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Channel: 午後のアダージォ
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袴田巌さん 強迫性障害の症状は改善しているものの、長年の拘束による妄想〈拘禁症〉は依然として重く

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治療中の袴田さん 散歩で遠出も
 NHK NEWS WEB 6月10日 20時55分
 いわゆる「袴田事件」で、再審・裁判のやり直しが認められて釈放され、先月末に故郷の浜松市の病院に転院した袴田巌さんの姉の秀子さんが10日記者会見し、退院にはまだ時間がかかる一方、日課の散歩では、今月中にも遠くに出かけられる見込みだと、近況を説明しました。
 袴田さんは、ことし3月、再審・裁判のやり直しが認められ釈放されましたが、長年拘束を受けた影響で、十分な会話ができない状態が続き、先月27日に、東京都内の病院から故郷の浜松市にある病院に転院して、治療を受けています。
 転院から2週間がたった10日、姉の秀子さんと弁護士が浜松市で記者会見を行い、近況について説明しました。
 それによりますと、袴田さんは、強迫性障害の症状は、改善しているものの、長年の拘束による妄想の症状は依然として重く、治療にはまだ時間がかかるということです。
 その一方で、袴田さんは糖尿病を除いては健康で、日課の散歩では、今月中にも病院の周りだけでなく、遠くに出かけることができる見込みだということです。
 秀子さんは「弟は、どこに行きたいとは言わないと思いますが、まずは、実家の近くや公園をゆっくり散歩させてあげたいです」と話していました。
 ◎上記事の著作権は[NHK NEWS WEB]に帰属します
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「声掛けてくれるように」袴田さん、浜松転院2週間
 産経ニュース 2014.6.10 17:50
 静岡地裁の再審開始決定により釈放された袴田巌さん(78)の姉、秀子さん(81)と支援者が10日、袴田さんが故郷の浜松市の病院に転院して2週間になるのを機に市内で記者会見し「転院前は問いかけに答える程度だったが、自分から声を掛けてくるようになった」と近況を報告した。
 袴田さんは拘禁症を患っている疑いがあり、自分が浜松に戻ったことをまだよく理解していないという。支援者は「記憶を呼び起こすためにも、袴田さんが浜松にいた当時の風景が残る場所へ出かけたい」と述べ、様子を見て外泊も検討することを明らかにした。
 秀子さんらによると、転院初日は「新幹線で東京に帰る」と、応接室から自室に戻らないなど落ち着かない様子だった。現在は秀子さんと近所を散歩したり、テレビの時代劇を観賞したりして新しい環境に慣れ、病院の食事も好き嫌いなく食べているという。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します 
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袴田巌さん「浜松に戻ってきた」 浜松市の病院に転院 「拘禁症」再検査、治療進める 2014-05-28 | 死刑/重刑/生命犯 問題 
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