岡山、逮捕の男「一目ぼれした」 女児宅近くで交通事故も
共同通信 2014年07月23日17時37分
岡山県倉敷市の小5女児(11)の監禁事件で、逮捕された自称イラストレーター藤原武容疑者(49)が調べに「3月に女児を偶然見かけて一目ぼれした」と供述していることが23日、捜査関係者への取材で分かった。
同じ時期に、女児宅周辺で交通事故を起こしていたことも判明。倉敷署捜査本部は、藤原容疑者が事前に目星を付けた上で下見を繰り返し、女児を執拗に付け狙っていたとみて調べている。
捜査関係者によると、女児宅の近くでは、住民が4月に藤原容疑者が乗っていたとみられる銀色の車を目撃。5月には女児が車に付きまとわれ、母親が県警に相談していた。6月にも母親が車を見ている。
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容疑男「言うこと聞かねば殺す」 倉敷・監禁事件で女児が証言
山陽新聞 digital
倉敷市の小学校5年女児(11)監禁事件で、岡山市北区楢津、自称イラストレーター藤原武容疑者(49)の自宅に5日間閉じ込められた女児が「ずっと『言うことを聞かないと殺す』と脅されていた。暴力は振るわれていないが、本当に怖くて、早く母の元に帰りたかった」という内容を、倉敷署捜査本部に説明していることが22日、捜査関係者への取材で分かった。
さらに、藤原容疑者は「3月ごろに女児を偶然見掛けた。好みのタイプだったので監禁を決めた」と供述していることも判明した。捜査本部は22日から取り調べを本格化。女児の詳しい証言も得て慎重に裏付け捜査を進め、事件の全容解明を急ぐ。
これまでの調べで、藤原容疑者は1月以降、倉敷市の連れ去り現場方向に10回以上、車を走らせたことが分かっている。そうした中で女児を見つけた藤原容疑者は「3月以降、女児を付け狙った」とも供述。このころから犯行を具体的に計画し、実行に移す機会をうかがっていたと捜査本部はみている。
藤原容疑者は昨年末、自宅1階を約800万円かけて改装。防音機能を持ち外側から施錠できる4畳半ぐらいの洋間を造り、14日夜から5日間にわたって女児を監禁した。女児は捜査本部に「毎日チョコレートなどのお菓子とジュースを与えられ、アニメのテレビを見ていた」などと説明。「鍵を掛けられ一人で閉じ込められたこともある」とも話しているという。
岡山県警捜査1課の警察官が19日夜、藤原容疑者の自宅窓ガラスを割って突入した際、女児はテレビを見ており、藤原容疑者はその隣に座っていた。ドアは開いた状態だった。
藤原容疑者は19日午後10時20分ごろ、女児を自宅に監禁したとして現行犯逮捕された。14日午後4時半ごろ、下校中に声を掛け、刃物を見せて「殺すぞ」と脅迫。黒っぽいガラスで外からは見えにくい車の後部座席に乗せて連れ去ったとされる。
捜査本部は23日、藤原容疑者の供述をもとに、連れ去って自宅に向かう途中で捨てた女児の携帯電話を捜索する方針。
(2014年07月23日 08時05分 更新)
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自宅脇に防音の「離れ」計画
NHK NEWS WEB 07月23日 01時05分
倉敷市の小学5年生の女子児童が監禁された事件で、逮捕された男は、去年、防音工事を施した離れを自宅脇の敷地に建設する計画を立てていたことが、警察などへの取材でわかりました。
警察は男が当初、この離れを監禁に使おうとしていた可能性もあるとみて、詳しいいきさつを調べています。
岡山市北区の藤原武容疑者は(49)倉敷市の小学5年生の女子児童を5日間にわたって監禁したとして7月19日警察に逮捕されました。
女の子がいた部屋は、窓がなく防音工事が施されていたほか、外から鍵がかけられ逃げられないよう改築されていたことが分かっています。
警察やこの部屋の工事を行った工務店によりますと、藤原容疑者は当初、自宅脇の敷地に同じように防音工事などを施したおよそ5メートル四方の離れを建設する予定で、去年7月、工務店に依頼したということです。
