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「中国共産党政権に対し、生きた法輪功学習者からの臓器を奪取する暴力行為調査の訴え」国連人権委へ

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「沈黙は放任」16万人が臓器狩り調査要求に署名 国連に提出=ヨーロッパ
カナダの著名人権派弁護士デービッド・マタス氏(撮影・唐洪/大紀元)
【大紀元日本12月29日】
 18日午後、2人の国連人権委員会の職員がカナダの著名人権派弁護士デービッド・マタス氏から、欧州など36か国16万6461人の民衆および政府要人が署名した請願書を受け取った。
 請願書は国連が中国共産党政権に対し、生きた法輪功学習者からの臓器を奪取するという暴力行為についての独立調査を求めるもの。2人の国連人権委員会職員は分厚い署名の束を台車に積み、国連人権委員会の建物内へ運んだ。
 今回の請願活動は世界各国の医師が参加する「臓器の強制摘出に反対する医師会」(Doctors Against Forced Organ Harvesting、DAFOH)により欧州で発起され、欧州各国の人々から大きな反応を得ている。
 10月6日から11月22日のおよそ1か月半の期間にスイス、スウェーデン、英国、イタリア、ポーランド、ベルギーなどから署名が集まった。その中には欧州各国の国会議員、市長、欧州議会議員、医学専門家、教授、国際NPO団体責任者など700人余りの署名も含まれる。
 また、欧州以外からも豪州7024人分、インド2050人分、イスラエル6956人分の署名が寄せられている
 17日、DAFOHが主催した記者会見では、欧州の国会議員や医学界専門家などが次々と発言。中国共産党の法輪功学習者に対する罪悪な行為を非難し、国連に独立調査の展開を求めた。
 スイスの国会議員は「過去、この様な惨劇が起きた時、国際社会は往々にしてみて見ぬふりをし、自国の経済利益を最前面においていた。非常に不幸なことに、この惨劇はまだ続いている」「沈黙は放任と同じで、我々はこの殺人や暴行を許してはならない」と述べた。
 今回の記者会見についての取材レポートは、スイスのフランス語区の国家テレビ局、同区の主流日刊新聞トリビューン・ド・ジュネーブ紙など多くのメディアにより報道された。
 (記者・唐洪/翻訳編集・坂本了) (12/12/29 10:40) 
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中国の臓器奪取問題「臓器狩り」 犠牲者は6万人/臓器の鮮度を保つために「麻酔掛けずに直接摘出」 2012-12-18 | 死刑〈国際〉
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処刑所からの証言 中国での死刑囚臓器奪取の実態(一)=イーサン・ガットマン 2012-12-12 | 死刑〈国際〉
ウイグル人警察官の証言: 地獄からの悲鳴 中国での死刑囚臓器奪取の実態(二) 2012-12-12 | 死刑〈国際〉
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中国当局は特定のグループを計画的に消滅しようとしている 中国での死刑囚臓器奪取の実態(七:最終回) 2012-12-19 | 死刑〈国際〉
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中国強制労働収容所からのSOSの手紙 「従わなければ、拷問、暴行、言葉の暴力を受ける・・・」 2012-12-30 | 国際/中国/アジア 
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『帝国の終焉』(「スーパーパワー」でなくなった同盟国・アメリカ)日高義樹著 2012年2月13日第1版第1刷発行 PHP研究所
p93〜
第5部 どの国も民主主義になるわけではない
 人類の歴史を見れば明らかなように、確かに長い目で見れば、野蛮な時代から封建主義の時代に代わり、そして絶対主義の時代を経過し、民主主義が開花した。ヨーロッパの多くの国々はこういった過程を経て豊かになり、人々の暮らしが楽になるとともに、民主主義、人道主義へ移行していった。鍵になったのは「経済が良くなり、暮らしが楽になる」ということである。
 中国の場合は、明らかにヨーロッパの国々とは異なっている。そして日本とも全く違っている。中国は二十数年にわたって経済を拡大し続け、国家として見れば豊かになった。だが、すでに見てきたように貧富の差が激しくなるばかりで、国民は幸福にはなっていない。こう決めつけてしまうと親中国派の人々から指弾を受けるかもしれないが、中国国内の政治的な状況を見ると、依然として非人道的な政治が続いている。民主主義は全く育っていない。
 中国はもともと共産主義的資本主義と称して、共産党が資本主義国家と同じようなビジネスを行なってきた。中国という国家が資本主義のシステムを使ってビジネスを行ない、国営や公営の企業が世界中から稼ぎまくった。この結果、中国国家は経済的に繁栄したものの、中国人一人ひとりは幸福になっているようには見えない。
p95〜
 「中国人は食べられさえすれば文句は言わない」
 中国の友人がよくこう言うが、中国人はそれ以上のことを望まないのかもしれない。つまり中国の人は「食べられる」以上のこと、つまり形而上学的な問題には関心がないのかもしれない。
 「民主主義、人道主義、国際主義といったものは我々には関係ない」
 こう言った中国の知人がいるが、中国だけではなく、ロシアの現状を見ても、封建主義から民主主義に至る政治的な変化を人類の向上とは考えない人々が大勢いるようだ。
p97〜
 第2次大戦以来、人道主義と民主主義、そして平和主義を主張してきたアメリカのやり方が、アメリカ主義でありアメリカの勝手主義であると非難された。「アメリカ嫌い」という言葉が国際的に定着したのは、その結果であった。そうしたアメリカのやり方を、1つの考え方であり、1つの価値観に基づくものであると切り捨てているのが、ロシアの指導者であり、中国の指導者である。
p98〜
 ヒットラーはドイツの誇りを掲げ、ユダヤ人を圧迫するとともに、反政府勢力を弾圧して経済の拡大を図った。中国もその通りのことをやっている。しかも、冷戦に敗れたロシアのプーチン前大統領が主張しているように、価値観の違った、そしてやり方の違った経済の競争が可能であるとうそぶいている。
 だが彼らの言う価値観の相違というのは、民主主義を無視し、人道主義を拒否し、国際主義に反対することである。中国やロシアについては、冷戦に敗れた国や第2次大戦に脇役しか与えられなかった国が自分たちのやり方で歴史の勝利者になろうとしているように見える。
p99〜
 共産主義は冷戦の結果、民主主義とそれに伴う人道主義に敗北したはずである。ところが中国は、冷戦と同じ体制を維持しながら、経済の戦争には勝てるとばかり傲慢になっている。
 ヨーロッパの人々は中国の台頭をヒットラーの台頭になぞらえている。これに対して日本のジャーナリストや学者たちは驚きを隠さないようである。彼らは、ユダヤ人を抹殺しようとしたヒットラーと中国は異なっていると考えている。だが、共産党が絶対で、反対の意見を持つ者は犯罪者として牢獄に送り、言論の自由を認めていないという点では、中国はヒットラーと同じである。
 中国は明らかに人道主義を否定しているだけでなく、民主主義を理解しようとしていない。国際主義も分かろうとしない。
p100〜
 ヨーロッパの人々は、歴史的な経験から中国が危険であるとして、ヒットラーと同じであると指摘しているが、歴史にナイーブな日本の人々は全くそのことに気がついていない。
 ヨーロッパの人々はヒットラーと戦い勝利を得たが、そのためにアメリカと同盟し手を携えて戦った。中国がヒットラーだという考えに驚くべきではない。新しいヒットラーである中国の共産主義の専制体制に対して世界の人々は、手を携えて戦わなくてはならなくなっている。「アメリカ嫌い」という言葉で中国の脅威から目を逸らす時代は終わったのである。
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