【書評】児童書 『しんでくれた』詩・谷川俊太郎、絵・塚本やすし
産経ニュース 2014.6.22 13:54
「にんげんは ほかのいきもののおかげで いきているのです」と詩人の谷川俊太郎さん。
おいしそうなハンバーグも、牛や豚が僕らのために「しんでくれた」から。にわとりや魚や貝たちも、僕らが食べて元気になるために「しんでくれた」。
だから、僕らは「いただきます」と感謝を伝えなければいけない。「食育」の原点を教えてくれる。(佼成出版社・本体1300円+税)
◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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◇ 「うし/しんでくれた ぼくのために/そいではんばーぐになった/ありがとう うし…」 2010-05-18 | 社会
夕歩道
中日新聞2010年5月18日
さすがに詩人は物事の本質をずばりと言い当てる。一昨日、本紙のCOP10のシンポジウムに登壇の谷川俊太郎さんは、ややこしい生物多様性をこう述べた。「つまり、いただきます、ですね」 いただきます、は日本語特有の言い方だと谷川さんは言う。試しに和英辞典を引くと、食事を始める前のいただきますは英語では言わない、と書いてあった。神への感謝の祈りはまた別のこと。
壇上で彼は詩を朗読。
「うし/しんでくれた ぼくのために/そいではんばーぐになった/ありがとう うし…」。生きものへ、生産者の人たちへ、父母へ、みんなに感謝しつついただきます。
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