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憲法96条改正 首相「他国から『変えてよい』『変えて駄目だ』といわれる筋合いのものではない」」

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憲法96条改正で首相「他国に言われる筋合いない」
産経新聞2013.5.14 13:48
 安倍晋三首相は14日の参院予算委員会で、米国側が憲法改正の96条先行論に懸念を表明したとする一部報道について「そんな事実はまったくない。たとえあったとしても、他国から『変えてよい』『変えて駄目だ』といわれる筋合いのものではない」と否定した。
 また、「法律と同じように憲法を変えていいとはまったく思わない。(政権交代で)政党が入れ替わったら民主党の憲法になるというものであってはならない」と語り、硬性憲法の性格は残すべきだとした。
 自民党が提案する憲法改正草案に関しては「9条を変えることにおいて、このまま通ると思っていない。私たちの案として出している。簡単なことだとは思っていない。できる限り多くの人たちに賛成していただきたい。修文の議論にも建設的に応じたい」と修文を含めて柔軟に対応する姿勢を示した。
 一方、衆院選挙区「0増5減」に基づき区割りを改定する公職選挙法改正案について「『違憲状態を改正せよ』との司法の要請に応えるのが先決だ。選挙の議席の正当性に関わってくる。できるだけ早く成立させたい」とし、改めて協力を呼びかけた。
 民主党の前川清成氏への答弁。
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首相、憲法96条改正「国民投票いまなら否決」
日本経済新聞2013/5/14 13:27
 安倍晋三首相は14日午前の参院予算委員会で、憲法改正の発議要件を緩和する憲法96条の改正にについて「(各種世論調査で)反対の意見の方が多いのも事実だ。いま国民投票に付したところで否決される」と語り、国民の理解が深まっていないとの認識を示した。
 首相は96条改正に改めて意欲を示したうえで「なかなか国民の支持が得られないことにおいて、皆さんと認識を1つにするものがあれば、そういう努力もやっていくのが現実の政治の姿だ」と述べ、96条を先行改正するのではなく、各党で合意の得やすい条項を合わせて発議することにも柔軟な姿勢を示した。
 A級戦犯を合祀(ごうし)する靖国神社に代わる国立追悼施設の設置については「遺族がどう思うかが大きな課題だ。国民的な敬意を集める場所でなければならないということも議論していく必要がある」と慎重な見解を表明した。民主党の前川清成氏への答弁。
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憲法96条改正 安倍首相「今、国民投票に付しても否決される」
FNNフジニュースネットワーク
安倍首相は、14日の参議院予算委員会の集中審議で、憲法96条の改正について、「今、国民投票に付したところで否決される」との認識を示す一方、将来、「国防軍」を創設する9条改正の意義を説明した。
委員会で安倍首相は、憲法改正の発議要件を3分の2から過半数に緩和する96条の改正について、「96条についても、反対の方の意見の方が今、多いのも事実であります。例え今3分の2、これを国民投票に付したところで、これは否決されるわけでありまして、これこそまさに、わたしは民主主義なんだろうと思うわけでありますし」と述べたうえで、国会議員は、国民投票を通じ、国民の意思を尊重すべきだとの考えを強調した。
また、安倍首相は自民党が掲げている国防軍を保持するという9条改正の意義について、自衛隊では、必要最小限とされる武力行使の範囲を拡大することを挙げたほか、「日本の自衛隊が外国の侵略側の軍隊の捕虜となった場合、軍隊として認識されていなければ、捕虜としての取り扱いは、受けないということになる。各国が、みんな国防軍という名をつけていて、日本だけがつけることが特別ではない」と述べた。
さらに安倍首相は、閣僚の靖国神社参拝について、「中国、韓国から非難されているが、誤解に基づくものが多い」と指摘したうえで、「信教の自由が保障されており、私人の立場で参拝することはもとより自由だ」と強調した。
