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佐世保〈松尾愛和さん〉殺害事件: 7月、医師と両親「少女の入院や警察への相談」話し合う/ 26日に事件

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同級生殺害:「少女の入院」話し合う…先月、医師と両親
 毎日新聞 2014年08月03日 02時30分
 長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で逮捕された少女(16)について精神科医が6月、県佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)に「人を殺しかねない」という趣旨の相談をした後、センターの助言を受けて警察への相談や少女の入院について7月に両親と話し合っていたことが、関係者への取材で分かった。結局、警察への相談はされないまま26日に事件が起きた。【竹内麻子、大場伸也】
*結局、1人暮らし続行
 関係者によると、精神科医は少女をカウンセリングしていたとみられ、6月10日に少女の名前を匿名にしてセンターに電話で相談した。猫の解剖や父親を金属バットで殴るなどの少女の問題行動を伝え「人を殺しかねない」という趣旨の話をした。
 センターから警察に相談するよう助言されたため、精神科医は少女の両親と7月に数回面談し、入院を含めた対応を話し合ったという。少女は3月に父親を金属バットで殴ってけがをさせており、4月から市内のマンションで1人暮らしをしていた。
 結局、少女は入院せずに1人暮らしを続け、事件が起きた。
 センターは相談内容を関係部署に伝えておらず、相談してきた精神科医に対し事件後に確認し、逮捕された少女についての相談だったと知った。
 センターは「生徒の名前は相談者の意向で教えてもらえなかった。名前が分からない中で可能な限りの話をしたと考えている」と釈明している。
 ◎上記事の著作権は[毎日新聞]に帰属します
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高1同級生殺害:少女の精神鑑定請求へ 長崎地検
 毎日新聞 2014年08月02日 02時30分 
 長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、殺人容疑で逮捕された少女(16)について、長崎地検が精神鑑定を実施するため、鑑定留置を裁判所に請求する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。今月中旬にも請求するとみられる。
 少年事件では検察の送致後に家庭裁判所が精神鑑定することが多いが、今回は逮捕された少女が「人を殺して解体してみたかった」という趣旨の供述をしており、捜査段階で刑事責任能力の有無を調べる必要があると判断したとみられる。
 捜査関係者によると、少女は過去に猫を解剖するなどの問題行動があったが「猫では満足できなくなった」という趣旨の供述をしている。少女のマンション自室からは医学に関係する書籍も見つかったという。
 少女の弁護人によると、少女は被害者の女子生徒(15)について「仲の良い友だちだった。恨みやトラブルはまったくなかった」と話している。
 逮捕容疑は、7月26日午後8時ごろ、佐世保市内のマンション自室で、クラスメートの女子生徒の後頭部を工具で多数回殴り、ひものようなもので首を絞めるなどして殺害したとしている。遺体の一部が切断されていた。【大場伸也、竹内麻子】
 ◎上記事の著作権は[毎日新聞]に帰属します
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【佐世保高1女子殺害】サインはなぜ見逃されたか 3度はあった惨劇の芽を摘む機会
 産経ニュース 2014.8.2 21:15
 少なくとも3度、惨劇の芽を摘む機会があった。長崎県佐世保市の高1女子生徒(15)殺害事件は、同級生の少女(16)が殺人容疑で逮捕されてから3日で1週間となる。少女は「人を殺しバラバラにしたかった」と供述し、精神鑑定を受ける見通しだ。給食への異物混入、父親への暴力、精神科医の通報−。少女が発したサインはなぜ見逃されたのか。
*通報を放置
「小動物の解剖をしている。このまま行けば人を殺しかねない」。少女を診察した精神科医が長崎県の児童相談所へ通報したのは6月10日。相談を放置した長崎県は批判を浴びた。
 他人を傷つける恐れがある緊急時は、指定医の診察結果に基づき、知事が緊急措置入院を決定できるからだ。この時点で入院治療を始めていれば、悲劇は避けられた。
 別の疑問も浮かぶ。両親はなぜ少女の一人暮らしを続けさせたのか。「今秋からの留学準備のため」とされるが、教育評論家の尾木直樹さんは「準備は実家でできる。孤独を深めれば状況は悪化する」と話す。
*相談窓口なく
 父親の依頼で少女に接見した弁護士は7月31日、少女は父親の再婚に賛成だったと話した。それまで再婚への反発が原因で中3時に金属バットで父親を殴打したと受け止められていた。実母の一周忌を迎える前に再婚し、少女が「お母さんのこと何とも思っていないのかな」と話していたと多くのメディアが報じたからだ。接見と報道は内容が食い違い、動機の解明は捜査や家庭裁判所の調査に委ねられる。
 ただ子への虐待なら児童虐待防止法、夫婦間暴力ならDV防止法があるなかで、思春期の子供の親への暴力に対応する特別法はない。津崎哲郎花園大教授(児童福祉論)は「利用しやすい行政の相談窓口がないことが兆候を社会的に認知できなかった一因」とみる。
*意識持てず
 「甘さがあったと言われれば真摯に受け止めるしかない」。小6時の給食への異物混入事案をめぐり、佐世保市教委の担当者はかみしめるように話した。
 少女は“実験”するかのように毎回、薬剤を変え、0・3ミリリットルずつ混入した。初めの4回は級友の女児への「憂さ晴らし」が目的。男児を狙った最後の5回目は動機が分からない。混入を繰り返すうち人体への影響に関心が移った可能性があるが、「当時は問題意識を持てなかった」。
*問題の先送り
 名士の家で育ったために体面が優先され、問題の解決が先送りされたとの見方もある。
 市教委は給食への異物混入を市議会や警察へ報告、通報しなかった。県によると、金属バットで殴られた父親が行政に助けを求めた形跡はない。県教委によると、精神科への通院を学校は知らされていなかった。
 捜査や家裁調査で真実を究明し、今度こそ少女の立ち直りにつなげなければ、少女に優しく接していた女子生徒が浮かばれない。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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佐世保・高1女子殺害事件「薬物混入・父を殴打…このまま行けば人を殺しかねない」医師が児相へ電話 2014-08-01 | 社会
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佐世保・高1女子殺害:容疑の少女「人を殺してみたかった」/ 「お母さんの事、どうでもいいのかな」 2014-07-28 | 社会
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