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小沢一郎氏裁判 初公判10.6.被告人質問2012.1.10〜11.判決2012.04中旬/残ったのは石川議員の記載ミスだけ

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小沢元代表、12年4月にも判決 陸山会事件
2011/9/14 21:58日本経済新聞
 資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反罪で強制起訴された小沢一郎・民主党元代表(69)の判決が、来年4月中旬にも言い渡される見通しであることが14日、関係者の話で分かった。同日の公判前整理手続きで、東京地裁(大善文男裁判長)が検察側の論告求刑を来年3月9日、弁護側の最終弁論を同19日に行う審理日程を、検察官役の指定弁護士側と弁護側の双方に打診した。
 関係者によると、衆院議員、石川知裕被告(38)=同法違反罪で公判中、9月26日に判決=ら元秘書の証人尋問は10月下旬に始まる予定。小沢元代表の被告人質問は来年1月10、11日の予定。
 この日の整理手続きでは、石川議員が東京地検特捜部による昨年5月の任意の取り調べを隠し録音したDVDと、内容を記載した文書の証拠採用が決定。DVDは「調書の信用性を判断する客観的証拠」として指定弁護士側が証拠請求。DVDの一部の法廷での再生に弁護側も同意した。
 石川議員ら元秘書3人の公判では、録音内容などに基づいて検事の発言が「威迫と利益誘導」に当たると認定され、捜査段階の供述調書の多くの証拠採用却下につながったが、録音の法廷での再生は実施されなかった。
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〈来栖の独白〉
 陸山会事件の判決公判は9月26日。それを睨んでの検察の「調整」は完了した(か)。だが、真っ白無罪を言い渡すほど裁判所が革新的になったとは思えない。微罪でも有罪にするか。そうすればメディアは殊更「有罪」と書き立て、小沢一郎氏の公判は維持できるだろう。「判・検」一体が崩れたとは思えない。
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小沢一郎氏 初公判 10月6日/大善文男裁判長2011-08-12 | 政治/検察/メディア/小沢一郎
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「小沢事件」全内幕/裁判所も認めた世紀の謀略/「調書」大量却下2011-07-13 | 政治/検察/メディア/小沢一郎
 【裁判所も認めた!世紀の謀略「小沢事件」全内幕】「調書」大量却下で小沢元秘書3人の量刑はどうなるのか
日刊ゲンダイ2011年7月12日
*大久保、池田「無罪」、石川「罰金刑」なら猛烈な検察批判が起きるゾ
 東京地裁が供述調書を大量却下した「決定書」は、元秘書3人の量刑にどう影響するのか。小沢元代表本人の無罪が確実視される中、元秘書たちの無罪もあるのか。
「大久保隆規元秘書の無罪は確実」と言うのは、元東京地検特捜部検事で名城大教授の郷原信郎氏だ。大久保氏は陸山会の会計責任者だったが、報告書の作成は当時の秘書だった石川知裕議員と、その後任の池田光智元秘書に任せ切りだった。
「地裁は今回の決定書で、石川氏と池田氏が大久保氏に報告書の虚偽記載を『報告、了承された』と認めた調書を全て却下しました。検察側は大久保氏を聴取した改ざん検事の前田恒彦受刑者の調書の証拠申請をすでに見送っています。他の秘書と虚偽記載を共謀したとして、有罪に問える材料がもはやひとつもないのです」(郷原氏)
 検察に詳しいジャーナリストの魚住昭氏も、決定書を熟読した上で「大久保氏の無罪は間違いない」と言い切った。
 現職議員である石川氏はどうか。「唯一の不安材料は、04年分の報告書で問題となった『10月29日、金4億円、小澤一郎』という借入金の記載についての認識です」と魚住氏がこう言う。
「決定書で石川議員の逮捕後の調書はほとんど却下されましたが、逮捕前の任意調書は証拠採用されています。検察は問題の記載を『りそな銀行から小澤一郎名義で借りた金。小沢本人からの借入金は記載していない』として起訴。石川議員は公判で『文字通り小沢本人からの借り入れ』とし、『不記載にはあたらない』と主張しました。しかし、採用調書で石川議員は『小沢本人からの借り入れを記載』と主張せず、『当時は忙しかったので書き忘れた』との記載が出てくる。この調書をもって、裁判所が不記載を認定するかは微妙なところです」
