繰り返される自虐的偏向授業 南京事件で不適切授業
産経ニュース 2014.9.19 05:00
学校現場での歴史教育をめぐっては、日本教職員組合(日教組)などの一部教員らにより、「平和教育」の美名の下、旧日本軍の「侵略」や「加害」行為をことさら強調する自虐的な偏向教育がたびたび行われ、その都度是正されてきた。代表的な題材が南京事件と慰安婦問題だ。
平成11年には、和歌山県立高校で慰安婦を「従軍慰安婦」と表記し「朝鮮半島から無理やり狩り出され、知らぬうちに慰安婦とされていた若い女性たち」と紹介する資料を使っていたことが発覚。「慰安所」も「日本軍の中国人に対する大量殺戮と強姦地獄に驚いた司令部が、日本軍隊の殺人・強姦の防止策として考え出した」と記述した。
13年には、大分県教組が中学生向けの「加害をみつめて−南京大虐殺」と題する課題学習で、30万人が虐殺されたとする中国の教科書記述を紹介して教えていたことが明らかになった。
日中戦争の南京戦で報道された日本軍の“百人斬り”が取り上げられるケースも少なくない。元将校2人が、どちらが先に日本刀で100人斬るか競争を始めたという内容だが、戦意高揚のための作り話とされている。だが24年1月に開かれた日教組の教研集会では、長崎県の公立中学校の男性教諭が、百人斬りを事実と断定して中学生に教えていた教育実践が報告された。
教育評論家の石井昌浩氏は「イデオロギーが何であれ、教師は教科書と事実に即して教えるという基本原則を厳守すべきだ」と指摘している。
◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「日本兵は1000人強姦」「脇腹蹴って生死判別」 南京事件で不適切授業 仙台の中学、保護者に謝罪
産経ニュース 2014.9.19 05:00
仙台市の市立中学校で7月、社会科の50代の男性教諭が、日中戦争時に旧日本軍の南京占領下で起きたとされながら存否でも議論がある「南京事件」について、「1000人の婦人が強姦された」とする真偽不明で残虐性を強調する資料などを使って授業を行い、一部の保護者から抗議を受けていたことが18日、分かった。学校側は「不適切な言動があった」などとして保護者に謝罪した。市教育委員会も報告を受けており、授業内容について校長会で注意を呼びかけるという。
同校や市教委によると、男性教諭は指導歴約30年のベテランで、3年生(4クラス)の社会の授業で南京事件を紹介。「日本兵は強姦をした」などと説明し、「死体か死んだふりかは、脇腹を蹴って判別した」などと言って教室内のごみ箱を蹴ってみせたという。
授業では資料も配られ、「南京は日本軍に占領され、恐しい事件の幕が上がった…」と記述。米国での報道や日記などを引用し、「200人の男性が処刑されるのを目撃した」「昨夜から今日にかけて1000人の婦人が強姦されました。ある気の毒な婦人は37回も強姦されたのです」などと書かれていた。
南京事件は中学の歴史教科書の全てに記述されているが、この教諭が紹介した強姦や生死判別行為を記述している教科書はない。
校長によると、男性教諭は授業内容について「戦争の悲惨さを伝えるためだった」と説明し、「不快に思った生徒がいたことは申し訳ない」と反省しているという。校長は「PTAの会合で、不適切な言動と、普段から授業が遅れていたことについて謝罪した」と説明。「不適切な指導があったことについては申し訳ない」と話した。
市教委は「生徒の発達段階を考えると、教諭の言動は不適切。多面的に考察するという文部科学省の学習指導要領に照らしても、資料は中立性と公正さに欠け、別の見解も示すべきだった」としている。
問題発覚後、同校は再発防止のため、男性教諭に指導する職員を付け、授業計画を確認するなどの対策を実施しているという。
南京事件 1937年12月13日、当時の中華民国の首都・南京陥落後、旧日本軍の占領下にあった最初の6週間に起きたとされる事件。犠牲者数については中国側は「30万人」と主張。日本国内では、近年の研究で誇大との見方が定着している「大虐殺派」(十数万〜20万人)、「中間派」(2万〜4万人)、「事件否定派」の3説がある。日本政府の公式見解は「非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」。
◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【高校教科書検定】南京事件「30万人説」、自衛隊「違憲」…誇大、誤解招く記述も
産経ニュース 2013.3.27 00:03
今回の教科書検定では、南京事件の犠牲者について「誇大」とされる30万人説や、自衛隊を違憲だと強調するなど、疑問の残る記述もみられ、一部には検定意見が付いた。
■南京事件
日中戦争で日本軍が多くの中国人を虐殺したとされる「南京事件」の犠牲者数について、国内では戦後長く数十万人以上の「大虐殺派」が主流だったが、過去十数年の研究では、数万人とする「中間派」や虐殺はなかったとする「事件否定派」も有力となってきている。山川出版社は昨年度の検定で、中国政府が主張する30万人説を「学者の間では誇大な数字と考えられている」と初めて記述し、検定も合格した。
しかし、文科省は犠牲者数について、諸説あると示すことだけを求めており、これまで同様、今回も「30万人」や「20万人」といった誇大な数字が続出した。
