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「チャーチルのように70代でも総理に」/「そんなスケベ根性を起しちゃダメだっつってんだよ」小沢一郎氏

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“マスコミ嫌い”の小沢に異変!露出度を増す理由とは?
ZAKZAK 2012.02.06
 民主党の小沢一郎元代表(69)が大きく動き出した。野田佳彦首相(54)の消費税増税路線に対し、「筋道が違う。経済政策としてもおかしい」といい、法案採決で反対に回る意向を表明したのだ。明らかな造反宣言だが、これにより大阪市の橋下徹市長(42)や、東京都の石原慎太郎知事(79)との連携はどうなるのか。陸山会裁判の天王山といえる東京地裁の供述調書採用をめぐる決定判断が17日に迫るなか、小沢氏は正面突破で主導権確保に乗り出したようだ。
 「(増税)論議そのものは否定しない。ただ、(マニフェストに掲げた)国の統治機構の大転換をはじめとする革命的な大改革を断行していない。大改革をしないで増税するのは、国民を愚弄する背信行為だ」
 「地域主権を確立して地方を活性化するしかない。橋下(徹)氏は旧体制を壊し、新しい仕組みをつくろうとしている。その点は私の主張と全く同じだ」
 小沢氏は共同通信のインタビュー(4日配信)にこう語った。野田首相への「造反宣言」であり、通常なら離党覚悟の発言だが、「今のところ(離党は)考えていない」とした。近くテレビ出演も予定するなど、「マスコミ嫌い」の小沢氏が急に露出度を高めている。
 こうしたなか、小沢氏は4日午後、元秘書で、陸山会裁判で有罪判決を受けた「新党大地・真民主」の石川知裕衆院議員(38)=控訴中=の結婚披露宴に出席した。お相手はBS11(日本BS放送)でアナウンサーだった阪中香織さん(27)。
 会場となった都内のホテルは、東京地検特捜部が「水谷建設から小沢氏側に計1億円の裏献金があった」と主張する場所。因縁深いホテルで、小沢氏はこうあいさつした。
 「石川君には大変重い荷物をしょわせてしまった。苦労をかけている。同世代の秘書が結婚するなか、石川君は結婚しないので心配していたが、若くてきれいで才色兼備のすばらしい方と出会えてよかった。どこに行っても苦労は一緒だから、頑張ってほしい」
 これは元秘書への祝福だけでなく、裁判闘争での結束を確認するメッセージなのか。その後、複数の来賓が特捜部をネタに笑いをとっていた。
 当初、小沢氏はあいさつと乾杯を済ませて退席するとみられていたが、出席者と名刺交換したり、記念撮影に応じるなど、2時間ほど会場にとどまるサービスぶりだった。
 小沢氏がマスコミ露出を高めた背景について、情報収集に当たった官邸周辺は「どうやら、2つの理由がありそうだ」といい、こう解説した。
 「まず、次期衆院選を見据えて、橋下氏や石原氏らが『第3極の構築』に向けて激しく動いている。小沢氏としては4月下旬の判決後まで待てなかったのだろう。もう1つ、17日の東京地裁決定も大きいようだ」
 前者は、小沢氏のインタビューを見れば分かる。「国の統治機構の大転換」「地域主権を確立」というフレーズは、政界再編の最大のキーマンとなった橋下氏の「国家システムを作り直す」「国と地方の役割分担」と重なるのだ。
 官邸周辺は「先月末から、永田町では『橋下氏は小沢氏とは組まないのでは』といった話が広まっている。小沢氏と石原氏とは犬猿の仲でとても組めない。橋下氏との距離を縮めようという焦りがあるのでは」という。
 後者は、裁判対策ではないかという分析だ。
 東京地裁は17日、石川氏が、捜査段階で小沢氏の関与を認めた供述調書を証拠として採用するか否かを決定する。石川調書が採用された場合、小沢氏が有罪となる可能性が高くなるとされ、採用されなければ、無罪の可能性が出てくる。まさに裁判の天王山なのだ。
 「小沢氏側はマスコミ露出にあたり、時期を指定してきたという。政治的存在感を示すことで、東京地裁や世論に何らかのメッセージを送ったのではないか」(同)