そのうえで、靖国神社と別に、国立の追悼施設の建設について、「そうしたものが必要ではないかという問題意識はあるが、いくら国が立派な施設をつくったとしても、魂が触れ合うものが感じられなければ、誰もそこにはいかない」と慎重な姿勢を示した。
また、中国共産党の機関紙「人民日報」が、沖縄の日本への帰属を疑問視する論文を掲載したことについて、安倍首相は「われわれは、直ちに抗議をした。中国側は、今までの立場とは変わっていないということだった。しかしここは、本来ははっきりと琉球の帰属については、日本のものであるということは、本当は正さなければいけないことであろうと」と述べた。
一方、民主党が衆議院の議員定数削減をこの国会で実現するよう求めたのに対し、安倍首相は、まず「0増5減」に基づく区割り法案を成立させ、「1票の格差」を是正することが先決だと強調した。
 (05/14 21:36)
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〈来栖の独白〉
 今やらないでどうする。今でしょう。総理に、国民がついていけていない。
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[戦死者追悼は人として当然 閣僚の靖国参拝] 韓国のキリスト教徒は聖書を読まないのだろうか 曽野綾子氏 2013-05-14 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法〉 
 戦死者追悼は人として当然 閣僚の靖国参拝
 産経新聞 2013/5/1 Wed. オピニオン 曽野綾子の[透明な歳月の光]
 総理や閣僚、国会議員などが、靖国参拝をすることの「人としての当然」を改めて書く。
 政治家の中には、無神論者もいるだおう。他宗教の聖地や祈りの場には、一切足を踏み入れないという宗教の信者もいるだろう。日本では当然靖国に参らない自由がある。
 しかしわが国には、すべての死者を悼み、過去に遡ってその人々から受け継いできた命の継承の上にこの私があると考え、死者を大事に思うという習慣があり、それは多く日本人に支持されている。
 諸外国にもそれと似た習慣がある。だからわが国の総理がアメリカを訪問してアーリントン墓地を訪れて戦死者に花輪を捧げ、それを友好を願う国際礼儀として承認するならば、自国の戦死者を祭る墓所に参るのも当然だろう。その場所が日本では靖国神社なのだ。村を守ってくれる神さまを鎮守さまとして村人が承認するのと同じ心理である。
 韓国も、日本の総理や政治家の靖国参拝を非難している。韓国には非常に多くのキリスト教徒がいると聞いているが、その人たちは、聖書を読まないのだろうか。
 聖書の「ルカによる福音書」の6・37には「人を裁くな」と明記されている。旧約の「申命記」1・17には、「人の顔色をうかがってはならない。裁判は神に属することだからである」という強い表現もある。
 靖国には、日本を戦争に導いたとされる軍の指導者や、残虐行為に加担したか少なくとも止めなかったといわれる数千人、数万人の軍人も祭られているだろう。しかしその実情は、戦乱のどさくさに紛れて正確には分らない。だから聖書は、他者に対する根本的な裁きは神に任せることだとして人間が裁くのを戒めているのである。
 靖国に祭られている絶対多数の戦死者は、祖国を守るためにやむなく死んでいった普通の青年たちである。恐らく政治家も多くの国民もその人たちを悼むために靖国に参るのだ。人間として日本では普通の行為である。むしろ靖国に参る人たちほど、残酷な戦争を忌避している。
 中国も今回の議員団の靖国参拝を批判した。中国は共産党一党独裁の国で多分魂を信じないのだろうから、戦死者を悼まないのだろう。それはそれで筋が通っているが、私はそういう冷たい国に生まれなくて幸せだったと思う。
 4月23日の毎日新聞社説は「閣僚参拝は無神経だ」という論説を述べた。まだこの新聞は国際政治の無難な行為だけを望んでいる。
 自国民だけでなく、他国民の幸せや平和を守るのは当然だ。しかし今まで国際社会において、自らの哲学と信念を勇気をもって静かに表すことがなかったからこそ、日本が軽視されてきたのを、まだこの新聞はわからないのだろうか。そういう点で諸外国は、実に冷酷なまでに、他国の政治家の人間性と実力を観察しているものなのである。
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