実教出版日本史Aは「少なくとも10数万人」「30万人以上」とだけ記述したため検定意見が付き、「約20万人や10数万人、またそれ以下など諸説あります」と修正して合格した。
■自衛隊
自衛隊については憲法違反と強調する記述があったほか、軍事行動のため海外派遣を行ったかのように誤解する表現も相次ぎ、検定意見が付けられた。
清水書院の現代政治・経済は、自国以外で活動可能になったことを「憲法や安全保障政策の原則に反するとの批判をまぬがれない」と断定的に記述したため意見が付き、「憲法の平和主義の原則やこれまでの日本の安全保障政策の原則に反するのではないか、との批判もある」と修正。実教出版最新政治・経済の「自衛隊が海外に基地をもつことは、憲法違反の疑いが濃厚」との記述にも意見が付き、「憲法違反との指摘もある」とした。
東京書籍の日本史Bは「アフガニスタンでの軍事行動やイラク戦争の際には、自衛隊の海外派遣を行った」と記述したが、「自衛隊が軍事行動や戦争に派遣されたかのように誤解する恐れがある」との意見が付き、「後方支援や復興支援のため」と修正した。
◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【高校教科書検定】強まる自虐史観 集団自決「軍強制」 慰安婦「連行」
産経ニュース 2013.3.26 22:31
26日に検定結果が公表された高校教科書では、沖縄戦での集団自決について「日本軍が強いた」との表現や、慰安婦について「連行」「強いられた」といった記述がみられ、現行の教科書に比べ自虐的な歴史観に基づく反日的な記述が強まった。いずれも検定意見は付かず、識者から疑問の声が出ている。
集団自決を記述したのは日本史教科書9冊のうち8冊。実教出版の日本史Bは現行版では、日本軍により「県民が集団自決に追いやられたり…」としていたが、今回は「県民が集団自決を強いられたり…」と表現を強めた。さらに「軍とともに死ぬことを求められたりもした」との記述を「軍とともに死ぬことを強制された」とした。
清水書院の日本史Bも、現行版は「日本軍の関与のもと…集団自決に追い込まれた人々もいた」としていた表現を「日本軍によって…」と変えた上、「日本兵による命令によっても集団自決をとげた」との記述も加えた。
平成18年度の検定では文科省が「日本軍が強いた」などと軍命令が読み取れる記述に初めて検定意見を付け、軍強制の記述がいったん削除・訂正されたが、沖縄県側が抗議の県民大会を開くなど強く反発。このため、文科省は訂正申請に応じ直接的な軍命令でなく住民が心理的に追い込まれたとの文意が含まれれば軍強制の記述を容認した。
具体的には「強制的な状況」「強制集団死」といった記述が認められたが、今回の「強いられた」「命令」などは、直接的な軍命令とも受け取れる。文科省は集団自決へのとらえ方は前回と変わっていないとした上で「直接的な軍命令を表現したものではないと判断した」と説明している。
集団自決に詳しい現代史家の秦郁彦氏は「明らかに軍命令があったと受け取れる表現で、修正を求めないのは検定の一貫性を欠く」と指摘。意見を付けない背景には「政府が米軍普天間飛行場の移設問題を進めるため、沖縄の世論を刺激したくないという考えがあったのではないか」とみる。
日本による朝鮮半島統治時代の慰安婦については、日本史教科書9冊のうち8冊、政治・経済では7冊のうち6冊が記述した。
日本政府は19年3月に「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示す資料はない」とする答弁書を閣議決定しているが、清水書院の日本史Aは、「日本軍に連行され、『軍』慰安婦にされる者もいた」と記述。現行版の「慰安婦として連行される者もいた」との表現から強めたが、これも検定意見は付かなかった。
文科省は「明確に強制連行されたとは受け取れない記述なので許容された」と説明している。
教科書問題に詳しい拓殖大学の藤岡信勝教授は「左翼的思想を持つ教科書執筆者たちは、ギリギリの表現で自虐史観の記述に変えようと狙っており、毅然(きぜん)と検定意見を付けて正していかないと不適切な記述が増えていく」と指摘している。
◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 大多数の日本人が米国からの戦後占領教育、朝日新聞、日教組思想教育によって、自虐優等生となった 2014-09-13 | 日録
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 『日本人の誇り』藤原正彦著(文春新書) 2011年(平成23年)4月20日第1刷発行 2012-07-25 | 本/演劇…など
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 河村たかし・名古屋市長が記者会見 南京事件の全面否定は「誤解」と釈明 2012-02-28 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉
.................
↧
繰り返される自虐的偏向授業 南京事件で不適切授業 仙台の中学、保護者に謝罪
↧