しかし、この敷地が農地で宅地として利用できなかったため、代わりに自宅の部屋を改築して防音の部屋を作るよう方針を変更したということです。
警察は、藤原容疑者が当初、この離れを監禁に使おうとしていた可能性もあるとみて調べを進めています。
また、藤原容疑者は、7月14日に女の子を連れ去った際、「女の子を車の後部座席に乗せた」と供述していることが警察への取材で分かりました。
後部座席の窓ガラスには、車内が見えないよう黒いフィルムが貼り付けられていて、警察では、事前に周到な準備をした上で、女の子を連れ去ろうとしたとみて詳しいいきさつを調べています。
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【倉敷女児・無事発見】異様な動機の背景は…!?「空想にブレーキがかからなかった」「大人の女性に自信なく」
産経ニュース2014.7.22 21:10 [westピックアップ]
岡山県倉敷市の小5女児(11)の監禁事件で、逮捕された自称イラストレーター、藤原武容疑者(49)=岡山市北区=は「自分好みに育てたかった」と供述した。異様な動機の背景に何があるのか。専門家は「対人関係を築くのが不得手で、支配しやすい女児を狙った」「空想を止める社会的絆がなかった」と指摘している。
東洋大学の桐生正幸教授(犯罪心理学)は今回の事件を「歪んだ恋愛感情が行きすぎたもの。一方的に恋愛感情を持つという意味ではストーカー事件に近い」と分析。さらに「人間関係をうまく構築できないタイプ。だからこそ、コントロールしやすい小さな子供を狙ったのでは」と語った。
新潟青陵大学大学院の碓井真史(うすい・まふみ)教授(社会心理学)は、容疑者の周辺環境に「家族や友人、やりがいのある仕事といった『社会的絆』がなかった」とみる。その上で「自分と社会をつなぐものが何もなく、空想にブレーキがかからなかったのだろう」と話した。
女児を狙った理由は「大人の女性から愛と尊敬を得る自信が全くなく、『女児なら自分の思い通りになるだろう』という歪んだ思考で犯行に及んだ可能性が高い」とした。
女児監禁事件は今年1月、相模原市と札幌市でも相次いで発生したが、今回は「防音室を作るなど長期の監禁目的がうかがえるのが特徴」と分析。女児の抵抗を抑えるため、「刃物と凶器で縛る一方、テレビを見せたり、お菓子を与えるといったご褒美を出すという、アメとムチで支配したのではないか」と話した。
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【倉敷女児・無事発見】「数カ月前から女児に目星付けた」犯行示唆するメモや地図押収
産経ニュース 2014.7.22 11:20 [westナビ]
岡山県倉敷市の小5女児監禁事件で、逮捕された自称イラストレーター、藤原武容疑者(49)=岡山市北区楢津=が調べに「数カ月前から女児に目星を付けて連れ去った」と供述していることが22日、捜査関係者への取材で分かった。自宅から犯行を示唆するメモや女児宅周辺の住宅地図が押収されていたことも判明。岡山県警倉敷署捜査本部は計画的に女児を狙ったとみて調べている。
また、藤原容疑者が昨年11〜12月、女児を監禁していた自宅1階の洋間を約800万円かけて工事していたことも分かった。請け負った岡山市内の工務店などによると、防音構造に改装し、外から施錠できるようにしていた。
藤原容疑者は監禁中、女児の抵抗や逃走を恐れ、人気アニメを見せたり、菓子類を与えたりして懐柔しようとしていたとみられる。
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◇ 倉敷 女児無事保護 藤原武容疑者逮捕 監禁の疑い/発見時、森山咲良さんはパジャマを着てテレビ 2014-07-20 | 社会
◇ 女児監禁 藤原武容疑者 逮捕劇 大量お菓子が決め手…スーパー袋にぎっしり / 洋間、防音仕様に 2014-07-21 | 社会
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