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もしプロ野球に「大阪桐蔭OBチーム」があったなら by Sportiva

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もしプロ野球に「大阪桐蔭OBチーム」があったなら
  Sportiva  2014.08.22 スポルティーバ ●文 text by Sportiva photo by Nikkan sports 
  夏の甲子園で、2年ぶりの全国制覇へ向けて快進撃を続けている大阪桐蔭。そんな後輩たちに負けじとプロの世界で存在感を見せつけているのが、大阪桐蔭出身の選手たちだ。なかでも、西武のドラフト1位ルーキー・森友哉は8月14日のオリックス戦から3試合連続本塁打を放ち、一躍”時の人”となった。
 それにしても、近年の大阪桐蔭出身者の活躍には目を見張るものがある。西武の主砲・中村剛也はこれまで4度の本塁打王(08年、09年、11年、12年)と打点王(11年)に輝き、現在阪神でプレイしている西岡剛はロッテ時代の2010年に首位打者を、西武の浅村栄斗も昨年打点王を獲得した。この他にも、日本ハムの不動の4番・中田翔、阪神の若きエース・藤浪晋太郎など、球界を代表する選手がゴロゴロいる。
 これだけの選手が揃っているのならば、いっそのこと、大阪桐蔭出身者だけでチームを作ってみたらどうなるか。たとえば、こんな打線が完成する。
1 浅村栄斗(セカンド)/08年西武3位/425試合、打率.280、本塁打45、打点201
2 西岡剛(ショート)/02年ロッテ1巡目/939試合、打率.292、本塁打59、打点344
3 森友哉(ファースト)/13年西武1位
4 中村剛也(サード)/01年西武1巡目/959試合、打率.254、本塁打238、打点615
5 中田翔(レフト)/07年日本ハム1位/482試合、打率.254、本塁打79、打点264
6 平田良介(センター)/05年中日1巡目/434試合、打率.257、本塁打40、打点146
7 丸毛謙一(ライト)/10年巨人育成8位
8 江村直也(キャッチャー)/10年ロッテ5位/64試合、打率.171、本塁打0、打点7
9 藤浪晋太郎(ピッチャー)/12年阪神1位/24試合、10勝6敗、防御率2.75
 ※選手の通算成績は2013年シーズン終了時のもの
 上位にはタイトルホルダーが並び、クリーンアップもそれぞれのチームで中軸を担う選手ばかり。その破壊力はかなりのものである。解説者の金村義明氏は次のように語る。
「かつてはPL学園、横浜高校出身の選手が球界を席巻していましたが、今は間違いなく大阪桐蔭です。スラッガーだけでなく、アベレージヒッターもいますし、見事なバランスですよね。ピッチャーにしてみれば相当脅威だと思いますよ」
 では、もしこのチームがペナントで戦ったとしたらどうなるか?
 「ピッチャーの頭数が少ないので、順位までは予想できませんが、もしセ・リーグなら打線は間違いなくナンバーワンでしょう。外国人選手もいないのにこれだけ破壊力のある打線が完成するのですからね。おそらく、これからまだまだ大阪桐蔭の選手がプロに入ってくるでしょうし、これより強いチームが完成する可能性は十分にあると思います」(金村氏)
 ちなみに、今から15年前、1999年にプロに在籍していたPL学園出身の選手でオーダーを組むとこうなる。
1 松井稼頭央(ショート/西武)
2 宮本慎也(セカンド/ヤクルト)
3 立浪和義(サード/中日)
4 清原和博(ファースト/巨人)
5 福留孝介(センター/中日)
6 サブロー(ライト/ロッテ)
7 坪井智哉(レフト/阪神)
8 今久留主成幸(キャッチャー/西武)
9 桑田真澄(ピッチャー/巨人)
 ※在籍チームは1999年当時
 はたして、2014年の大阪桐蔭OBと1999年のPL学園OBが戦えばどっちが勝つのだろうか? 夏の甲子園が佳境を迎える中、こんな夢のような対決を思い浮かべるのも悪くない。
 ◎上記事の著作権は[Sportiva]に帰属します


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