 とはいえ、検察側に有利な材料はこの一点のみ。「水谷建設からの裏金を隠すため、秘書3人が共謀して収支報告書をごまかした」というストーリーは完全に骨抜きとなり、残ったのは石川議員の記載ミスだけ。池田氏にいたっては、逮捕した理由すら見当たらない。
 郷原氏は「仮に記載ミスで石川議員が有罪になっても罰金刑が関の山」と語り、魚住氏は「罰金刑でも、公民権停止の付かない軽い処分の可能性もある」と言う。
 今月20日の論告求刑。検察側がどうするのか見ものだ。 *強調(太字)は来栖
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陸山会事件・小沢捜査の元特捜大鶴基成氏が早期辞職/この国の政治を失わせた大罪を国民と小沢氏に謝れ!2011-08-02 | 政治/検察/メディア/小沢一郎
 〈来栖の独白2011/08/02〉
 メディアは、「陸山会」による土地取引事件の捜査を主導した大鶴基成・最高検公判部長が1日付で辞職した、と報じた。氏は56歳。定年(63歳)までに7年ほどもある。
 もう、にっちもさっちもいかなくなったのだろう。石川議員については何とか禁固刑に持ち込めるかもしれないが、他の被告2名は無罪だ。
 小沢一郎さんの件でも、検察審査会まで踊らせたものの、陸山会事件公判を見れば無罪は確定的だ。
 検察がこの国の政治を崩壊させた罪は、甚だしく大きい。小沢一郎さんという稀有の政治家を政治の外に追いやった。小沢さんにとって、失われた時間は大きすぎる。そのことによる国民から奪ったものも、計り知れない。
 大鶴さん、どうやって、この罪責を国民に償うのですか。あなた程度のちっぽけな一検察官のクビで償えると思ったら大間違い。この国の政治も時間も取り返せない。
 一片の良心・潔癖があるなら、過ち(罪)を赤裸々に告白し、国民と小沢さんに土下座して謝ってください。あなたのせいで、菅という卑しい男の政権は生まれ、(国際社会における)国益が損なわれた。土下座して見せないと、国民にはわかりません。あなたのしたことを明らかにし、土下座して謝ってください。
 朝日新聞は
“辞職の真相は不明だが、検察内部には「現場に近い立場で小沢氏立件に向けて積極的に捜査を進めたが、検察上層部と対立があり、不満を募らせていたのではないか」との見方がある。”
 と書く。が、検察内部の事情などではないだろう。如何にもお先棒担いで「政治とカネ」でっち上げに協力したメディアらしい筆致だ。

強姦罪の被告に最高裁が無罪判決/小沢捜査の大鶴基成前東京地検次席・佐久間達哉前特捜部長2011-07-26
 小沢捜査」を指揮した大鶴前東京地検次席が退官、佐久間前特捜部長は左遷の「内幕」 家宅捜査も連発した特捜部捜査の限界
 現代ビジネス2011年07月21日(木)伊藤博敏
 小沢一郎民主党元代表を狙った東京地検特捜部の政治資金規正法違反事件の是非が、改めて問われている。
 実行犯の石川知裕元秘書(現代議士)らを裁く「秘書公判」が今秋に判決、検察審査会に強制起訴された小沢氏の初公判が10月に開かれるという現段階で、是非が問われるとはどういうことか。
 検察OB弁護士が解説する。
 「秘書公判を審理する東京地裁(登石郁郎裁判長)は、検察が提出した3秘書の38通の供述調書のうち11通を全文却下、残りも一部を却下しました。その理由を裁判所は、『検察側が心理的圧迫と利益誘導を織り交ぜながら巧妙に誘導した』と、書いています。
 つまり調書は信ずるに値しないというわけで、石川被告が小沢氏に、『虚偽記載を報告、了承を得た』という重要な調書も含まれています。小沢無罪は確定的。3秘書の罪を問えるかどうかも怪しく、検察の捜査手法が改めて問題となっています」
*「特捜検事」のDNAを最も色濃く受け継いだ検事
 大阪地検事件に続く検察の失態だが、その行く末を睨んだように、「小沢事件」の指揮を執った二人の検察幹部が、捜査の第一線から退くことになった。
 ひとりは、最高検の東京担当検事を経て東京地検次席として捜査を指揮した大鶴基成最高検公判部長。大鶴氏は7月末で検察庁を退官、弁護士となる。
 もうひとりは、大鶴氏と長くコンビを組み、「小沢事件」は特捜部長として現場責任者だった佐久間達哉大津地検検事正。8月からは国連アジア極東犯罪防止研修所(アジ研)の所長として刑事司法の様々な問題を取り扱うことになる。
 大鶴氏は、「特捜検事」のDNAを最も色濃く受け継いだ検事といっていい。
