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小沢一郎氏判決 「グレーだが有罪難しい」オウム林郁夫氏に無期懲役判決を下した山室恵・元判事

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小沢被告判決 元東京地裁部総括判事の山室恵弁護士「グレーだが有罪難しい」
産経新聞 4月20日(金)14時23分配信
  グレーだが、有罪にはできないという評価だ。指定弁護士の立証で、元秘書らとの共謀を問えるだけの材料は示されなかった。
  供述調書が大量に却下された後も、池田光智元私設秘書の調書などわずかに直接証拠が残ったが、いずれも「報告・了承」の詳細な状況はわからず、信用性に疑問がある。
  状況証拠についても立証は不十分だ。動機は「4億円の原資を隠すため」としながら、具体的な出所を示していない。原資を隠したいのであれば、小沢被告が簡単に出資に応じたり、元秘書が土地購入の直前になって場当たり的に隠蔽工作を行ったのも不自然だ。「小沢被告の了解なしに実行されるはずがない」というのも、「はずだ」というだけで説得力を欠く。
  有罪の証拠がない以上、小沢被告の法廷証言が不合理だと強調する指定弁護士の主張はナンセンスだ。
  仮に「報告・了承」があったとして、元秘書は小沢被告に記載の虚偽性まで説明していたのか。「平成17年に土地の本登記をし、17年分報告書に記載する」というだけなら問題がないし、「うん」と応じたからといって共謀は問えない。
  そもそも、なぜ巨額の蓄財があるのか、なぜ政治資金で次々に不動産を購入してきたのか疑問は絶えないが、刑事裁判として有罪にするのは難しい。(談)
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〈来栖の独白2012/4/21 Sat.〉
 「グレーだが」というのは気に入らないが、「グレーだ」と感じている人にとってさえ「有罪にはできない」、有罪は難しいと感じさせる、そういう案件ということだろう。
 それゆえ、これまで無罪を出したことのないといわれる大善裁判長がどういうニュアンス、言い回しで判決文を書くか、気がもめる。無罪としても、「疑わしきは被告人の利益に」を過度に強調されては、暗に「有罪」を宣言しているようなものだ。そういったイメージ(ニュアンス⇒強制起訴)によって、小沢氏は実質拘束されてきた。党代表の地位も追われた。党代表、すなわち一国の総理になるべき位置にいたのに。「政治とカネ」という、証拠ではなく、ぼんやりしたイメージによって殺された。
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小沢氏 初公判 10月6日/大善文男裁判長=極めて保守的で予定調和的な判決ばかり出してきた 2011-08-12 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 
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来年4月判決 小沢「無罪」最大の難関は超カタブツ裁判長
日刊ゲンダイ2011年9月10日

人生初の判断を下せるのか
 検察審査会に強制起訴された民主党の小沢一郎元代表に対する判決が、来年4月下旬に言い渡されることになった。
 司法関係者の間でも「無罪は確実」といわれ、政界をメチャクチャにした不毛な争いにはサッサとケリをつけて欲しいが、心配のタネがある。小沢裁判を担当する東京地裁の大善文男裁判長(51)の存在だ。
 大善裁判長は1986年任官。東京地裁を皮切りに名古屋地裁、高松地裁、広島高裁の判事を経て、昨年4月に東京地裁刑事11部の総括判事となったベテランだが、司法界では「堅物判事」として有名だ。刑事事件が専門のある弁護士は「無罪判決を一度も出したことがないのでは」と言うほど、極めて保守的で予定調和的な判決ばかり出してきた。
 被告人が「無罪」を主張しようが、お構いなし。淡々と実刑判決を言い渡す。全面無罪を主張する小沢にとっては、ちょっと厄介な裁判長なのだ。
 大善裁判長のクールさが如実に表れたのは、昨年6月の裁判員裁判。都内で起きた2件の強盗事件を巡り、強盗致傷罪に問われた被告の事件への関与が争われたケースである。
「被告は、実行犯で知人の男に『強盗を指示した』として逮捕されたが、捜査段階から一貫して容疑を否認。唯一の証拠は『指示された』という実行犯の供述だけでしたが、その実行犯が公判の過程で『実は自分ひとりでやった』と供述を翻したのです。実行犯の捜査段階での供述と公判での証言のどちらが信用できるのか。判断の難しいケースですが、大善裁判長はアッサリと『捜査段階の供述の方が具体的かつ詳細に状況を述べている』と検察側の主張を支持。被告を『否認を続け、反省の態度が全く見られない』と断罪し、懲役9年の実刑判決を言い渡したのです」(司法記者)
 小沢の元秘書3人の裁判では、検察調書の大半が「任意性」を否定され、証拠として採用されなかったが、大善裁判長の手にかかると、どう転ぶか分からない。
 来月スタートの裁判で、カタブツ判事は小沢に“人生初”の無罪判決を言い渡すのか。常識的な司法判断を期待したい。
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