 剛腕政治家の復活はあるのか。
 政治評論家の浅川博忠氏は「橋下氏らに全国的な注目・期待が集まるなか、小沢氏としては『過去の政治家』となる焦りがあるのではないか。1月の本人尋問で『私の関心は天下国家の話』と語ったことも、永田町内外での評判が悪かった。今後、橋下新党や石原新党は広がりがありそうだが、裁判を抱えた小沢氏の新党は守りにならざるを得ない。あがきを感じる」と語っている。
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〈来栖の独白 2012/02/07 Tue.〉
 判決は、単に事件内容だけでは決まらない。司法官僚の思惑が左右する。この意味で、小沢一郎氏の裁判は、無罪の確率は極めて低い。微罪で執行猶予であっても、有罪は有罪である。小沢一郎氏の政治生命は断たれる。このこと(判決)を小沢氏は半ば予想しているのではないか。初公判における小沢氏の陳述は、激しく厳しいものだった。一歩も引かぬという気迫を感じさせた。相当の覚悟で権力に発言しているなと感じた。
 それでも、この稀有の政治家の国を憂う思い、国民の生活を思う姿勢は、政治の現状にじっとしていられないのではないか。
 橋下氏や石原氏とのことが取りざたされるが、小沢一郎氏という人は、清濁併せ呑める人ではない。ポピュリズムを嫌う。石川知裕氏の著書『悪党 小沢一郎に仕えて』のなかで、石川氏が「チャーチルのように70代でも総理に・・・」というのに対して、「そんなスケベ根性を起しちゃダメだっつってんだよ。人事を尽くすことが大事」と、いなしている。橋下氏や石原氏に「スケベ根性」を垣間見てしまうのは、私のほうが歪んでいるのだろうか。
小沢一郎が語った「原発/衆愚の中からは衆愚しか/マスコミは日本人の悪いところの典型」 〈悪党?〉2011-09-19
小沢 いまの震災を例にすると、マスコミを含めてバカみたいに、やれ挙国一致だ、やれいま政権を変えるのはどうだ、ってアホみたいな議論をしている。これは日本人的な議論だ。欧米では違うんだよ。危機だからこそ強力な政権とリーダーを作らなければならないっちゅうのが彼らの考え方だよ。日本人はみんな丸く丸くなろうとする。丸くなって、談合ばかりしていたって解決しねえんだよ。原発事故にしても誰も責任をとらない。誰が責任者なのか、誰が決めているのか。わけがわからない。そこをマスコミが一緒になってもっと仲よくなれって。何を考えているんだよ。
石川 まあ、そうですね。
小沢 マスコミは日本人の悪いところの典型なんだ。国家の危機を経験してきた欧米人は、危機のときだからこそ強いリーダーを選ぶ。第2次大戦前のイギリスはチェンバレンという首相がいて、ヒトラーと妥協して「チェンバレンの平和」と言われたんだな。それが結局はヒトラーの勢力を増大させてしまった。そのときにイギリス人は最も批判の多かったチャーチルを首相に選んで、チェンバレンを降ろした。危機だからこそ変えた。危機じゃなかったらチャーチルは総理にならなかった。発想が違うんだよ、ゆでガエルみたいな日本人とな。
(中略)
p229〜
石川 産経新聞には私も先生もたたかれてきましたが、小沢一郎が総理にふさわしい人1位になっていました。国民の期待が高まれば、先生はそれに応える思いがあるのでしょうか。
小沢 おう、そういや、この言葉が好きで机に取っておいたんだ。「人事を尽くして天命に遊ぶ」。「天命を待つ」「天命に従う」が普通の言葉なんだよ。これは自分で自分に期待感がこもるだろ。自分のいいように天命が回ってくりゃいい、と。それじゃ、本当のアレじゃない。「天命に遊ぶ」ってのは、確か戦前の左翼が言ったんだよ。だからあまり言うなと忠告する人もいるけど、オレは最高に気に入っているんだ。期待するでも何でもない。待つんじゃねえんだよ。
石川 では、チャーチルのように70代でも総理に・・・。
小沢 そんなスケベ根性を起しちゃダメだっつってんだよ。人事を尽くすことが大事。それぞれが自分の立場、職責で全力を尽くせば世の中はよくなるんだよ。見え透いた根性を起すからみんなおかしくなるんだよ。
