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2013参院選「非自民結集へ決意訴え」小沢一郎代表/新潟選挙区は田中真紀子氏に注目 2番手争いに影響

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非自民結集へ決意訴え=小沢一郎生活の党代表【党首奮戦記】
時事通信2013/07/10-06:18
  9日午後、新潟県村上市。グレースーツに青色のネクタイ姿で炎天下の街頭に立つと、「何としてももう一度、本当に国民のためになる政権を打ち立てなければならない」と、持論の非自民勢力結集に懸ける決意を訴えた。
 71歳の体に猛暑の選挙戦は正直、きつい。この日の街頭も、第一声から5日ぶりだった。それでも演説後は、約70人の聴衆一人一人に笑顔で声を掛けながら、握手をして回った。
 民主党代表として臨んだ6年前の参院選では、当時の「安倍自民党」を圧倒し、与野党逆転を実現。その後の政権交代へ道を開いた。だが、権勢を振るってきた実力者も、今は小政党の党首だ。独自候補を擁立したお膝元の岩手ですら、厳しい情勢が伝えられる。
 サッカーのゴールキーパー役を演じた選挙CMでは、顔を泥だらけにして「雇用不安」などと書かれたボールをブロック。こわもてイメージの払拭(ふっしょく)に努めるのも、危機感の裏返しと言える。「日本に本当の民主主義を定着させる」。政治改革を掲げて自民党を離党してから20年。正念場の戦いが続く。
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【激闘 参院選】新潟選挙区は田中真紀子氏に注目 熾烈な2番手争いに影響
zakzak2013.07.09
 新潟選挙区では、候補者でもない、ある人物の言動が注目されている。新潟が誇る大政治家、田中角栄元首相の長女で、昨年末の衆院選新潟5区で落選した民主党の田中真紀子前文科相である。
 まず、同選挙区で、アベノミクスの追い風もあって順当に戦っているのは2007年参院選でトップ当選した自民党現職の塚田一郎氏だ。「米どころ新潟」だけに、安倍晋三政権のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加方針の影響は懸念されるが、前回獲得の約40万票を大きく超える得票を目指している。
 残り1議席は、熾烈な戦いといえる。
 森裕子氏は07年参院選では民主党から出馬し、2位当選した。昨年、小沢一郎氏とともに消費税反対で離党し、今回は生活の党代表代行としてチャレンジしている。
 「連合新潟(会員・約11万人)の全面支援を失ったダメージは大きいが、森氏が6年間の国会議員時代で築いた人脈は広く、国会やテレビ番組で見せる直球剛腕型気質にファンも多い。当落線上にいるのは間違いない」(県議会関係者)
 森氏に肉薄するのが、森氏の離党で空白となった選挙区議席を奪還するため、比例区からくら替えした民主党現職の風間直樹氏だ。
 新潟連合の推薦に加え、立正佼成会のバックアップもあって議席確保に近づく。「安倍政権のチェック機能を果たすのは民主党」と声をからし、細野豪志幹事長や、輿石東参院議員会長らも続々と支援に駆けつけている。 森氏と風間氏のバトルに微妙な影響を与えそうなのが真紀子氏だ。
 真紀子氏は一応、風間氏の選対本部長代行を務め、街頭のポスターでは風間氏と並んでほほ笑むが、「8日時点で真紀子氏の応援は実現していない。応援に入ってもらう予定だが、詳しい日程は決まっていない」(風間選対関係者)という。
 実は、6年前の参院選で、真紀子氏は民主党候補だった森氏を応援した。森氏が所属する生活の小沢代表は、角栄氏がわが子のようにかわいがり、真紀子氏とも親交が深い。
 田中家を応援してきた元支援者は「真紀子氏は勝ち馬に乗るのがうまい。選挙情勢をよく見極めて、次の選挙のことも考えているのではないか」と語っている。
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