【参院選】生活、頼りはYAWARA 小沢氏に代わり党の顔
産経新聞2013.7.19 14:31
投票日まであと2日、生活の党の谷亮子参院議員(37)が18日、都内で同党の比例代表候補、山岡賢次氏(70)の応援に駆けつけた。3年前の前回参院選で、民主党の目玉候補として注目された谷氏。政界へ誘った小沢一郎氏(71)と行動を共にしたものの、衆院7人、参院8人という小所帯の生活は苦戦を強いられている。環境は激変したが、谷氏は「増税の前にやるべきことがある」と支持を訴えた。(サンケイスポーツ)
前回の参院選で、開票開始と同時に各メディアが一斉に当確を報じた谷氏。この3年間で身を置く政治環境は政権党から少数政党へと激変したが“YAWARAちゃん”ブランドは健在だった。
JR新宿駅西口前に集まった聴衆は約300人。山岡陣営が「きょうは多いですねえ」と感心する中、谷氏は「現政権の経済政策は国民の生活には大きな打撃。山岡さんは国民の生活と生命を守るため、有言実行で取り組んできた」と、アベノミクス批判から山岡氏の売り込みまでそつなく演説。政治家として成長した姿を見せた。 しかし、生活の党は衆院7人、参院8人のわずか15人。うち参院の6人が改選を迎えている。各メディアの情勢調査では、議席獲得に黄信号が点滅。かなりの苦戦を強いられている。
党を率いる小沢氏は「次の国政選挙までに野党勢力を結集させたい」と政界再編や政権交代に意欲を見せるが、「小沢王国」と呼ばれた地元・岩手選挙区ですら系列県議が分裂。この日も“異例”のお国入りで票固めを強いられた。
代わりに谷氏が“党の顔”としてこの日、都内を駆け回った。演説後は握手を求める聴衆にもみくちゃにされ「こんなにたくさんの人が集まってくれて、政策が国民に広まっていると改めて感じました」と笑顔。このポジティブ思考が、党の苦境をはねかえすだろうか。
*小沢氏も必死
生活の小沢代表は18日、参院選応援のためおひざ元の岩手選挙区に入り、岩手県を北から南まで縦断、10カ所で街頭演説した。固い支持基盤を誇ってきた小沢氏が選挙戦で岩手入りすることは少なく、党県連によると、県内を縦断したのは2001年の参院選以来12年ぶり。盛岡市のショッピングセンター前では雨の中、「小さいグループになったが、国民のため真実をきちっと述べているのは生活の党だけ」と支持を訴えた。
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