わいせつ致死で少年を検察に送り返す決定
NHK NEWS WEB 4月18日 18時47分
去年8月、三重県朝日町の空き地で、中学3年生の女子生徒を殺害して現金を奪ったとして逮捕された18歳の少年について、津家庭裁判所は、わいせつ目的で死亡させ財布から現金を盗んだと判断して、検察庁に送り返す決定をしました。
去年8月、三重県朝日町の空き地で、四日市市の中学3年生の女子生徒が遺体で見つかった事件では、当時、高校3年生だった18歳の少年が女子生徒を殺害して財布から現金およそ6000円を奪ったとして逮捕され、 先月、津家庭裁判所に送られました。
18日の少年審判で、津家庭裁判所の水野将徳裁判長は「少年はわいせつ目的で、1人で歩いていた女子生徒の背後から口を押さえるなどの暴行を加えて窒息死させた。その際、財布からおよそ6000円を盗んだ」として強制わいせつ致死と窃盗に当たると判断しました。
そのうえで、「動機は被害者の人格を顧みない身勝手なもので、酌量の余地はない。十分に反省しているとは言えず刑事処分が相当だ」と結論づけて、少年を津地方検察庁に送り返す決定をしました。
この決定を受けて、検察庁は近く少年を起訴するものとみられ、起訴された場合、成人と同じ刑事裁判を受けることになります。
女子生徒の遺族の代理人を務める國田武二郎弁護士は、「遺族は、殺意を認めなかった裁判所の判断に大変不満がある。検察庁には遺族が納得できる対応を求めたい」と話していました。
津地方検察庁の柴田真次席検事は、「引き続き証拠に基づいて捜査を尽くしていく」と話しています。
◎上記事の著作権は[NHK NEWS WEB]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 三重県朝日町 中3女子 殺害事件 〈津家裁 少年審判〉 動機を「わいせつ目的」と陳述 少年、遺族に謝罪 2014-04-17 | 死刑/重刑/生命犯 問題
.....................
↧
三重県朝日町 中3女子 殺害事件 わいせつ致死で、少年を津地方検察庁に送り返す決定
↧