法相に小川敏夫氏の起用固まる
NHK NEWS 1月13日 10時19分
野田総理大臣は、13日に行う内閣改造人事で、新しい法務大臣に民主党の小川敏夫参議院幹事長を起用する意向を固めました。総理大臣官邸では、閣僚の辞表を取りまとめる閣議が終わり、午後、皇居での認証式を経て、野田改造内閣が発足することになります。
野田総理大臣は、午前9時すぎに総理大臣公邸から官邸に入りました。その際、記者団が「満足いく内閣改造ができそうか」と質問しましたが、野田総理大臣は表情を変えず、無言のまま執務室に入りました。そして、午前9時半すぎから閣議が開かれ、野田総理大臣は、内閣改造に向けて閣僚の辞表を取りまとめました。これまでの調整の結果、野田総理大臣は、去年の臨時国会で問責決議が可決された一川防衛大臣と山岡国家公安委員長兼消費者担当大臣のほか、平岡法務大臣、中川文部科学大臣、蓮舫行政刷新担当大臣の合わせて5人を退任させる意向を固めました。そのうえで野田総理大臣は、新しい法務大臣には民主党の小川敏夫参議院幹事長を起用する意向を固めました。小川氏は、参議院東京選挙区選出の当選3回で、63歳。裁判官や検察官を経て弁護士になり、平成10年の参議院選挙で初当選しました。そして、小川氏は菅内閣で法務副大臣を務め、現在は党の参議院幹事長です。野田総理大臣としては、小川氏が法務行政に精通していることを踏まえ、法務大臣に起用することにしたものとみられます。また、新しい防衛大臣には民主党の田中直紀参議院議員を起用する意向を固めたほか、民主党の岡田前幹事長を副総理に起用し、野田総理大臣が最優先課題としている社会保障と税の一体改革と行政改革の担当大臣を兼務することが内定しました。さらに、平野国会対策委員長の文部科学大臣への起用も固まった一方、平野氏の後任の国会対策委員長には城島幹事長代理の起用が内定しました。官邸では昼前に組閣本部が設置され、藤村官房長官が閣僚名簿を発表し、閣僚の官邸への呼び込みが行われることになっています。そして午後、皇居での認証式を経て、野田改造内閣が発足することになります。野田総理大臣は、夕方、初閣議を開いたあと記者会見を行い、今回の内閣改造のねらいや今後の政権運営の方針について、みずからの考えを表明することにしています。
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小川 敏夫(おがわ としお、1948年3月18日 ‐ )は、日本の政治家、弁護士。現在、法務副大臣。参議院議員(3期)。立教大学法学部卒。北京オリンピックを支援する議員の会顧問。日韓議員連盟所属。前妻は市毛良枝。・・・・・
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