尖閣など158離島に命名=中国海洋進出念頭−政府
政府は1日、日本領海の範囲を決める基点となる離島の保全・管理を強化するため、これまで名前のなかった沖縄県・尖閣諸島を含む158の島の名称を決め、首相官邸のホームページ(HP)で公表した。
2009年12月に政府の総合海洋政策本部が決定した基本方針に基づく措置で、政府は既に排他的経済水域(EEZ)の基点となる49の島への命名を終えている。海洋進出を強める中国の領海侵犯が相次いでいるのを踏まえ、尖閣諸島を含む離島の命名作業を急いでいた。
尖閣諸島については、久場島周辺の3島を「東小島」「西北西小島」「南東小島」、南小島周辺の2島を「南東小島」「南西小島」とそれぞれ名付けた。
菅義偉官房長官は同日の記者会見で、尖閣諸島の領有権を主張する中国政府から在京中国大使館を通じて抗議があったことを明らかにした。これに対し、日本政府は、わが国固有の領土であるとの基本的立場に基づいた対応であると説明した。(2014/08/01-18:46)
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