呉少女殺害:強盗殺人の18歳少年に懲役10年の実刑判決
毎日新聞 2014年12月02日 20時33分
広島県呉市の灰ケ峰山中で昨年6月、広島市内の専修学校の女子生徒(当時16歳)が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われた住所不定、無職の少年(18)に対する裁判員裁判の判決が2日、広島地裁であった。伊藤寿裁判長は「犯行は悪質で酌量する事情はない」として求刑通り懲役10年を言い渡した。
判決によると、少年は交際相手の無職少女(18)や知人の瀬戸大平被告(22)ら6人と共謀し、昨年6月28日未明、無料通信アプリ「LINE」上で口論になった少女の元同級生の女子生徒を広島市内で車内に監禁。灰ケ峰山中で暴行を加えて現金を奪い、首を絞めて殺害した。
公判で少年は「首を絞めていない」と一部否認したが、判決は無職少女の証言から関与を認定。「広汎(こうはん)性発達障害の影響で心神耗弱だった」とする弁護側の主張も退けた。
広島地裁は主導的立場だったとして無職少女に懲役13年、瀬戸被告に懲役14年を言い渡している(いずれも控訴中)。【石川裕士、石川将来】
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産経ニュース 2014.12.2 16:15更新
【広島16歳女子生徒殺害】少年に求刑通り懲役10年 裁判員裁判で判決
広島県呉市で昨年6月、高等専修学校の女子生徒=当時(16)=を殺害、遺棄したとして、強盗殺人罪などに問われた少年(18)の裁判員裁判で、広島地裁(伊藤寿裁判長)は2日、求刑通り懲役10年の判決を言い渡した。
少年は監禁と死体遺棄の罪を認めたが、強盗殺人罪を否認。弁護側は心神耗弱状態だったとして、医療少年院への送致を求めていた。
女子生徒の同級生だった少女(18)と、その交際相手だった少年は検察官送致(逆送)となり、起訴された。少女は10月、懲役13年の判決を受け、控訴した。
起訴状などによると、昨年6月28日、少女らと共謀し、無料通信アプリLINE(ライン)上でけんかになった女子生徒を車に監禁し、現金などを奪い暴行。呉市の山道で首を絞め殺害、遺体を遺棄したとしている。
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