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参院選2013 岩手「小沢王国」攻防 党首被災地入りも「被災者置き去り」冷めた声

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【参院選2013 岩手】「小沢王国」攻防、党首被災地入りも「被災者置き去り」冷めた声
産経新聞2013.7.18 22:06
 参院選投開票まであと3日と迫った18日、自民党総裁の安倍晋三首相(58)と生活の党の小沢一郎代表(71)が岩手県内の被災地に入った。岩手選挙区は小沢氏が長年影響力を誇示してきた「小沢王国」だったが、小沢氏の威光は陰りを見せており、自民は議席奪還に向け、首相自らが乗り込んだ。過去最多の6人が1議席を争う混戦模様で選挙戦は過熱する一方だが、復興を一票に託す有権者からは「被災地が置き去りにされている」と冷めた声も漏れていた。
 東日本大震災で津波被害を受けた岩手県沿岸部の宮古市。未明から降り出した雨の中、小沢氏は午前8時すぎからJR宮古駅前に立ち、支持を訴えた。だが、小沢氏の口から「復興」の具体策が語られることはなく、小沢氏を長年支持してきた酒店店主、三上正一さん(64)は「復興について話しても票にならないのかな」とつぶやいた。
 被災地では集団移転に伴う用地買収など課題が山積している。市内の仮設住宅で暮らす会社員、鈴木長星(ちょうせい)さん(59)は「政治の力で復興を優先してもらいたいが、希望する高台移転もなかなか進まない」と嘆く。別の仮設住宅に住む漁師の畠山俊雄さん(59)は「政治家は本当に私たちのことを考えているのだろうか」と話した。
 生活は新人、関根敏伸氏(57)を擁立したが、「選挙の小沢」と言われた“神通力”も今は昔だ。小沢氏の地元入りは公示後2回目だが、厳しい戦いを強いられている。
 昨年の衆院選に小沢氏が所属していた日本未来の党から岩手で出馬した4候補のうち、選挙区で当選したのは小沢氏本人のみだった。古巣の民主党からは新人の吉田晴美氏(41)が出馬。小沢氏とたもとを分かった現職の平野達男氏(59)は民主を離れ、無所属で3選に挑む。かつて小沢氏の下で結束していた勢力が3つに分裂した形だ。こうした構図に「支持者が分散する」(吉田氏陣営幹部)との危機感も強い。
 これに対し、新人の田中真一氏(46)を擁立した自民党は「今までは『参加することに意義がある』だったが、小沢票が3つに割れた今回は違う」(田中氏陣営関係者)と鼻息も荒い。平成7年に推薦候補が敗れて以来6連敗中だが、安倍政権の高い支持率を追い風に「王国」の牙城を一気に切り崩す構えだ。
 午後1時40分すぎ、仮設店舗で営業している大船渡市の「おおふなと夢商店街」に安倍首相が姿を現し、被災者らと握手を交わした。ただ、鮮魚店を営む上野英明さん(62)は「政党の争いが目立ち、被災地が置き去りにされている印象がある」と選挙戦にいらだちを隠せない。
 岩手県内では、公営住宅や民間の賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」を含め6月末現在で、3万6806人が今も仮設住宅で不自由な生活を送っている。同市内の会社員、藤野幸枝さん(53)は「いつまで仮設の状態が続くのか。被災地の景気を立て直してくれる人に一票を投じたい」と話した。
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首相あす岩手へ 20日は山形入り 最終盤再度てこ入れ
河北新報2013年07月17日水曜日
 参院選(21日投開票)で、安倍晋三首相が最終盤の18日に岩手、20日に山形の両選挙区(ともに改選数1)に入り、自民党新人の応援演説に立つ。両選挙区は激戦が続いており、訪問はともに公示後2度目。
 首相の応援当日は岩手に生活の党の小沢一郎代表、山形には嘉田由紀子滋賀県知事が入り対立候補の応援マイクを握る。審判を前に激しい火花を散らしそうだ。
 自民党岩手県連によると、再度の岩手入りは首相たっての希望という。陸前高田、大船渡、釜石の3市の仮設商店街など東日本大震災の被災地を回った後、内陸部の遠野、花巻両市へ転戦し街頭演説する。
 山形では村山、寒河江の両市で演説する。自民党の支持団体だった県農協政治連盟が環太平洋連携協定(TPP)交渉参加をめぐり、みどりの風現職を推薦している。村山市は県農政連会長のお膝元で、首相自ら「攻めの農業」を訴えるとみられる。
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「脱小沢」唱え、東北遊説 因縁の官房長官 異例対応 【参院選 2013】 2013-07-09 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 
  【参院選2013】「脱小沢」唱え東北遊説 因縁の官房長官 異例対応
 産経新聞2013.7.9 01:11
 安倍晋三首相の腹心、菅義偉官房長官が7、8両日、自民党候補応援のため岩手、秋田、山形の東北3県を遊説。全国を駆け巡る首相に代わり、留守を預かる官房長官が官邸を離れるのは異例だ。因縁の対決を演じてきた生活の党の小沢一郎代表のお膝元・岩手県では「脱小沢」を訴えた。
 「自民党を圧勝させてほしい。岩手県は長年の間、残念ながらある人に支配されていた。それをぶち壊すべきだ」。菅氏は7日、盛岡市での会合で支援を呼び掛けた。小沢氏は「意識せざるを得ない存在」(自民中堅)。平成19年参院選で第1次安倍政権が敗北した当時の民主党代表が小沢氏。党選対副委員長を務めた21年衆院選で政権交代に追い込まれた際、民主党で実質的に選挙を仕切っていたのも小沢氏だった。自民党選対は当初、参院選公示日の首相の第一声を岩手県で行うことも検討した。首相が「いまさら小沢氏と戦っても仕方ない」と見送ったのに対し、菅氏は自らの岩手入りにこだわっていたという。
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参院選岩手選挙区 かすむ小沢一郎氏 退潮条件そろう 「民主党の不始末は私の責任」九州で反省の弁 2013-07-15 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 
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小沢一郎氏 厳しい戦い 情勢調査で「当確」ゼロ/自転車遊説でメディアの注目を集めなければならないほど 2013-07-12 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 
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