カレー事件 きょう１６年
讀賣新聞 2014年07月25日
遺族ら「区切りつかない」
１９９８年に住民４人が死亡した和歌山市園部の毒物カレー事件の発生から、２５日で１６年を迎える。遺族や住民らは静かに１日を過ごす予定という。
夫（当時６４歳）を亡くした谷中千鶴子さん（７７）は、今月２０日に法要を済ませた。「遺族にとっては、何年たっても区切りなどつかない。毎年、この時期になれば事件を思い出し、気分も重くなる」と語る。
同市園部の第１４自治会は２０１０年から慰霊祭を開いておらず、今年も予定されていない。花田次郎会長（６３）は、「事件のことを忘れたいという思いと、きちんと向き合わなければという思いの両方がこの地域にある。遺族や被害者が平穏に暮らせるように見守りながら、何ができるか考えていきたい」と話す。
殺人罪などで０９年５月に死刑が確定した林真須美死刑囚（５３）は地裁に再審請求している。
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◇ 第1回和歌山カレー事件を考える人々の集い報告 2007.12.9（抜粋）
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和歌山毒物カレー事件 きょう16年
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