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舞鶴 高1女子〈小杉美穂さん〉殺害事件 母親「真犯人探して」 / 中勝美被告、大阪拘置所で服役中(窃盗罪)

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「真犯人探して」 母親の代理人が会見 京都・舞鶴高1女子殺害
 産経ニュース 2014.7.11 19:02 
 京都府舞鶴市で平成20年、府立高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた中勝美被告(65)の無罪が確定することを受け11日、小杉さんの母親(44)の代理人を務める細川治弁護士が京都市内で会見を開き、「犯人が被告人でないのならば、真犯人をさがしてほしい。真相が明らかになるまで、責任をもって対応してほしい」とする母親のコメントを明らかにした。
 同日朝、細川弁護士と電話で連絡を取ったという母親は「今は何も考えられる状態ではない」と話し、「このままでは終われないという気持ちが強い。京都府警や検察庁に、捜査や公判に問題はなかったか説明してほしい」という意向を示したといい、来週をめどに府警と最高検に説明の場を設けるよう申し入れをしているという。
 細川弁護士は「1人の人間が殺されているのに誰も責任を取っていない。著しく社会正義に反する。事件は終わりではなく、(捜査機関には)徹底的に検証してほしい」と語気を強めた。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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【舞鶴女子高生殺害無罪へ】「やっぱり」「解決したと思っていたのに」…遺体発見現場の住民ら複雑 京都府警幹部「厳粛に受け止める」
 産経ニュース 2014.7.10 19:55[westセレクト] 

     

小杉美穂さんの遺体が発見された現場=京都府舞鶴市
 京都府舞鶴市で府立高校1年だった小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件から6年余り。遺体発見から11カ月後に殺人などの容疑で逮捕され、現在は別事件で服役中の中勝美受刑者(65)の無罪が確定する見通しになった。現場周辺の住民らは2審が無罪だっただけに冷静に受け止める一方、「真相が分からないままでは安心できない」と複雑な表情を見せる人もいた。
*直接証拠なく捜査は難航
 小杉さんが通っていた京都府立東舞鶴高校浮島分校(舞鶴市)。土手敏通副校長は毎年命日には必ず事件現場で花を供え、手を合わせてきた。「真相が早く明らかになることを願います。小杉さんの冥福をお祈りします」と言葉少なに語った。
 事件は地域社会を不安に陥れただけに、当時、現場近くの朝来区長協議会会長だった堀口和男さん(67)=同市大波下=は防犯活動などに力を入れた。「地元住民の多くは『事件は解決した』という思いだったので、複雑な気持ち。事件の真相は何だったのか。分からないままでは、安心できない」と心境を語った。
 事件の捜査は直接証拠がなく難航。「状況証拠の積み重ねだけで重大犯罪を立証するという極めて困難な作業」(当時の捜査幹部)だった。京都地検は「コメントしない」としたが、府警の捜査幹部は「やるべきことは全てやった。結果は厳粛に受け止める」としたものの、その表情には悔しさがにじんだ。
*弁護人「検察側の上告は無理筋」
 一方、逆転無罪とした2審で中受刑者の主任弁護人を務めた小坂井久弁護士(大阪弁護士会)は10日、大阪市内で記者会見し、「刑事裁判の原則にのっとった極めて的確な判断。思ったよりも結果が出るのが早く、検察側の上告が無理筋だったことを表しているのではないか」と述べた。
 小坂井弁護士によると、10日午後3時すぎ、大阪拘置所で中受刑者と面会したが、時折笑顔をみせ、「無実が証明されてほっとしている。犯人扱いした警察と検察に強い憤りを感じている」と話したという。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します *リンクは来栖
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【舞鶴女子高生殺害無罪へ・視点】最高裁「遺留品説明が取調官の“示唆・誘導”で引き出された可能性」指摘 状況証拠、慎重な立証を
 産経ニュース 2014.7.10 23:15 
 平成20年に京都府舞鶴市で起きた高1女子殺害事件で検察側の上告を棄却した8日付の最高裁決定は、中勝美被告(65)の捜査段階での供述状況を丹念に検討し、1審京都地裁が有罪の有力な根拠とした遺留品に関する説明が取調官の「示唆、誘導」で引き出された可能性を指摘した。
 状況証拠による事実認定の基準とされてきたのが、大阪市の母子殺害事件を差し戻した平成22年4月の最高裁判決だ。この中で「被告が犯人でなければ説明できないか、少なくとも説明が極めて困難な事実関係が認定できることが必要」との判断を示した。
 1審は被告が遺留品の特徴を言い当てたことを「犯人であることが強く推認される」要素として考慮したが、最高裁は長時間の取り調べで次第に供述が形成されていった経緯に着目。被告の犯人性を示すものとはいえないと判断した。
 被告の取り調べをめぐっては弁護人が可視化を求めたが実現しなかった。2審が供述調書だけでなく警察官作成の取り調べメモなども検討したことで、詳細な供述状況が浮かび上がり、無罪に結びついた。
 可視化をめぐっては、法制審議会(法相の諮問機関)の特別部会で、検察と警察の捜査の一部で義務付けることを盛り込んだ最終案が9日に了承されたばかりだ。今後は捜査が事後的に検証可能となり、事実認定に影響を与える場面も出てくるだろう。捜査機関にはより慎重な立証が求められることになる。(滝口亜希)
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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舞鶴 高1女子〈小杉美穂さん〉殺害事件 中勝美被告 無罪確定へ 目撃証言の信用性否定 最高裁 2014-07-10 | 社会 

