「金が欲しくてやった」=聴取の派遣社員−ベネッセ情報広範囲流出か・警視庁
通信教育大手ベネッセホールディングス傘下のベネッセコーポレーションの顧客情報流出問題で、グループ会社のデータベース(DB)の情報を不正に複製、持ち出した疑いのある外部業者の派遣社員が、警視庁の任意の事情聴取に対し、「金が欲しくてやった」などと話していることが15日、関係者への取材で分かった。
ベネッセからは少なくとも約760万件の子どもや保護者の名前や電話番号などの個人情報が流出。警視庁はデータの管理状況や有用性などから、ベネッセがアクセスを制限していた営業秘密に当たると判断。不正競争防止法違反(営業秘密の複製・開示)容疑での立件に向けて、詰めの捜査を進めている。
派遣社員は「名簿は金になると思った」とも話しており、警視庁は名簿業者への売却目的で大量の情報を持ち出したとみて調べている。
関係者によると、派遣社員は、データベースの管理業務を委託されていた外部業者に勤務するシステムエンジニア(SE)。ベネッセのグループ企業「シンフォーム」の東京都多摩市の事業所で、貸与されたパソコンに顧客情報をダウンロードしたとされている。
警視庁は流出したデータが名簿業者などに広範囲に転売されたとみており、流出先の特定を急いでいる。(jiji.com 2014/07/15-05:25)
◎上記事の著作権は[時事通信]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ <ベネッセHD>情報流出 再委託先、持ち出し疑い データベースを管理 2014-07-10 | 社会
↧
「金が欲しくてやった」=聴取の派遣社員−ベネッセ情報広範囲流出か・警視庁
↧