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国民はバカじゃない 「小沢支持」拡大に野田首相は真っ青 『日刊ゲンダイ』2012年6月7日

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国民はバカじゃない 「小沢支持」拡大に野田首相は真っ青
2012年6月10日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ
<なんと無党派の47%が「小沢に賛同」朝日調査>
 小沢一郎に「自民党との協議を進めさせていただく」と最後通告し、消費税アップに突っ走っている野田首相。首相官邸は、小沢と対立すれば、内閣支持率が上がると計算していたらしい。
 大手メディアも「小沢を切って、消費税アップに突き進め」と首相のケツを叩いていた。ところが、内閣支持率は上がらず、逆に「小沢支持」の世論が拡大している。ドジョウ首相は真っ青だ。
 朝日新聞が内閣改造の直後に実施した「世論調査」に、首相周辺が焦りまくっている。
 ドジョウ首相は「今国会の成立に政治生命をかける」と消費増税法案の成立にシャカリキになっているが、「今国会で成立させるべきだ」は、たったの17%だけ、「成立にこだわるべきではない」が72%に達したのだ。
 法案への賛否も、「賛成」は32%、「反対」が56%に膨らんでいる。「賛成」は過去6回の調査で最低だった。支持率も「支持」27%、「不支持」51%だった。
 それ以上に、ドジョウ首相を慌てさせているのが、「小沢支持」が予想以上に多かったことだ。
「消費税をアップする前に徹底的に行革を進めるべきだ」という小沢一郎の姿勢を支持するか聞いたところ、「支持する」41%、「支持しない」44%と拮抗。無党派層に限ると「支持する」が47%、「支持しない」は35%と、小沢支持が多数だった。
 消費税アップ推進派は、消費増税を「政策」ではなく、〈小沢VS.反小沢〉の「政局」にスリ替えれば、国民は「小沢嫌い」が圧倒的だから、「反対」は広がらないと皮算用していた。ところが、「消費税アップの前にやることがある」という小沢の主張に賛同する国民がジワジワと増え、計算が狂いはじめている。
「ただでさえ首相官邸は、党内の中間派が“増税反対”に傾きはじめていることに危機感を持っていました。鹿野グループや、長妻昭たちが、社会保障を置き去りにして、増税だけを進める首相に不満を強めているのです。国民の多くが『消費税アップ反対』を貫く小沢を支持しているとなると、小沢グループが勢いづくだけでなく、中間派が安心して反対に回りかねない。首相周辺は『こんなに小沢支持があるのか』と困惑しています」(事情通)
<消費増税「今国会の成立に反対」は72%>
 それにしても、おかしいのは朝日新聞だ。自分たちがやった世論調査で、国民の72%が「今国会の成立にこだわるべきではない」と答えているのに、先頭に立って社説などで「消費税10%」を推し進めている。民意はどうでもいいのか。
「いったい朝日新聞は、なんのために世論調査をしているのでしょうか。本来、ジャーナリズムは、国民に寄り添うのがスタンスのはず。なのに、権力に寄り添っている。朝日新聞は小沢一郎の主張を頭から否定しているが、誰が聞いたって、小沢の主張は正論ですよ。国民が支持するのも当然です。この先、小沢が表で主張すればするほど、賛同者が増えていくでしょう。いまからでも遅くない。朝日新聞は国民に謝罪し、消費税反対にカジを切るべきです」(政治評論家・山口朝雄氏)
 朝日新聞は国民の味方なのか。ハッキリさせるべきだ。
(日刊ゲンダイ2012年6月7日掲載)
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消費増税法案「今国会成立を」17% 朝日新聞世論調査
朝日新聞2012年6月5日22時33分
政府の消費増税案に…
 野田第2次改造内閣の発足を受けて朝日新聞社が4、5日に実施した全国緊急世論調査(電話)によると、消費増税法案を「今国会で成立させるべきだ」という人は17%にとどまり、「成立にこだわるべきではない」という人は72%に達した。法案への賛成は32%(5月定例調査39%)、反対は56%(同51%)。内閣支持率は27%(同26%)、不支持率は51%(同53%)だった。
世論調査―質問と回答〈6月4、5日実施〉
 野田佳彦首相は、消費増税法案の今国会成立に「政治生命をかける」との決意を示している。今回2度目の内閣改造に踏み切ったのは、法案成立に向け、自民党との修正協議に入る環境を整えるためだった。しかし、法案に賛成の人をみても「今国会で成立させるべきだ」は48%、「成立にこだわるべきではない」は44%と意見は分かれている。
 自民党との修正協議を進める首相の考えについても、賛成41%、反対42%と伯仲した。民主支持層は62%対28%、自民支持層では51%対37%と賛成が上回ったが、無党派層では32%対45%だった。
 野田内閣が1月に、消費税を2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げる案をまとめて以来、朝日新聞社は、その賛否を計6回、有権者に聞いている。法案の国会提出前後で質問文の表現は一部異なるが、過去5回の調査で賛成が最も少なかったのは1月緊急調査の34%で、今回はそれを下回った。男性の賛成はこれまで4割以上を維持してきたが、今回は35%に落ち込んだ。
 内閣支持率は1月以来、20%台後半で低迷し続けている。今回の改造後の野田内閣については「期待する」と答えた人は31%だったが、「期待しない」という人は61%にのぼった。

◆ 「民主党 小沢の読み通り反対派拡大」日刊ゲンダイ /「増税前にやることある」小沢グループがのぼり旗 2012-06-08 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア


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