◇ 「舞鶴高1女子殺害事件(大阪高裁=無罪判決 検察側=上告)」中勝美被告が雑誌万引き、逮捕 2013-05-30 | 社会
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雑誌万引認める 舞鶴女子高生殺害で2審無罪の中被告
 産経ニュース 2013.7.18 20:14 
 コンビニエンスストアでアダルト雑誌1冊を万引したとして、窃盗罪に問われた無職、中勝美被告(64)の初公判が18日、大阪地裁(小倉哲浩裁判官)で開かれ、中被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。*舞鶴女子高生殺害は上告中
 中被告は、京都府舞鶴市で平成20年に高校1年の女子生徒が殺害された事件で殺人罪などに問われ、1審京都地裁で無期懲役(求刑死刑)を宣告されたが、昨年12月の2審大阪高裁は逆転無罪を言い渡し、検察側が上告している。
 検察側はこの日の冒頭陳述で、コンビニ店員が中被告を万引常習者とみて防犯カメラで警戒していたところ犯行に及んだため、中被告を取り押さえたと指摘した。
 起訴状によると、中被告は5月28日、大阪市西成区のコンビニで雑誌1冊(680円相当)を盗んだとされる。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します

【続報】 アダルト雑誌の万引で実刑 理由は「生活保護費が底をつく中で…」
 アダルト雑誌万引 舞鶴女子高生殺害事件「無罪」の中被告に実刑判決
 産経ニュース 2013.8.30 11:45 
 大阪市西成区のコンビニでアダルト雑誌を万引したとして、窃盗罪に問われた無職、中勝美被告(65)の判決公判が30日、大阪地裁で開かれ、小倉哲浩裁判官は「生活保護費が底をつく中で及んだ安易で短絡的な犯行」として懲役1年2月(求刑懲役1年6月)の実刑を言い渡した。
 中被告は、京都府舞鶴市の女子高生殺害事件で殺人罪などに問われ、1審京都地裁で無期懲役(求刑死刑)を宣告されたが、昨年12月、2審大阪高裁で逆転無罪となり、検察側が上告している。
 小倉裁判官は判決理由で「これまでも万引などで服役を繰り返したほか、(無罪判決後に)社会生活を送るようになって半年もしないうちに犯行に及んでおり、今後の再犯が強く懸念される」と述べた。
 判決によると、中被告は5月28日、大阪市西成区旭のコンビニで、アダルト雑誌1冊(680円相当)を盗んだ。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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