オウム平田被告の初公判、年明けに 東京地裁
産経ニュース2013.9.3 19:33
目黒公証役場事務長拉致事件などで起訴されたオウム真理教元幹部の平田信(まこと)被告(48)の裁判員裁判で、初公判が来年1月以降に開かれる見通しとなったことが3日、関係者への取材で分かった。公判期間は2カ月程度で、早ければ年度内にも判決が言い渡される。
関係者によると、当初は年内に公判を終える予定だったが、争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きが長期化。地裁は裁判員候補者への呼び出し状の送付などにかかる時間を考慮し、年内に公判を開くのは困難と判断した。
公判前手続きでは、井上嘉浩(43)ら教団元幹部の3死刑囚が証人として採用され、証人尋問が公開の法廷で行われることが決定。死刑囚の心情への影響や警備上の問題を考慮し、完全公開のほか裁判所内の別室と法廷を結ぶビデオリンク方式の採用なども検討されている。公判はオウム事件で初の裁判員裁判となる。
オウム事件では教団元幹部の菊地直子(41)、元信者の高橋克也(55)両被告も公判前手続きが進められているが、日程は決まっていない。
起訴状によると、平田被告は教団幹部らと共謀し平成7年2月、東京・目黒公証役場事務長の仮谷清志さん=当時(68)=を拉致し、山梨県旧上九一色村の教団施設に監禁。同3月には宗教学者の元自宅マンションの玄関前に発火装置を仕掛け、爆破させるなどしたとされる。
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オウム死刑囚尋問日「他は開廷しないで」 法務省要請へ
朝日新聞デジタル 9月21日(土)10時44分配信
【佐々木隆広、西山貴章】オウム真理教元幹部の死刑囚3人が、元幹部・平田信(まこと)被告(48)の裁判で証人として出廷するのを前に、法務省は近く、死刑囚の出廷当日には、他の刑事裁判を開かないよう東京地裁に要請する方針を固めた。「3人が襲撃されたり、教団関係者に奪還されたりする可能性も考えておく必要がある」と判断したためで、地裁も、要請に一定程度応じるとみられる。
通常は各法廷で警備にあたる同省職員の人手を、死刑囚の警備に集中させる狙いがある。さらに、全国から職員を集めるなどして、厳戒態勢で臨む方針だ。
平田被告は、1995年の東京・目黒公証役場事務長拉致事件など三つの事件に関与したとして逮捕監禁などの罪に問われている。検察側は平田被告の事件への関与を明らかにするため、井上嘉浩(43)、中川智正(50)、林(現姓・小池)泰男(55)の3死刑囚の証人尋問を申請。東京地裁の法廷で尋問が実施されることが7月に決まった。
朝日新聞社
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◇ 〈オウム平田信被告の公判〉 井上嘉浩・中川智正・小池(旧姓 林)泰男確定死刑囚の証人尋問 公開で 2013-06-18 | 死刑/重刑/生命犯 問題
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◆ オウム真理教 平田信被告の裁判 死刑囚への証人尋問 / 公開巡り、検察側・弁護側 対立 2013-04-25 | 死刑/重刑/生命犯 問題
◇〈来栖の独白 2013/4/25 Thu. 〉
それぞれが各々の立場で主張する。それぞれの主張が、正否を越えて、私には少しく身勝手に映る。死刑確定者を外部へ出すことで、最も苦難を強いられるのは拘置所刑務官だ。万が一にも、落ち度があってはならない。緊張を強いられる。
そして、もし悪いことに不測の事態でも起きようものなら、そのとばっちりは被収容者へ及ぶ。処遇が過度に厳しくなるかもしれない。国による「管理」とは、こういうものだ。
死刑制度是非・存廃についての議論も、それに似ている。存置派、廃止派、被害者(遺族)、それぞれが信念に従って主張するが、死刑の現場で、死刑囚本人にもまさるとも劣らないほど苦難を強いられるのは刑務官だ。
私は昔、刑務官と話をする機会があったが、日常における確定死刑囚に対する細やかな心配りを感じさせるものであった。その語り口からは、お迎えの日になって房から有無を言わせず引っ張り出し、冷淡に殺す(殺せる)姿は想像できなかった。
「処遇」に関する事案が話題にあがるとき、私に悲哀を伴って脳裏に浮かぶのは、「現場」に携わる群像だ。
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オウム死刑囚尋問の公開巡り対立
NHK NEWS WEB 4月25日 4時29分
オウム真理教の平田信被告の裁判で実施される死刑囚への証人尋問について、検察は25日までに、拘置所で非公開での実施を求める書面を提出しました。
被告の弁護団は逆に公開を求める意見書を提出していて、裁判員裁判で初となる死刑囚の証人尋問をどのように実施するか裁判所の判断が注目されます。
オウム真理教の平田信被告(48)の裁判で東京地方裁判所は、地下鉄サリン事件などで死刑が確定した井上嘉浩死刑囚(43)ら教団元幹部の死刑囚3人への証人尋問を決めています。
死刑囚への証人尋問は裁判員裁判では初めてですが、検察は25日までに「警備上の理由や本人の精神状態を考慮し拘置所で非公開にして実施すべきだ」とする書面を裁判所に提出しました。
一方で被告の弁護団は、公開の法廷で行うべきだとする意見書を24日に裁判所に提出したほか、一連の事件の遺族からも公開を望む声が上がっています。
地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズヱさんは、「死刑囚を特別扱いする理由は見当たらない。当時何が起きていたのか公の場で真実をすべて語ってほしい」と話しています。
東京地裁は裁判員への負担なども考慮して実施方法を決めるとみられますが、裁判の公開の原則と死刑囚という個別の事情をどう判断するか注目されています。
*元裁判官「公開が原則」
オウム真理教の裁判も担当した元裁判官で弁護士の村上光鵄さんは「事実の解明に支障が出る場合は非公開とする判断もあり得るが、公開することが裁判の原則だ。難しい問題だが法廷で行う場合でも証人を傍聴席から見えないようにすることなども可能で、裁判員裁判で審理するだけに国民が納得できる判断を期待したい」と話しています。
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オウム死刑囚尋問「公開で」意見書提出
NHK NEWS WEB 4月24日 22時6分
オウム真理教の平田信被告の裁判で実施される教団元幹部の死刑囚への証人尋問について、被告の弁護団は「公開の法廷で行うべきだ」とする意見書を、24日夜、東京地方裁判所に提出しました。
17年近い逃亡の末、去年逮捕されたオウム真理教の平田信被告(48)は、東京・品川区で起きた公証役場事務長の拉致事件などで起訴され、ことし裁判員裁判で審理が行われます。
この裁判で東京地方裁判所は、地下鉄サリン事件などで死刑が確定した井上嘉浩死刑囚(43)ら教団元幹部の3人の死刑囚を証人尋問することを決めましたが、被告の弁護団は24日夜、裁判所に、「通常の裁判と同じように公開の法廷で行うべきだ」とする意見書を提出しました。
関係者によりますと意見書で弁護団は「裁判の公開は憲法で保障されていてやり取りを公開することが公正な裁判にもつながる」などと主張しているということです。
死刑囚の証人尋問は裁判員裁判では初めてですが、一連の事件の遺族などからも傍聴できるように公開を求める声がある一方で検察は、警備上の理由などから拘置所で非公開での実施を求めていて東京地裁が今後どのように判断するか注目されます。
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オウム元幹部平田信被告の初公判、年明けに 裁判員裁判 東京地裁
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