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小沢一郎氏 初公判 全発言/ 『誰が小沢一郎を殺すのか?』2011-10-06 
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小沢氏 初公判 10月6日/大善文男裁判長=極めて保守的で予定調和的な判決ばかり出してきた2011-08-12
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小沢一郎氏裁判/司法官僚によって行使される人事権は全国の裁判官たちに絶大な影響力をもつ2012-01-19 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
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小沢一郎氏「お見舞いに歩くのが政治家の仕事なのか?お悔やみを申し上げるのが政治家の仕事なのか?」 2012-01-05
 〈来栖の独白2012/01/04 Wed.〉
 東日本大震災と政局ということについて、短く感じたことを述べてみたい。
 昨年の民主党代表選、或いは先ごろの多数の民主党議員の離党・新党結成の折、「東日本で被災して多くの国民が苦しんでいるときに、政治家は、勢力・権力争いに明け暮れて・・・」との批判をメディア上で何度も目にした。(略)「今更来ても遅い。震災直後の惨状を見れば、党内で足の引っ張り合いをしてる場合じゃないと気づいてもらえたはず」と不満を漏らす女性の声が載っている。生活に切羽詰った被災者たちの感情として当然かなとも思うが、果たして、そうか。いや、これほどに困窮を極めた今日だからこそ、政治にしっかりしてもらわなくてはいけないのではないか。そんな気がする。
 小沢一郎さんは、以下(↓)のように言う。以下のように言いながら、小沢一郎という政治家のやさしさ、熱さは、公判を含めた過密日程の間隙を縫って被災地を訪れた。
 “マスコミ自体も、政治が何をすべきか、政治家が何をすべきかと(報じない)。お見舞いに現地を歩くのが政治家の仕事なのか? お悔やみを申し上げるのが政治家の仕事なのか? というふうに私はあえて憎まれ口をきくけれど、やはり政治の役割というのは、そういうことではないと思う。このような深刻な事態をどのようにして克服していくか、そのためには政治の体制はどうあるべきなのか、政治家はどうあるべきなのかと考えるのが、本当に国民のための政治家のあり方だと私は思っている。そういう意味で、今後もいろいろとご批判は頂きながらも、私の信念は変わらないので、その方向で頑張りたいと思う。”
 これは、媚びない姿勢がなくては言えない言葉だろう。またその前提として、日々の生活に窮する民の惨状を知り、それゆえに、政治の果たす役割が「国民の生活が第一。」と見極めた確かな眼がなくては、言えない言葉だと思う。確かな眼とは、「本物の政治家の眼」ということだ。
 当然のように、このような政治家が国民に理解されることは稀である。剛腕などと云われ、嫌われる。「災害があればいち早く現地に駆けつける」という動きの良さもないので、不可解である。ポピュリズムとは対極にある。
 この種の政治家は、国民からの人気がないばかりではない。既得権益といった旧弊にとらわれないので、官僚からも嫌われる。おまけに要領が悪いゆえ、エンタメ(メディア)に貢献するところなく、嫌われる。
 国民(検審)・官僚・メディアから嫌われれば、行き着く先は決まっていよう。かくて小沢一郎氏は、地元から帰京すれば、10日、11日の裁判(東京地裁 公判)が待っている。被告人質問である。
 東日本大震災という未曽有の苦難のなかで、この国はかくも、有為な政治家の手足を縛った。
 ところで、ここからは余談になるので後日に稿を改めたいと思うが、昨年より深く憂慮している一事がある。4月にも判決といわれている、小沢一郎さんの裁判である。
