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臓器移植「供給源は死刑囚」−中国

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臓器移植「供給源は死刑囚」=衛生次官が認める−中国
 【北京時事】中国の黄潔夫衛生次官は、北京で開会中の全国政治協商会議(国政助言機関)の分科会討論で、臓器移植問題について「市民は(臓器を)提供したがらないので、死刑囚の臓器が移植の主要な供給源となった」と述べ、死刑囚の臓器を利用した移植が行われていることを認めた。7日付の中国紙・法制晩報が伝えた。
 黄次官の発言は、中国で親族間の生体移植や脳死判定に基づく移植がなかなか進まない現実を示唆したものとみられる。ただ現在では国内のドナー(臓器提供者)不足のため、死刑囚の臓器のほか、金銭を介した臓器売買も深刻な問題となっている。
 こうした現状に対応するため、黄次官は臓器移植法に当たる「人体器官移植条例」(2007年施行)について年内に改正作業を終え、赤十字会が主導する形で臓器の提供・分配システムを整えると明らかにした。(時事通信2012/03/07-20:42)


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