目的は望まない妊娠をした少女のための避難所だと主張しているという。
 ナイジェリアの人身売買を監視する国家機関(NAPTIP)は、「赤ちゃん工場」に監禁されていた少女らには、望まぬ妊娠をした少女を「無料で堕胎する」などとだまして誘い込むケースと、少女らを拉致して性的暴行し妊娠させるケースがあるという。また新生児の売買は児童就労や移植用の臓器摘出、性的虐待などが目的で、後を絶たないと指摘している。一部の部族社会では子供がいない女性が呪われた者とみなされるため、新生児を買って自分の子供と偽る事態も起きているという。
 国連児童基金(ユニセフ)は、ナイジェリアでは一日十人以上の子供たちが売買されていると推計している。


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