精神障害者の就労支援 仙台のNPOがカフェ開店へ
河北新報 2012年05月19日土曜日
精神障害者の生活と就労を支援する仙台市のNPO法人「シャロームの会」(菊地茂理事長)が23日、就労訓練の一環としてカフェを青葉区中心部の商業ビルに開店する。心の病を抱えた法人施設の利用者が接客などに取り組み、社会とのつながりを強める。
オープンするのは一番町の141ビル5階に入居する「カフェ・オリーブガーデン」で全10席。15種類のスパイスを秘伝のレシピで調合した日替わりの玄米カレー(500円)や、季節の野菜と果物を使ったフレッシュジュース(300円)などを提供する。
当面は2人の利用者が、常駐スタッフ2人に見守られながら調理や接客を行い、社会で働くための経験を積む。15日から現場研修をして、開店準備を進めている。
シャロームの会は、若林区と宮城野区でカフェを運営していて、オリーブガーデンは3店舗目の就労施設となる。営業している2店の客層は常連客が中心だが、141ビルには仙台三越やエル・パーク仙台があるため、不特定多数の人に臨機応変に応対するコミュニケーション能力が培われると期待している。
菊地理事長は「人と関わることが苦手な精神障害者が、実地で社会参加していくよい機会になると思う」と話す。
オリーブガーデンの営業時間は午前11時半〜午後4時。定休日は日曜、月曜、祝日。持ち帰りも可能で、事前予約があればエル・パーク仙台の利用者へのデリバリー注文にも応じる。
シャロームの会は夏ごろに、4店舗目となる弁当・総菜の販売店を宮城野区に開店する。法人には現在約60人の利用者が登録し、それぞれのペースで自立・就労に向けた訓練を続けており、訓練を希望する利用者も募集している。
連絡先はシャロームの会事務局(アトリエぶどうの木)022(293)4345。
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<来栖の独白2012/5/20 Sun. >
シャロームとは、「あなたがたに平和があるように」という意味だ。
「ぶどうの木」とは、イエスだ。
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ヨハネによる福音書 20章19節〜23節
その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。 だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」
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ヨハネによる福音書 15章1〜8節」
「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。
わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。
わたしの話した言葉によって、あなたがたは既に清くなっている。
わたしにつながっていなさい。
わたしもあなたがたにつながっている。
ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。
人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。
わたしにつながっていない人がいれば、枝のように外に投げ捨てられて枯れる。そして、集められ、火に投げ入れられて焼かれてしまう。
あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。あなたがたが豊かに実を結び、わたしの弟子となるなら、それによって、わたしの父は栄光をお受けになる。」
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