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木曽川・長良川連続リンチ殺人事件 2011/3/10 最高裁判決

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「息子の無念晴らして」=被害者遺族、極刑求め−連続リンチ殺人10日判決・最高裁
 1994年に大阪、愛知、岐阜で男性4人が死亡した連続リンチ殺人事件で、強盗殺人などの罪に問われ、二審でいずれも死刑とされた当時18〜19歳の元少年3被告に対する上告審判決が10日、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)で言い渡される。事件で長男江崎正史さん=当時(19)=を失った父恭平さん(66)=愛知県一宮市=は判決を前に、「息子の無念を晴らす判決を。死刑以外は望んでいない」ときっぱり語った。
 事件から約16年半。「ようやく気持ちをコントロールできるようになった」と話す母テルミさん(65)だが、悲しみが消えることはない。「息子はいないと分かっていても、2階から下りてくるような気がする。いつも心のどこかで考えている」と悲痛な面持ちで語った。
 裁判の焦点は少年だった3人に死刑が適用されるかどうか。恭平さんは「年齢ではなく、4人を殺したという行為によってのみ裁かれるべきだ」と強く訴える。3人からは手紙が届くが、「謝罪を受け入れる気持ちはない」。「裁判で責任を押し付け合う様子を見て、反省していないのが分かった。手紙にはきれい事しか書いていない」と怒りをあらわにする。
 「最高裁判決は大きな区切り、新しい一歩」と2人。恭平さんは「息子の供養をしながら新しく生きる道を探したい」と笑顔を見せる。一方、テルミさんは「望みと違う結果でも、最後だから受け止めなければならない。どうなるだろうと考えて眠れない日がある」と不安を隠せない様子だ。(時事通信2011/03/06-14:27) ◆償いの言葉 響かない。無念 胸に11年。3被告見つめる遺族 木曽川・長良川連続リンチ殺人事件
「正義のかたち:死刑・日米家族の選択/2 遺族と被告、拘置所で面会」
「木曽川・長良川殺人事件」 “「凶悪犯罪」とは何か”「三人の元少年に死刑判決が出た木曽川・長良川事件高裁判決」

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