中国牽制か!米海軍、最新鋭艦を日本配備 同盟強化の“象徴”
zakzak 2013.09.07
米海軍が、最新鋭の沿岸海域戦闘艦(LCS)を、日本に配備する構想を打ち出した。中国の海洋進出に対抗するため、同艦はすでにシンガポールにローテーション配備されている。日本への配備は、沖縄県・尖閣諸島の強奪など、海洋覇権確立をもくろむ中国への牽制とみられている。
配備構想を披露したのは米海軍制服組のトップ、ジョナサン・グリナート作戦部長。ワシントンで5日に行った講演で、日本にLCSを将来配備し、フィリピンやベトナムが中国と領有権を争う南シナ海や、尖閣諸島を含む東シナ海をカバーすると指摘した。
LCSは高速航行が可能で、機雷や潜水艦にも対抗できる最新鋭戦闘艦。今年5月にシンガポールのチャンギ海軍基地に配備された「フリーダム」は、全長115メートル、3000トンで、時速70キロ以上で航行できる。
専門誌『軍事研究』の大久保義信副編集長は「普通の戦闘艦は目的によってミサイルの種類や数を決めるが、LCSは任務に応じて船の構造を取り換え、水上戦、掃海、対潜水艦戦など、何でもそつなくこなせる」と指摘する。
LCSの配備は、アジア太平洋に軍事力の重心を移すオバマ米政権の国防戦略「リバランス(軍事力の再均衡)」の一環。将来的に52隻まで増やす計画だが、現在、実戦配備は2隻のみ。
大久保氏は「こんなに早く日本に配備されるとは思わなかった」といい、日本配備の意義をこう説明した。
「LCSは21世紀型の万能艦。中国に対して、日米同盟の強化を見せつける象徴的な意味があるのではないか」
中国による尖閣強奪作戦の可能性も浮上するなか、日本にとって力強い味方になりそうだ。
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中国牽制か 米海軍、最新鋭の沿岸海域戦闘艦(LCS)を日本配備
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