遠隔操作事件「自分が真犯人」とメール
NHK NEWS WEB 5月16日 19時01分
パソコンを遠隔操作して殺害の予告などを書き込んだとして元会社員が起訴された事件で、自分が真犯人だと主張する内容のメールが報道各社などに届きました。
警視庁は、このメールを詳しく分析するとともに、今後、元会社員から改めて事情を聴くことも検討するものとみられます。
パソコンの遠隔操作事件では、インターネットの掲示板などに殺害や爆破の予告を書き込んだとして、インターネット関連会社の元社員、片山祐輔被告(31)が威力業務妨害などの罪に問われ、ことし3月に保釈されています。
裁判では、パソコンのデータの解析結果や被告の行動などを基に有罪を主張する検察と、えん罪だとする弁護団が全面的に対立しています。
この事件について16日、報道各社などに自分が真犯人だと主張する人物からメールが届きました。
メールでは、自分が片山被告のパソコンをウイルスに感染させたうえで、他人のパソコンを遠隔操作したのが今回の事件の真相だとしてその詳しい経緯を記しています。
また、片山被告が江の島への経路をパソコンで検索していたのを確認して、遠隔操作ウイルスのプログラムなどが入った記憶媒体を江の島に置いて片山被告が逮捕されるように仕向けたなどとしています。
警視庁は、片山被告のパソコンを遠隔操作したとする手口が詳しく記されていることから今後、片山被告から改めて事情を聴くことも検討するものとみられます。
「これをもって裁判を終わりに」
真犯人を名乗るメールが送られてきたことについて、片山被告は会見で「犯人しか知りえないような内容が書かれており、信ぴょう性は高いのではないか。捜査には協力するつもりだし、これをもって裁判を終わりにしてほしい」と話しました。
また、「保釈されたあと、私が使っていたパソコンは弁護士の管理の下に置いていた。インターネットカフェも利用していないし、ほかのパソコンにも触らないようにしていた」と話しました。
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PC遠隔操作事件 報道各社へ「自分が真犯人」とメール / 「これをもって裁判を終わりに」片山祐輔被告
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