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この男に上がり目はない=原口一博/毛細血管のように張り巡らされている官僚の天下り先/社保庁〜AIJ

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原口一博 やっぱりKYは治らない
日刊ゲンダイ2012年3月10日 掲載
本人は派閥の“領袖”気取り
 昨年の菅内閣不信任案では態度をクルクル変え、「理解不能だ」と言われた原口一博・元総務相。その後、小沢グループの前で不始末を詫びて和解し、一時は幹部候補とまで目されるようになった。だが、やはりKYぶりは変わっていない。
  8日に開かれた「新政研」の定例会でのこと。会長を務める小沢一郎元代表が、冒頭あいさつでAIJ投資顧問の事件を取り上げた。
 「公務員の給料下げるとか、人数を減らすことも大事だが、基本的な仕組みを変えないかぎり、こういう不祥事はずっと繰り返される。その損失は国民にとって計り知れないものになる」
  すると、質疑応答になった瞬間、前列に陣取っていた原口が勢いよく挙手。立ち上がってこう発言した。
 「小沢幹事長、鳩山首相時代には、かなり進めた部分もある。土地改良しかり、財源探しだって、かなりの部分やったんです!」
  小沢は、制度を変えないと官僚主導から脱却できないという話をしたのだ。改革を前に進めていこうと気勢を上げた矢先に、「オレたち頑張ったじゃん」と懐古趣味に走ってどうする。会場内は一気にシラケたムードに包まれてしまった。
 「要は自身の総務相時代の手柄自慢なのです。小沢さんも、『原口さんが頑張っていたことはよく分かっています』と苦笑していました。これほど空気を読めない人も珍しい。最近は『原口会』とかいって、若手議員を集めて飲んで、派閥の領袖を気取っている。これにしたって、元秘書の橘秀徳衆院議員が必死で人を集めて何とか成り立っているのに、原口さんは自分の人望だと勘違いしているのだからオメデタイ。『オレに付いてくれば、維新の会には対抗馬を立てさせない』なんて豪語しています。ま、誰も本気にしちゃいませんけどね」(民主党若手議員)
  これだから、松下政経塾出身者は……と言われるのだ。この男に上がり目はない。
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原口一博×郷原信郎 菅政権を語る「仙谷官房長官”改革の情熱”はなぜ消えたのか」2011-01-07 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 
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原口一博×郷原信郎 菅政権を語る 最終回「いまこそ原点に返り、古い衣を脱ぎ捨てよう」2011-01-19  政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
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年金の消失 天下りの悪弊を防げ
 中日新聞2012年3月9日 社説
 企業年金運用会社のAIJ投資顧問が年金資産を消失させた事件の背後には、旧社会保険庁などの天下りOBがいた。不祥事続きで解体された組織のはずだが、しぶとく続く悪弊にあきれる。
  全国の厚生年金基金に二〇〇九年五月時点で、六百四十六人の旧社会保険庁(現・日本年金機構)などの国家公務員OBが天下りしていた。OBを抱えた基金は三百九十九、全体の六割強になる。
  歴代の社保庁長官の退職金は平均約六千二百万円だったという。一般職員でも多額の退職金を得て基金に移る。天下り先でも自身は共済年金をもらえる。そんな人材が基金の運営を担っていた。
  AIJの顧客の大半は、中小企業でつくる基金だった。加入者から預かった保険料を運用できる人材に乏しい基金が多い。OBも運用の専門家ではない。
  OBの一人は、コンサルタントとして基金にAIJを紹介していた。社保庁のOBから紹介されれば、運用力に不安のある基金は契約を結ぶのではないか。
  投資のプロであるべき基金の職員の多くが資産運用の経験がなかった点は問題だろう。
  だが、AIJの顧客獲得にOB人脈が一役買い、被害を広げたと見られても仕方がない。
  厚生労働省は天下りの実態を調べることを決めたが、徹底した実態把握を早急に実施すべきだ。
  社保庁職員の天下りは常態化していたといわれる。公益法人や取引企業はもちろん、基金も天下りの受け皿になっていたことが分かった。民主党政権は今後の人材確保に公募を求めていたが、徹底されていなかったのではないか。
  一方、五年前に基金など企業年金制度の検証をした厚労省の研究会で、運用経験のある人材の配置を義務付けるべきだと指摘されていた。厚労省は問題を放置してきたと言わざるを得ない。
  社保庁は年金の支給漏れや記録問題など続く不祥事で〇九年末に廃止され、民間の日本年金機構になった。だが、OBの影響力が残っていては年金制度への信頼は回復しない。
  投資顧問への監視も強める必要がある。年金資産が消失した基金は、積み立て不足が悪化すれば穴埋めの責任を負う母体企業が倒産しかねない。保険料の引き上げ、受給者の年金減額などの対策も講じ、損失を食い止めるべきだ。
  政府は実態調査と合わせ事件の再発防止に努める責任がある。
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毛細血管のように張り巡らされている官僚の天下り先/社保庁〜AIJ/犠牲になるのは若い人たちである2012-03-07 | 政治(経済/社会保障/TPP)


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