袴田巌さん姉ら会見「自由になった認識ある」
産経ニュース 2014.4.9 12:01
静岡地裁に再審請求を認められ釈放された元プロボクサー、袴田巌さん(78)の姉、秀子さん(81)らが9日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で会見し、都内の病院に入院中の袴田さんについて、「自由になった認識が少しある」と説明した。その一方で、「(拘禁反応で)おかしな行動を取る。私のことも分かるときとそうでないときがある」と話した。
会見には、西嶋勝彦弁護団長も出席。「袴田事件を契機に、手続きがあいまいな再審制度を抜本的に改めていきたい」と述べ、支援を求めた。
確定判決では、袴田さんは昭和41年、勤務していた静岡県清水市(現静岡市清水区)のみそ製造会社の専務宅に侵入し、一家4人を刺殺、現金を奪って放火したとしていた。
平成20年4月に秀子さんが第2次再審請求を申し立て、今年3月27日に静岡地裁が再審開始を決定。袴田さんは同日に釈放され、都内の病院に入院した。
検察側は再審開始決定を不服として、東京高裁に即時抗告している。
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姉ら会見 入院中の袴田巌さんについて「自由になった認識が少しあるが、拘禁反応でおかしな行動を取る」
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