Quantcast
Channel: 午後のアダージォ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 10100

「無法状態」お泊まりデイの実態

$
0
0

十人雑魚寝・口には…「無法状態」お泊まりデイ
 読売新聞 1月19日(日)14時10分配信
 宿泊サービス付きの通所介護事業所「お泊まりデイ」に関して読売新聞が行った自治体へのアンケート調査では、一部の施設が、利用者を狭いスペースで雑魚寝させたり、大声を出さないよう口に粘着テープを貼る虐待をしたりしていたことも判明した。
  こうした悪質な運営が他にも広がっている可能性があり、自治体の間では、運営基準を作るなどチェックを強める動きが拡大している。業界団体も独自の基準作りを始めた。
  ◆劣悪な環境
  「まるで無法状態だと驚いた」と、鳥取市の担当者が振り返る。昨年2月、設備変更に伴う調査で訪れた2か所の施設がいずれも、聞き取りに対し、仕切りを設けずに布団を敷き、男女約10人を雑魚寝させていたことを認めたからだ。改善を求めると、「臨時的な宿泊だから問題ない」などと反論されたという。
  水戸市の施設でも2012年夏、市が実態調査を行い、仕切りのない8畳間で高齢者を6人も宿泊させているのを確認。前橋市では昨年8月、市職員が実地指導に訪れた際、食堂に折りたたみベッドを3台置いて利用者を寝かせているのを見つけ、「不適切だ」として改善を指導した。同様の例は相模原市でもあった。
  昨年、利用者に暴行したとして介護士らが逮捕・起訴された広島県福山市の施設では、70平方メートルのスペースに17人が寝泊まりしていたことが判明している。
  水戸市の担当者は「防火設備がない施設もあった。このままでは、高齢者の安全や尊厳を守ることはできない」と不安を漏らす。
  最終更新:1月19日(日)14時10分
 ◎上記事の著作権は[Yahoo!JAPAN ニュース]に帰属します


Viewing all articles
Browse latest Browse all 10100

Trending Articles