土谷死刑囚29日に非公開尋問=精神状態考慮し拘置所で―オウム公判・東京地裁
時事通信 2014/05/28-15:04
オウム真理教による東京都庁爆発物事件で殺人未遂ほう助などの罪に問われた元信者菊地直子被告(42)の裁判員裁判で、東京地裁(杉山慎治裁判長)は29日、元幹部土谷正実死刑囚(49)への非公開の証人尋問を東京拘置所で行う。
土谷死刑囚は1995年5月の都庁事件には関与していないが、菊地被告の上司として、94年秋に爆薬の製造実験を指示したとされる。弁護側が証人請求し、尋問内容は後日、公判で明らかにされる。
元幹部井上嘉浩死刑囚(44)らの尋問は公開の法廷で行われたが、土谷死刑囚については精神状態を考慮し、非公開で実施する。拘置所には裁判員らも同行するという。
土谷死刑囚と唯一面会している作家の大石圭さん(53)によると、同死刑囚は2013年4月以降、体調悪化を理由に接見を拒否し、手紙の発信も一時やめていた。14年3月から大石さんの元に再び手紙が届くようになったが、「天界とを行き来し、人間界に戻った」などと書かれ、意味の分からない記述が多くなったという。
手紙では、元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(59)について「帰依心を植え付けてから無差別大量殺人へと仕向けた。一日も早く死刑になれ」と記載。大石さんは「麻原のことを考えて精神状態がおかしくなってしまったのではないか」と話している。
*土谷正実死刑囚が大石圭さんに宛てた手紙のコピー
◎上記事の著作権は[時事通信]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 地下鉄サリン事件から16年/「麻原は詐病やめよ」土谷正実被告死刑確定 2011-02-17 | 死刑/重刑/生命犯 問題
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 獄中の麻原彰晃に接見して/会ってすぐ詐病ではないと判りました/拘禁反応によって昏迷状態に陥っている 2011-11-30 | 死刑/重刑/生命犯 問題
.................
↧
土谷正実死刑囚 29日に非公開尋問=精神状態考慮し拘置所で 〈オウム菊地直子被告公判〉
↧