 高校時代から田中金脈問題やロッキード事件を解明する検察官の仕事に憧れていたということで、鹿児島の名門ラ・サール高校を経て東大法学部へ。司法修習を経て検事に任官、特捜検事としてゼネコン汚職、総会屋事件などを捜査、2005年4月、念願の特捜部長に就任した。
 特捜部長として手がけた著名案件が、ライブドア事件、水谷建設脱税事件、佐藤栄佐久福島県知事収賄事件などである。いずれも事件の筋を読み、それに沿って供述を取り、立件するという伝統的な検察の捜査手法に則っていた。
*家宅捜査を連発する「大鶴乱射事件」
 意識もまた「特捜検事」そのものである。
 かつて司法修習生向けに、こんな文章を残している。
「そもそも不当に利益を貪ろうという人たちは、摘発されないように巧妙な仕組みを作っているのですから、多少の困難を前にして捜査を諦めたのでは、彼らの思うつぼです」
 大鶴氏にとって特捜検察とは、額に汗して働く国民の側に立ち、地位を利用、不当に利益を得ようとする政治家、高級官僚、企業人などの違法性をチェック、一罰百戒を与える国家秩序の担い手だった。根源には、素朴な正義感がある。
 しかし、権力者には法の穴を突く地位も知識もカネもある。その権力に立ち向かうには、いかに検察といえどもたいへんで、だからといって捜査を諦めたら「彼らの思うつぼ」なのである。
 大鶴流はしつこい。
 捜査の端緒になればいいと、家宅捜索を繰り返す。捜査令状の理由は、後からつければいいという発想で、水谷建設事件では、そのあまりの家宅捜索先の多さから「大鶴乱射事件」と呼ばれたほどである。
 09年3月に大久保隆規秘書を逮捕。その後も追及の手を緩めず、「4億円秘書宅」に目をつけ、その出所がゼネコンからの裏ガネだという目論見のもと、水谷建設ほかのゼネコンを何度も呼んで供述を引き出し、10年1月の「石川逮捕」にまでつなげるのは、まさに「大鶴流」だった。
 佐久間氏は、東大法学部を卒業、司法修習を経て検事に任官、4度、特捜部を経験している。大鶴氏が東京地検特捜部長時代、副部長を務め、佐藤栄佐久収賄事件の際、現場指揮を執った。
 佐久間氏の特捜検事としての能力に疑問符がついているわけではなく、検察庁内の評価も高いのだが、「無理せざるを得ない」という特捜検事の宿命なのか、ここ数年は失点続きである。
 主任検事として捜査を担当した旧日本長期信用銀行の粉飾決算事件では、証取法や商法違反で当時の経営陣を逮捕・起訴したが、いずれも最高裁で逆転無罪判決が下された。また、佐藤栄佐久事件にしても、「特定企業を受注させる行為はあった」としながらも、金銭の認定には至らず、「賄賂なき収賄事件」と、実質的には無罪に等しい高裁判決だった。
 そのあげくの「小沢捜査」である。
*崩れたトライアングル
 佐藤栄佐久事件でコンビを組んだ二人は、捜査を通じて小沢氏の東北談合への影響力を熟知した。その共通認識が、「小沢捜査」の端緒となった西松建設事件を小沢ルートに延ばすきっかけとなり、「何度もチャレンジする」という正義感が、無理な捜査につながった。
 大阪地検事件を機に検察捜査の見直しが始まり、最高検は7月8日、政界を中心とする独自捜査の縮小を決めた。
 「特捜部」という名称は残すものの、財政経済事件にシフト、その理由を笠間治雄検事総長は、こう説明した。
「過度の独自捜査優先の考え方は、過度のプレッシャーを生みかねない」
 これまで検察は、「過度のプレッシャー」のなかから事件の端緒を見つけ出し、立件までのシナリオを書き、それに沿って捜査、供述を取って肉づけをする「シナリオ捜査」を、腐敗する権力の一罰百戒効果と秤にかけ、「日本の利益」のために認めてきた。
 つまり検察にとって「秩序の担い手」は自分たちであり、それを裁判所は認めて99・9%の有罪判決を出し、司法マスコミはそれを支えた。
 しかし、検察と裁判所とマスコミのトライアングルは崩れ始めた。
 「小沢公判」で、裁判所は特捜捜査を認めず、司法マスコミも検察批判を展開、検察自身が組織と意識の改革を約束した。
 その時点で、「小沢捜査」を担った二人の指揮官は責任を取ることを余儀なくされ、大鶴氏は退官、佐久間氏は左遷の道を選んだのである。 *強調(太字)は来栖
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『誰が小沢一郎を殺すのか?』の著者カレル・ヴァン・ウォルフレン氏と小沢一郎氏が対談〈全文書き起こし〉2011-07-29 | 政治/検察/メディア/小沢一郎
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