〈来栖の独白〉
与謝野馨経済財政担当相が福島第1原発事故を「神様の仕業としか説明できない」と述べてみたり、先ごろは「神様とお話ができる法王」さんが日本の少女の問いに答えてみたり。
大臣とか宗教界のトップとか、原発じゃないが、「権威」など「安全」だの、神話はもうやめよう。偉大な人もいなければ、偉業も叡智もない。過つは、人の常。原発の事故は、原発のもたらすマネーに、産も学も政も官も地方も・・・ありとあらゆる欲望が参集し、ひれ伏した。宗教界も、何ら変わらない。
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福島原発事故は「神の仕業」=東電の責任否定―与謝野経財相
時事通信 5月20日(金)11時12分配信
与謝野馨経済財政担当相は20日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故は「神様の仕業としか説明できない」と述べた。同原発の津波対策に関しても「人間としては最高の知恵を働かせたと思っている」と語り、東電に事故の賠償責任を負わせるのは不当だとの考えを重ねて強調した。
今回の原発事故をめぐっては、安全対策の不備や人災だとの指摘が国内外から出ている。「最高の人知」や「神による異常な自然現象」という論理で東電を徹底擁護する主張には、「原発は安全」と説明されてきた地元住民らからも批判が出そうだ。
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法王は4月22日に放送されたイタリアの国営イタリア放送協会のカトリック教徒向けのテレビ番組で、東日本大震災に関する千葉県の7歳の少女の「なぜ子どもたちがこんなに悲しまなければならないのですか」という質問に、「答えはないかもしれませんが、大切なのは神があなた方のそばにいるということです」と答えた。
法王がテレビで一般の視聴者からの質問に答えるという、初の試み。質問者は約3000人の応募の中から7人の質問者が選ばれ、そのうちの1人が日本人の少女だった。
関係者によると、千葉県千葉市美浜区在住の松木エレナさん。父親がイタリア人で母親が日本人という。
少女は地震発生時、マンション10階の自宅に母親と一緒にいて、強い揺れを経験し、自宅近くが液状化の被害を受けた。
その後、地震や津波で同年代の子どもがたくさん亡くなったことを知り、自宅マンションのベランダで撮った日本語のビデオレターで法王に質問した。
エレナさんはビデオレターの中で、
「私は日本人で7歳です。私はとても怖い思いをしています。大丈夫だと思っていた家がとても揺れ、同じ年頃の子どもがたくさん亡くなったり、外の公園に遊びに行けないからです。なぜこんなに悲しいことになるのか、神様とお話ができる法王、教えてください」と日本語で質問した。
法王は、「私も同じように『なぜ』と自問しています。いつの日かその理由が分かり、神があなたを愛し、そばにいることを知るでしょう。私たちは苦しんでいる全ての日本の子どもたちと共にあり、祈ります」などと回答した。
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与謝野大臣、原発事故を「神様の仕業」/日本の少女「神様とお話ができる法王、教えて下さい」
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