 陸山会事件登石郁郎裁判長の判決で思い知らされたが、裁判長には裁判長で、縛りがかけられているということだ。登石裁判長の下した判決は、郷原信郎氏のような専門家は無論のこと、私のような素人がみても、おかしな判決だった。なぜ、このような恥ずべき判決文を書かなければならなかったのか。まかり通ったのか。
 新藤宗幸氏はその著『司法官僚』〔裁判所の権力者たち〕(岩波新書)の中で、次のようにいう。
“司法官僚は全国の判決や訴訟指揮の情報を集める。それをもとに行使される人事権は全国3500名の裁判官たちに絶大な影響力をもつ。10年ごとの再任の有無、昇級、転勤を司法官僚が決める。事務総局が召集する「合同」と呼ばれる研究会も下級審の裁判内容を遠隔操作する結果を生む。
 裁判とは社会で周縁においやられた人々の、尊厳回復の最後の機会である。必死の訴えをする人々に遭遇したとき、裁判官は全人格的判断をもって救済に当たるべきだ。しかし、人々の目にふれぬところで、裁判官の内面までゆがめ、その存在理由をあやうくしているシステムがあるのだとすれば大問題である。
 政権交代とは闇を打破る時代のことであろう。本書の提言にかかる裁判所情報公開法などによって司法の実態にも光が当てられ、真の改革が着手されるべきだ。 ”
 ここでも“官僚”である。上の文脈によれば、小沢氏裁判で「無罪」と書いて大善文男裁判長個人に利するところがあるか。無い(だろう)。地方の簡裁か家庭裁判所へ飛ばされるのがオチであろう。
 前田元検事は「主任検事から『この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ』といわれた」と証言している。裁判所にとって、被告人に利するか、はたまた長く利益を分かち合ってきた検察との仲を保つかを天秤にかけるなら、答えは歴然としていよう。
 そのことは、検察と一体となり走狗となって「小沢 クロ」と書いてきたメディアとっても同様である。ここで「小沢 無罪」が出たなら、メディアは、どう書けばいいのか。
 ことほど左様に、司法には司法の事情があり、裁判所と検察には判検(一体)の、検察とメディアには検察とメディアの、それぞれ譲れぬ事情がある。
 深く憂慮に堪えない。小沢氏無罪は、難しい。
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「広島女児殺害事件」司法官僚によって行使される人事権は全国の裁判官たちに絶大な影響力をもつ2010-08-07| 死刑/重刑/生命犯 問題

小沢一郎氏単独インタビュー/増税法案に造反明言/離党は否定/野田首相の解散困難/次期政権で衆院選2012-02-04 

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小沢元代表公判:東京地検が地裁の資料照会を拒否
 政治資金規正法違反で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の公判に絡み、東京地検は元代表を起訴すべきだと議決した東京第5検察審査会に提供した捜査資料リストなどについて、東京地裁(大善文男裁判長)の照会に応じない意向を伝えた。7日、元代表の弁護団が明らかにした。
 元代表の公判では、昨年12月に証人出廷した前田恒彦・元大阪地検特捜部検事(44)=証拠改ざん事件で実刑確定=が「検察による証拠隠しがあった」「裏金授受を否定した建設業者の事情聴取のメモが多数あるのに、検察審に提供されなかった」と証言した。
 検察審の議決の有効性を争う元代表の弁護側は▽地検が検察審に送った捜査資料のリスト▽建設業者を事情聴取した際に内容をワープロ打ちしたメモの存否−−を照会するよう地裁に請求。地裁は1月、地検にこれらを照会していた。
 対応を検討した東京地検は検察官役の指定弁護士が現在、公判活動中であることを重視。リストを提供すると、元代表公判の当事者ではない地検が手持ち証拠を開示するのと同じことになりかねず、手続き上ふさわしくないと判断したとみられる。【山田奈緒、野口由紀】
毎日新聞 2012年2月7日 12時36分(最終更新 2月7日 14時28分)
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