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Channel: 午後のアダージォ
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秋葉原通り魔事件 加藤智大被告 12月18日最高裁弁論 来年(2015年)1月にも判決

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《zak女の雄叫び お題は鬼》社会震撼させた17人殺傷の秋葉原通り魔、いよいよ最終審判へ
 zakzak 2014.12.11
 まさに、地獄絵図だった。2008年6月8日午後0時半ごろ、東京・秋葉原の歩行者天国に白昼堂々、トラックが突入。さらに、降りてきた男が次々と歩行者を刺し、7人が殺害され、10人がけがを負った無差別殺傷事件だ。テレビニュースで見た、路上に多くの人が倒れていた光景は今も忘れることができない。
 この事件で殺人罪などに問われた加藤智大被告(32)の上告審弁論が今月18日、最高裁で開かれる。これまで加藤被告に言い渡された判決は1審、2審ともに死刑。最高裁では弁論で検察側、弁護側双方の意見を聞いた上で、早ければ来年1月にも判決が言い渡される予定だ。
 発生から約6年半が経つが、いよいよ加藤被告に最終審判が下されることになる。弁護側はこれまで責任能力などを争ってきたが、17人殺傷という結果の重大性から、最高裁でも厳しい判断が予想されている。
 私が、事件の取材を担当することになったのは1審の途中からだ。「顔が真っ白」というのが加藤被告の第一印象だった。生気のない顔で被告人席に座る加藤被告は、凶悪な事件のイメージからは遠いようにも見えた。
 公判で驚いたのは、加藤被告が明かした親からの「しつけ」の厳しさだ。時に2階の窓からぶら下げられて落とされそうになったことや、風呂で九九を間違えて湯船に頭まで沈められたこと、食事が遅いと、料理をチラシ広告の上にあけられ、その上で食べることを強いられたこと…。「屈辱的だった」と振り返ったその内容は、しつけの域を超えた壮絶なものだったが、淡々と振り返る加藤被告の様子もまた、印象的だった。
 審理には、多数の遺族や被害者も出廷。「犯人を許すことはできない」「おれの息子を返せ」など、厳しい言葉が投げつけられる中、顔を紅潮させながらも静かに聞き入っていた加藤被告が、感情をのぞかせた場面がある。証人として出廷した被害者の妻から「一つでも良いことをしてほしい」と言われて、涙ぐんだのだ。
 本人はその後、法廷で「なぜか涙があふれて止まらなかった」と振り返っているが、なぜ彼女の言葉が特に加藤被告の心に突き刺さったのかは、法廷ではうかがい知れなかった。
 結局、秋葉原事件とは何だったのか。加藤被告は1審で動機についてインターネット掲示板で受けた嫌がらせを挙げ、「嫌がらせをしてきた人たちに事件を起こすことで嫌がっていることを伝えたかった」と説明したが、一部の被害者には「事件と向き合っているのか」との不満も残った。
 加藤被告自身は公判中から複数の手記を出版しているが、控訴審には一度も出廷しておらず、おそらく法廷で自らの言葉で語る機会はもうないのではないか。裁判が終結すれば、外部との交流は厳しく制限されることになるため、発信自体も難しくなるだろう。いずれにせよ、社会を震撼させた事件に、間もなく大きな節目が訪れる。(司)
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 このたび、4年7カ月務めた裁判担当から卒業となりました。次は気象庁担当です。中学受験で社会の偏差値が40台をうろうろしていたのを思い出して、不安になっております。
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 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。12月のお題は「鬼」です。

 ◎上記事の著作権は[zakzak]に帰属します
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秋葉原事件・加藤智大被告、12月18日最高裁「弁論」の意味するものは 篠田博之 2014-11-22 | 秋葉原無差別殺傷事件 
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秋葉原通り魔事件 加藤智大被告 衝撃の獄中手記『解』 週刊ポスト2012/07/20-27号 2012-07-11 | 秋葉原無差別殺傷事件 
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