オウム平田被告、仮谷さんの遺族に「示談」申し入れ、合意
産経ニュース2013.12.13 11:41
目黒公証役場事務長の仮谷清志さん=当時(68)=拉致事件などで起訴され、来月から東京地裁で裁判員裁判が始まるオウム真理教元幹部の平田信(まこと)被告(48)が、仮谷さんの遺族4人に示談金の支払いを申し入れていたことが13日、遺族側への取材で分かった。平田被告が事件を謝罪して計1千万円を支払い、真相究明に協力することで合意したという。
仮谷さんの長男、実さん(53)の代理人弁護士によると、今年6月、平田被告側から「謝罪して示談金を支払いたい」と連絡があった。実さんらが「事件の真相究明への協力」を求めたところ、被告側が受け入れ、7月に平田被告と実さん、実さんの母、弟、妹との間で「和解書」が作成された。
平田被告は昨年2月、逃亡時に同居していた元信者の女性(51)=犯人蔵匿罪などで実刑が確定、出所=とともに実さんらに400万円を支払っており、残る600万円は、平田被告が刑務所を出所後に毎月5万円ずつ、10年かけて支払うとしている。
実さんの代理人弁護士は「和解書」について「公判で平田被告に有利な情状証拠となるが、実さんは『真相を知りたい』という思いが非常に強い。事件究明への協力を盛り込んだ内容で同意した」としている。
平田被告の裁判員裁判は来年1月16日に初公判が開かれ、3月中に判決が言い渡される見通し。実さんも被害者参加制度を利用し、公判に加わる。
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◇ オウム真理教 平田信被告が遺族に、謝罪とともに当時の教団の状況などを書いた手紙 2013-12-08 | 死刑/重刑/生命犯 問題
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オウム平田信被告 仮谷清志さんの遺族に「示談」申し入れ、合意
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